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*un journal*

自分のアンテナにひっかかったものを綴った日記

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『行定勲』タグの付いた投稿

映画 『パレード』



吉田修一氏原作の 『パレード』 を行定勲監督が映画化。

『パレード』 といえば、第60回ベルリン国際映画祭で、
国際批評家連盟賞を受賞しましたねぇ。 
若松孝二監督の 『キャタピラー』 で最優秀女優賞を
受賞した寺島しのぶさん共々おめでとうございます!

原作をほぼ忠実に描いた本作は、都内のマンションで
奇妙な共同生活を送る男女を描いた人間ドラマ。

本心を偽り表面的な人間関係を保っている若者たちの
姿を、覗き見しているような不思議な感覚で鑑賞。
 
微妙な距離感や空気感まで伝わってきて
結末を知っているにもかかわらず、ゾワゾワ怖い...。

そしてキャスティングが絶妙。
貫地谷しほりちゃんや小出恵介くんは自然体でリアリティ
のある演技が◎。 未来役の香里奈ちゃんが予想外に良かった。 
男娼という難役にチャレンジした林遣都くんは今後の活躍が
ますます楽しみっ。 

小説を読んでいないと後半の展開を唐突に感じたり、
???な点も多いかも知れませんが、観た人がそれぞれ
違った感じ方や解釈をできるところが、この作品の魅力。

コチラのサイトキャラクター診断をやってみると
ワタシの闇に潜むキャラクターは 「サトル」 でした。 
ある意味当たっているかも...ミステリアスではないけどね。


パレード   「公式サイト」
都会の片隅でルームシェアをする、健康オタクの会社員・直輝、自称イラストレーターの
未来、無職で恋愛依存症の琴美、大学生の良介の4人のもとに、男娼をしている謎の
少年・サトルが転がり込んでくる。時を同じくして、町では女性連続暴行事件が多発していた。


監督・脚本:行定勲
原作:吉田修一 (第15回山本周五郎賞受賞「パレード」)
出演:藤原竜也/香里奈/貫地谷しほり/林遣都/小出恵介 ほか
上映時間:1時間55分

■シアターキノ にて上映中

過去の映画レポはこちら★

映画 『今度は愛妻家』



行定勲監督×豊川悦司×薬師丸ひろ子が贈る
大人のラブファンタジー。

結婚10年目の夫婦の物語ということで、あまり
期待せず(←ごめんなさい)試写会へ。

アレレレ号泣...行定マジックにやられたっ。

キャスティングが良く、ダメ夫「俊介」を演じるトヨエツ
しっかり者の妻「さくら」を演じる薬師丸さんがハマリ役。
2人のコミカルでテンポの良い掛け合いが楽しい(笑)

俊介の助手を演じる濱田岳くんの好演も光りますが
オカマの文太を演じる石橋蓮司さんの怪演ぶりは
強烈なインパクト。 コレは助演男優賞もの! 

劇中、さくらが何度も口ずさむ「夢の中へ」の歌詞が
心に残る。 ♪探し物はなんでか?見つけにくい物ですか?♪
気持ちは素直に伝えなくっちゃねぇ。

※映画公開がクリスマスシーズンじゃないのがちょっと残念。
(ワタシは12月に試写会で観たのでラッキーかも)

今度は愛妻家   「公式サイト」
俊介はかつての人気カメラマンだが、今はろくに仕事もせずだらけた日々を過ごす
ダメ亭主。結婚10年目を迎えたある日、何かと世話を焼く妻のさくらが旅行に出かけ、
しばしの独身気分を味わう俊介だったが、さくらが何日待っても戻らないことに次第に
不安を募らせていく。


監督:行定勲
主題歌:井上陽水
出演:豊川悦司/薬師丸ひろ子/水川あさみ/濱田岳/石橋蓮司  ほか
上映時間:2時間11分

■1月16日(土)より
ユナイテッド・シネマ札幌,札幌シネマフロンティア ほか全道でロードショー 


過去の映画レポはこちら★

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