札幌100マイル

アジアゾーンの動物たち

アジアゾーンの魅力を3人の飼育員がとことんお伝えします!

『アジア館』カテゴリーの投稿一覧

暖かくなってきたので・・・

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今日のレッサーパンダの吊り橋ウォーキングの「キン・ギン」は、飛び地の下まで降りてくました。

登るときにまだなれていなのでまだ見ていてドキドキハラハラします。

 

そして、今日はマレーグマの「ウメキチ」も今年初の屋外展示場にお目見え

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吹雪だというのに

 外は今日も吹雪だというのにわくわくアジアゾーンは快適です。

  コツメカワウソ泳ぎまくってます。

マレーグマは

 なんか、のんびり
 外は猛吹雪だって!
 
レッサーパンダは・・・吹雪の屋外で

 吹雪でもお暑いじゃありませんか
 「ココ」と「セイタ」
  春はもうすぐ?

動物園講座パート4♡ 「コオロギ」

 本日は夜の動物園!

 市民の皆様でにぎわっております♡



 クロザルのガーネットは、寝床の三角コーナーで、16時ころから就寝中♡

 

 
 さて、動物園講座4始めたいと思います↓



 また、昆虫のお話しで、ちょっとテンション下がるかな?・・・

 
 アジアの迷客シリーズですが、こちらはエゾエンマコオロギです。

 夜にお家の周りや公園で、「リッーリッー♪」っと、聞いたことありますね!

 8~9月に発生します。




 右のコオロギはエサ用のフタホシコオロギ。

 違いは一目りょうぜん!

 色や大きさの違いで判断つきますね!!

 奄美諸島や先島諸島に分布。




 こちらは、前回お伝えしていた、コオロギのフンについて。




 アップにすると、




 見えますか?

 化学肥料のようなフンが!

 約150~200匹のコオロギが、2週間すると、こんなにフンをします。

 自然界では、草たちが少々葉をたべられますが、

        お返しにはフンの肥料がもらえる仕組み♡

 生物多様性ですね!





               「いつも楽しい心のふる里」
                ―札幌市円山動物園―


 夜の動物園では、チビーはお母さんとバックヤードに隠れていることが多いです。

  いつもは、三角コーナーで就寝なのですが、やはり警戒しています!
 
 

  


  眠る時でも、オッパイを咥えてます♡




   バックヤードのチビーを見て、つくづく思うことですが、

    「円山動物園って市民の皆様に支えられているな~」ということ。




     チビーが見えなくても、お客様はご理解しており、

      「チビーいないね。あー、たぶん夜は怖がってるんじゃない?、

        後ろに見える部屋で隠れてるんだ!、

             人がいっぱいだししょうがないね!!」

 
       


  
      などと、私がご説明しなくても、温かく見守ってくれています♡

               「私の街に誇れる動物園」、

           今後も持続ができればと思っています。



   

    

動物園講座パート3♡ 「イナゴ?」

 アジアゾーンのメッセージは、

         「生物多様性」と「種の保存」。


 日本人の住むアジア州には、色々な生き物が生息していること、

 その中には種の保存が必要なものがいること、

 しかし、生物が多様にいるということは、自然が豊かでもあることなど、

 あらためて感じてほしいと思っています。




 ワウワウテナガザル、絶滅危惧種、分布:ジャワ島西部、

     現状:生息地の断片化、狩猟などで減少中、推定300頭未満。


 種として、自然界の役目は様々。

    絶滅してしまえば、時が経つにつれて、

      その森のバランスが崩れてしまうことが多い・・・


 
 さて、講座パート3は「イナゴ?」↓


 実は札幌にいるのは、「イナゴモドキ」 でした♡  



 エサの青草にまぎれて来た迷客です。

 
 大きさはこれくらい。

 このサイズのバッタの中では、飛翔距離が長いです!そして早い!!




 バク裏の草原に放獣するとこんな感じ。

 つくづく、保護色って、本当によくできている!

 

 
             「いつも楽しい心のふる里」
              ―札幌市円山動物園―


 8~9月に発生して、イネ科の草を食べます。



 バッタやコオロギの飼育経験をした方は解ると思いますが、

        まあまあ、よく食べて、よくフンをします!



 自然界の役割は、草原に肥料をまく生き物ではと思っています。

  というのも、フンはすぐに乾燥するので、そのまま鉢植えなどに使えます。

   そして、効果は抜群!

    フンは一見すると、人間が作った化学肥料の形ですが、

      人が肥料を作ると、手間や費用など、時間がかかるもの・・・

 

  身近な草原にイナゴモドキがいたら、観察してみて下さい♡

    恐らくその草原は肥料でうるおった場所では!

     ジジジジジジ♪と鳴いたらオスのしるし♡

      近くにメスがいる時に鳴くようです♡♡





動物園講座パート2♡ 「雨は冷たい?」

 8月から、すっきりしない天気が続いていますね・・・

 昨日、麦ワラを秋用に代えた、麦ワラです。




  
  さて、不定期ですが、動物園講座はじめます♡

  前回は蝶のお話し、覚えていますか?

  コキマダラセセリという、一見すると「ガ」と思うチョウでした。

  札幌では7月に発生する種でしたね!




  さてさて、今日はカサのお話しです↓



  雨でも動物は、カサさしません。

  当たり前ですね~。

  木陰に隠れながら、にわか雨をやりすごしています。





  よく見ると、シシオザルの毛は茅葺屋根になっています!

  まあまあ、水が下へとシタタル、シタタル♡

  適時には、体をブルブルするので、すっかり水分がふっ飛びます!!





 クロザルのガーネットには、

 雨用に小さいあずま小屋を作ってやりましたが、、、

 やはり、まったく入りません・・・。





 上部の角で雨宿り。

 背部には、闘争防止用のアクリル板があるので、

 雨宿りには最適な場所♡

 自前の茅葺があるので、あずま小屋には近づきもせず・・・

 ちょっと退屈のようで、ウトウト寝だしました♡♡





              「いつも楽しい心のふる里」
               ―札幌市円山動物園―

 

  シシオのチビーはお母さんのお腹で余裕の雨宿り♡

   一雨済んで、エサ場に降りてきたところです。




  動物のカサはそれぞれ違います。

   例えば、ヒツジ!
  
    毛穴から出る強力な油によって、毛は防水♡

     きっと水に入れば、プカプカ浮くんでしょうね!



   例えば、チンパやオラン!

     体毛は解りやすく言うと、アクリルでできた毛です。

      触るとギシギシしています。

       水を通しにくい毛なので、熱帯のスコールもへっちゃらということですね!
     


   
   例えば、クマ、レッサーパンダ、フラミンゴなどなど・・・

     ちょっと地味な雨の日ですが、

      動物たちのカサはどうなっているのか?

       観察してみて下さい♡

         でも、動物からすると、人間は何でカサ持っているのか?

           不思議に見られているのかも知れませんね。。



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