札幌100マイル

*un journal*

自分のアンテナにひっかかったものを綴った日記

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『ウディ・アレン』タグの付いた投稿

映画 『人生万歳!』


(またしてもレビュー放置しまくり...)

ウディ・アレン監督の通算40作目となる本作は、
久しぶりのニューヨークを舞台に描く、落ちぶれた
元物理学者の中年男と南部からの家出娘の
奇妙な恋愛模様を映し出す。

それでも恋するバルセロナ』はまだしも、前作
イマイチだったので、あまり期待せず鑑賞。

ウディ・アレン節全開で面白い!
シニカルでウィットに富んだ会話を堪能。

主演は、ウディ・アレンの分身と思われる偏屈な
中年男を演じるラリー・デヴィッドと、気になる
新ミューズは 『レスラー』 のエヴァン・レイチェル・ウッド

登場人物のなんでもありの恋愛模様が楽しく、
パトリシア・クラークソン扮する目覚めた?ママの
大変身ぶりにビックリ(笑)

そう、本作の原題は 「Whatever Works=なんでもあり」。
人を傷つけたりしなければ、人生なんでもありってことで
「人生万歳!」 と思えるハッピーな映画でした。

人生万歳!
現代のニューヨーク。かつてノーベル賞候補だった天才物理学者のボリスも、今では
社会から孤立し自堕落な日々をおくる気難しい初老の男。ある夜、ボリスの家に
南部の田舎町から家出してきた娘メロディが転がり込み、そのまま居座ってしまう。
2人は生活をともにするうちにひかれあい、年の差を乗り越えて結婚するが...。


原題:Whatever Works
監督・脚本:ウディ・アレン
出演:ラリー・デヴィッド/エヴァン・レイチェル・ウッド
    パトリシア・クラークソン、エド・ベグリー・Jr.、ヘンリー・カビル  ほか
上映時間:1時間31分    <PG12>
「公式サイト」

■シアターキノ にて上映中 


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映画 『ウディ・アレンの夢と犯罪』



ウディ・アレン監督の 『マッチポイント』 『タロットカード殺人事件』
に続くロンドン3部作の最終章。

ミューズ(スカーレット・ヨハンソン)は出演していませんが
兄弟役でユアン・マクレガーコリン・ファレル
共演ということで楽しみにしていた作品です。

ふとしたことから破滅に向かう兄弟の悲劇。
会話のテンポが良く、俳優陣の演技も見応えがある
ものの、過去のアレン作品と比べると平凡なサスペンスと
いった感じで物足りない。 ラストはあっけなさすぎっ。

どう見ても似ていないユアンコリンが兄弟と
いうのは無理があるだろうと思っていましたが、コリンの
小心者ぶりがお見事で、絶妙のキャスティングでした。

ウディ・アレンって日本ではあまり人気がないのかなぁ?
それでも恋するバルセロナ』 より前の作品なのに
日本公開まで3年もかかっているし、監督の名前を
付けちゃう邦題ってセンスがなさすぎる...。
おまけに札幌公開初日鑑賞にもかかわらず
客数が寂しすぎる。

アレン監督も75歳と高齢ですが、次回作に期待してますっ。

ウディ・アレンの夢と犯罪   「公式サイト」
ビジネス界での成功を夢見る兄イアンと、ギャンブル好きの弟テリーは、小型
クルーザーを購入し、カサンドラズ・ドリーム号と名付ける。イアンは恋人相手に
分不相応な見栄をはりながらも、新生活を夢見ていた。だがギャンブルで大負け
したテリーが巨額の借金を背負ってしまう。兄弟は大金持ちの伯父ハワードに
助けを求めるが、彼からとんでもない“頼みごと”を持ちかけられ...。


原題:Cassandra's Dream
監督・脚本:ウディ・アレン
出演:ユアン・マクレガー/コリン・ファレル/ヘイリー・アトウェル
    サリー・ホーキンス/トム・ウィルキンソン/フィル・デイヴィス
    ジョン・ベンフィールド/クレア・ヒギンス ほか
上映時間:1時間48分

■シアターキノ にて上映中 

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映画 『それでも恋するバルセロナ』



それでも恋するバルセロナ
ひと夏を過ごすため、アメリカからバルセロナにやってきた親友同士の
ヴィッキーとクリスティーナ。そこで、2人は同時に、セクシーな画家
フアン・アントニオに惹かれていく。そこに画家の元妻まで現れて・・・


ウディ・アレンが、バルセロナを舞台に、ひと夏の恋を
シニカルに描いたラブ・ストーリー。

複雑な四角関係を繰り広げる登場人物たちには、あまり
共感できなかったが、セクシーな画家アントニオの直球
ストレートな口説き文句など、男と女の小粋なセリフは魅力的。
ラテン音楽にのせてテンポも良いが、説明しまくる
ナレーションは余計かも。

見どころは、恋愛観やタイプの違う三人の女優の競演。
まじめな青年と婚約中の堅実派なヴィッキー(レベッカ・ホール
自由奔放に愛を求める情熱家クリスティーナ(スカーレット・ヨハンソン
アントニオの元妻で、激情家で天才肌のマリア(ペネロペ・クルス

本作でオスカー助演女優賞を受賞したペネロペは、後半からの
登場ながらバツグンの存在感。
ハビエル・バルデムとのスペイン語バトルも見どころ。

美しい街並み、ガウディの建築物や名所が随所に散りばめられ
バルセロナの魅力が満載。 スペインワインにスパニッシュギターの
美しい音色...このシチュエーションなら恋に落ちちゃうかも...。

原題:Vicky Cristina Barcelona
脚本・監督:ウディ・アレン
出演:スカーレット・ヨハンソン、レベッカ・ホール、ペネロペ・クルス
    ハビエル・バルデム、ほか
上映時間:1時間55分
「公式サイト」

ユナイテッド・シネマ札幌,札幌シネマフロンティア にて上映中 


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