札幌100マイル

*un journal*

自分のアンテナにひっかかったものを綴った日記

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『ファティ・アキン』タグの付いた投稿

映画 『ソウル・キッチン』

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『愛より強く』 『そして、私たちは愛に帰る』 などの
ファティ・アキン監督による、ハンブルクの大衆
レストランを経営する弟と服役中の兄を中心に友情や
恋愛を描いた人生賛歌。

なんといっても音楽センスが抜群。
ノリとテンポが良く、ドイツ映画とは思えないファンキーな面白さ。

本作の共同脚本も手掛けた主演のアダム・ボウスドウコスは、
俳優の傍らレストランを経営するオーナーだとか。
さらに、兄のイリアスを 『ラン・ローラ・ラン』 『es(エス)』 の
モーリッツ・ブライブトロイが演じ、このダメダメ兄弟の
おバカなドタバタぶりが憎めなくて、ついつい応援したくなる(笑)

天才シェフを演じる 『愛より強く』 のビロル・ユーネル
イイ味を出していますが、出番が少なすぎだし、もっと
いろいろな料理を観たかったなぁ。

キャストが魅力的で、愛と笑いに溢れるハッピーな作品。
エンドロールもカッコイイし、サントラは買いでしょっ。

ソウル・キッチン
レストラン「ソウル・キッチン」を経営するジノスは、恋人とは遠距離恋愛になり
腰を痛め、仮出所してきた兄のイリアスに頼られるなど、うまくいかない日々を
過ごしていた。そんなある日、新しく雇ったシェフの料理が評判を呼び、店は
大繁盛となる。そこでジノは、店を兄に任せて上海へ向かおうとするが...


原題:Soul Kitchen
監督・脚本・プロデューサー:ファティ・アキン
出演:アダム・ボウスドウコス/モーリッツ・ブライブトロイ
    ビロル・ユーネル/アンナ・ベデルケ/フェリーネ・ロッガン
    ルーカス・グレゴロビッチ/ドルカ・グリルシュ
    ボータン・ビルケ・メーリング/デミール・ゲクゲル  ほか
上映時間:1時間39分
「公式サイト」 http://www.bitters.co.jp/soulkitchen/

■シアターキノ にて上映中

過去の映画レポはこちら★

映画 『そして、私たちは愛に帰る』



そして、私たちは愛に帰る 
ハンブルクに住む大学講師ネジャットの父親アリは、ブレーメンで一人暮らしだったが、
同じトルコ出身の娼婦イェテルと暮らし始める。ところが、アリとの口論からイェテルを死なせてしまう。
ネジャットはイェテルが故郷トルコに残してきた娘アイテンに会うためにイスタンブールに向かう。


素晴らしい人間ドラマ。 見応えがありました。

監督・脚本は、『愛より強く』のトルコ系ドイツ人のファティ・アキン。
ドイツが抱えるトルコ移民の問題をベースに、すれ違う3組の親子の
出会いと別れを3部構成で描いた秀作。

ドイツで暮らすトルコ人のネジャットと父アリ。
トルコからドイツへ出稼ぎにきたイェテルと、反政府活動家の娘アイテン。
アイテンを助けようとするドイツ人のロッテと、猛反対する母スザンヌ。
すれ違い、反発し合いながらも強く結びつく親子の絆が印象的。
エンドロールまで続くラストシーンは余韻が残る。

個人的には、料理やドリンク、オリエンタルな音楽も魅力的な映画。

公式サイト  シアターキノにて公開中  上映時間:2時間2分

過去の映画レポはこちら★

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