札幌100マイル

*un journal*

自分のアンテナにひっかかったものを綴った日記

*un journal*

自分のアンテナにひっかかったものを綴った日記

『ドキュメンタリー』タグの付いた投稿

映画 『JAPAN IN A DAY (ジャパン イン ア デイ)』

20121103-00.jpg

「あなたの2010年7月24日の1コマを撮影して送ってください。」
というリドリー&トニー・スコット兄弟の呼びかけに、世界中から
動画が投稿された世界初のソーシャルネットワークムービー
LIFE IN A DAY 地球上のある一日の物語』。
映像編集が素晴らしく、なんでもない日常の1コマが妙に美しく、
ユーモラスで感動的な作品に仕上がっていた。

そして2012年3月11日。
「東日本大震災から1年後、あなたは何をしていましたか?」
世界12カ国から8000本もの動画をつなぎ合わせたら、
一本の特別な映画ができました。

本作 『JAPAN IN A DAY (ジャパン イン ア デイ)』は、
被災地を中心に編集されています。
一年前の出来ごとに想いを馳せる瞬間、ありきたりの日常を
過ごす瞬間、プロポーズをする瞬間、出産の瞬間...。
ありふれた日常が愛おしく、私たちが決して忘れる事のない
想いが詰まった作品です。

印象的なのが、子供たちが多く撮られていること。
ピュアでエネルギッシュな子供たちの笑顔に希望とパワーを
感じました。

JAPAN IN A DAY (ジャパン イン ア デイ) 
2012年3月11日。2011年のその日に起きた東日本大震災から1年後、
人々はどのような24時間を送り、どのようにそのときを迎えたのか。
1年前の出来事に思いをはせる瞬間、いつもの日常を過ごす瞬間、
そしてプロポーズをする瞬間。人々が迎えたいくつもの瞬間がつながり、
あれから1年後の1日の物語が出来上がる。


監督:フィリップ・マーティン、成田岳
製作総指揮:リドリー・スコット&トニー・スコット
ナレーション:向井理
上映時間:1時間32分
<公式サイト>japan-in-a-day.gaga.ne.jp

11月3日(土)より、シアターキノにてロードショー 


過去の映画レポはこちら★

映画 『うまれる』



-上映はとっくに終了しましたが、備忘録として-

「赤ちゃんは親を選んで生まれてくる」という子どもの
胎内記憶をモチーフに、4組の夫婦の姿を通して、
妊娠から出産、そして出産と隣り合わせにある不妊や
流産・死産といった命のドラマをめぐるドキュメンタリー。

豪田監督の男性目線で撮られた本作は、押しつけ
がましさがなく、優しさに溢れている。

出産未経験のワタシも、生まれてくることの意味や
家族のあり方や自分の生き方、人とのつながりに
ついて深く考えさせられ、涙があふれた。

「うまれる」って素晴らしい!
両親に感謝。 命の尊さに感謝。

うまれる
伴 真和(31歳)、まどか(31歳)夫婦は、結婚して約1年。妊娠6カ月のまどかは、
初めてのお産が楽しみな反面、さまざまな不安も抱えている。なかでも一番の
心配は、自分が果たして良い親になれるのかどうかということ。いつも笑顔の
彼女だが、実は幼い頃に母親から虐待された辛い経験を持ち、彼女が中学生
のときに離婚して家を出た母親とは絶縁状態だ。


企画・監督・撮影:豪田トモ
プロデューサー:牛山朋子
ナレーション:つるの剛士
上映時間:1時間44分
「公式サイト」


過去の映画レポはこちら★

映画 『アルゼンチンタンゴ 伝説のマエストロたち』



映画レビューUPが遅れまくりですが...

アルゼンチンタンゴの黄金時代を築いた巨匠(マエストロ)たちの
歌と演奏を収めた音楽ドキュメンタリーを観てきました。

アルゼンチンタンゴと言われても、映画 『12モンキーズ』 で
知ったアストル・ピアソラのCDを聴いていた程度。

恥ずかしながら、本作に出演のマエストロを誰も知らなかった...。
そんなタンゴの知識に乏しい私でも十分に楽しめました!

内容は、『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』 のアルゼンチン
タンゴ版といった感じで、コラソン(タンゴの魂)を感じる演奏が
素晴らしい。 後半の一夜限りのコンサートは圧巻。

マエストロたちが奏でる艶やかな旋律に酔いしれ、タンゴの魅力に
どっぷり浸ることができました。

やっぱり、音楽って素晴しい! 

タンゴに人生のすべてを捧げてきたマエストロたちが素敵すぎ。
歳を重ねることは素晴しいなぁと心から思える作品です。



そうそう、早速サントラ
「Cafe de los Maestros」 購入。

ピアソラ以来のタンゴCDかも。

アルゼンチンタンゴ 伝説のマエストロたち   
2006年、ブエノスアイレスの最も古いレコーディングスタジオに、名曲集アルバム
「CAFE DE LOS MAESTROS」を収録するため、1940年代から50年代に活躍し、
アルゼンチンタンゴの黄金時代を築いたスターたちが結集した。激動の歴史を生き
抜いてきた音楽家たちが、タンゴと祖国への熱い思いを語る。


原題:Cafe de Los Maestros
監督:ミゲル・コアン
出演:オラシオ・サルガン/レオポルド・フェデリコ /マリアーノ・モーレス
    カルロス・ガルシーア/ホセ・“ペペ”・リベルテーラ/ビルヒニア・ルーケ  ほか
上映時間:1時間32分
「公式サイト」

■シアターキノ にて上映中 


過去の映画レポはこちら★

映画 『ザ・コーヴ』



和歌山県太地町で行われているイルカ漁をとらえた、
なにかと話題のドキュメンタリー映画 『ザ・コーヴ』。

第82回アカデミー長編ドキュメンタリー賞を受賞し、
自らの目で内容を確かめたいと思い映画館(シアターキノ)へ。

公開初日ということもあり、警備員が配置されていたが、
これといった混乱もなく、いつもと変わらないシアター内。 
作品の内容からか、客入りはイマイチ。

まず観終わって思ったことは、この作品はドキュメンタリー
とは呼べないということ! 

この作品がフィクションであれば、隠しカメラで撮影した映像を
サスペンス映画さながらの怖さを助長する編集はお見事。
娯楽作品としては優れているが、その内容は違和感だらけ。

イルカを特別視し、漁師の意見を聞かない製作側の一方的な
主張はいかがなものか? 引用データも曖昧で説得力に欠ける。

日本の伝統・食文化を一方的に非難され、ただ虚しさが残った。

『靖国 YASUKUNI』 同様に、騒ぎ立てるほどの内容では
ありませんでしたが、逆境にもめげず上映に踏み切った
映画館にはエールを送ります!

それにしても、この映画を受賞させるアカデミー賞には
正直がっかり...。

ザ・コーヴ   「公式サイト」
1960年代に人気TV番組「わんぱくフリッパー」で調教師兼俳優として活躍した
リック・オバリーは、和歌山県の太地町で行われているイルカの追い込み漁を
知り、イルカ漁中止を訴えて太地町を訪れる。入り江に隠しカメラを設置した
撮影隊は、イルカ漁のみならず、イルカの水銀問題、イルカ肉偽装などの問題
を次々と明らかにしていく。


原題:The Cove
監督: ルイ・シホヨス
出演:リチャード・オバリー/ルイ・シホヨス/サイモン・ハッチンス  ほか
上映時間:1時間31分    <PG-12>

■シアターキノ にて上映中

過去の映画レポはこちら★


映画 『キャピタリズム ~マネーは踊る~』



『ボウリング・フォー・コロンバイン』で銃社会を、
『華氏911』ではイラク戦争を起こしたブッシュ政権、
『シッコ』では医療問題と、アメリカ社会の闇を
ズバズバと斬ってきたマイケル・ムーア監督。

本作のテーマはタイトル通り、キャピタリズム(資本主義)。
アメリカ経済のカラクリをムーア流にユーモアを交えて
分かりやすく暴いていく。

テンポが良くて面白く、経済の勉強にもなった
のですが、ドキュメンタリーの2時間越えは長い。

M・ムーアの名が知れ渡ったせいか、アポなし
突撃取材シーンが減ったような気がする。

次回作も期待しているので頑張ってね、M・ムーア!

キャピタリズム ~マネーは踊る~   「公式サイト」
2008年9月15日、リーマン・ブラザーズの経営破綻は大規模な金融危機を
引き起こし、世界経済は100年に一度と言われる同時大不況に陥った。
アメリカでは住宅市場の大暴落と企業や銀行の倒産で、自宅や職を失う
人々が続出。本作を撮影中だったムーア監督は、$マークのついた大袋を
手にウォール街へと突入して行く。


原題:Capitalism: A Love Story
監督:マイケル・ムーア
出演:マイケル・ムーア ほか
上映時間:2時間7分

■スガイシネプレックス札幌劇場 にて上映中


過去の映画レポはこちら★

pageTop