札幌100マイル

*un journal*

自分のアンテナにひっかかったものを綴った日記

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『リメイク』タグの付いた投稿

映画 『ツーリスト』



アンジェリーナ・ジョリージョニー・デップが初共演し、
フランス映画 『アントニー・ジマー』 をリメイクした話題作。

2大スターの共演にワクワクしながら観てみると...

アレっ?本当に 『善き人のためのソナタ』 のフロリアン・
ヘンケル・フォン・ドナースマルク監督の作品なのかしら?
って思うくらい、雑でベタなんですけど...。

見どころは、主演の2人とヴェニスやパリの美しい映像かも。

アンジー姐さんは、文句なく美しい!
エレガントなファッションやしぐさにうっとり。

ジョニデは、パジャマ姿が可愛かったのですが、平凡な
普通の役すぎて、他の俳優でもよかったような...。

う~ん、『食べて、祈って、恋をして』 同様に観光映画と
しては楽しめました。

ツーリスト
イタリアへ傷心旅行にやって来たアメリカ人のフランクは、ナゾの美女エリーズと
運命的な出会いを果たす。しかし、彼女と恋に落ちたフランクは、いつしか巨大な
陰謀に巻き込まれていく。


原題:The Tourist
監督:フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク
出演:アンジェリーナ・ジョリー/ジョニー・デップ/ポール・ベタニー/
    ティモシー・ダルトン/スティーブン・バーコフ/ルーファス・シーウェル ほか
上映時間:1時間43分
「公式サイト」 http://tourist-movie.jp/

■ディノスシネマズ札幌劇場,ユナイテッド・シネマ札幌,
札幌シネマフロンティア ほか全道で上映中 


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映画 『3時10分、決断のとき』



1957年の西部劇 『決断の3時10分』 のリメイク版。

あまり得意なジャンルではないけれど、ラッセル・クロウと
クリスチャン・ベイルの演技派二大共演は見逃せないっ。

西部劇を観るのは久しぶりですが、見応えのある
渋カッコイイ映画でした。

生き方や性格が違う男同士の深い絆や男の美学にシビレまくり。  
男の意地と誇りを貫こうとする姿にグッときた。

ラッセル・クロウ演じるベン・ウェイドがとても魅力的。
冷酷な悪党でありながら、女性には優しく、頭がいい。
ラッセル・クロウの目の演技が◎
メタボな時もありましたが、やっぱりラッセルLOVE。

強盗団のナンバーツーを演じたベン・フォスターの好演が
光ったため、牧場主ダンを演じたクリスチャン・ベイルが
ダークナイト』『ターミネーター4』に続き、かすんじゃったかも。

それにしても、この作品が単館で1日二回上映は悲しいなぁ。

3時10分、決断のとき   「公式サイト」
妻と二人の息子と暮らす牧場主ダンは、地主から借りた金を返せずに土地からの
立ち退きを迫られていた。ある日、ダンは強盗団のボス、ベン・ウェイドが逮捕され、
刑務所があるユマ行き3時10分発の列車で護送を志願する。


原題:3:10 TO YUMA
監督:ジェームズ・マンゴールド
原作:エルモア・レナード 「決断の3時10分」
出演:ラッセル・クロウ/クリスチャン・ベイル/ピーター・フォンダ
    ベン・フォスター  ほか
上映時間:2時間2分

札幌シネマフロンティアにて上映中


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映画 『HACHI 約束の犬』

 

HACHI 約束の犬】
アメリカ郊外のベッドリッジ駅。迷い犬になった秋田犬の子犬を偶然保護した
パーカー・ウィルソン教授は、妻の反対を押し切り、その子犬を飼うことにする。
首輪についていたタグに刻まれていた漢字から「ハチ」と名づけられた子犬は、
パーカーのあふれるような愛情を受けてすくすくと成長していく。いつからか、
夕方5時になると、駅前で帰宅するパーカーを出迎えるのが日課となったハチ。
一人と一匹の間に育まれた深い愛情と信頼は、ずっと続いていくと思われが・・・。


実在した「忠犬ハチ公」の実話をハリウッドで映画化。

1987年に日本で映画化した『ハチ公物語』を観て号泣した
過去をもつ私。 ハリウッド版は正直興味がなかったのですが、
『マイライフ・アズ・ア・ドッグ』『ギルバート・グレイプ』
『サイダーハウス・ルール』など、大好きなラッセ・ハルストレム
監督ということで、試写会へ。

日本版のハリウッドリメイク程度に考えていたら、実話を
リスペクトし、シンプルかつストレートな作品に、ストーリーが
わかっているにもかかわらず、涙腺緩みっぱなし...。
※試写会じゃなければ、ティッシュ片手に声を上げて泣きたいくらい(笑)

見どころはなんといっても、ハチの愛くるしさと健気さ。
子犬時代のハチは柴犬が演じ、大人になってからの
ハチは、それぞれの年代を3匹の秋田犬が演じ分けて
いるそうですが、アメリカで最高の犬トレーナーに指導して
もらったというみごとな演技?はオスカーもの。

幼犬時代は無条件に可愛い! 成犬は愛くるしく演技派。
老犬が駅で待ち続ける姿は...(涙)
犬目線の映像も良く、ギア様は本当の飼い主かのような
自然でやさしさにあふれた演技は◎。

大きなスクリーンで、愛くるしいハチの姿を堪能するのも良いけれど
こっそり部屋で観て、声を出して泣きたい気もするなぁ。

原題:HACHIKO A DOG'S STORY 
監督:ラッセ・ハルストレム
出演:リチャード・ギア、ジョーン・アレン 他
日本語吹替え版・声の出演:北大路欣也、真矢みき、柴田理恵 他
上映時間:1時間33分
「公式サイト」

「ハチの日」 8月8日(土)より
札幌シネマフロンティア,ユナイテッド・シネマ札幌,ディノスシネマ ほか
全道でロードショー 


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映画 『チェイサー』

the chaser

チェイサー
元刑事のジュンホはデリヘル嬢の斡旋業に身を落としていた。最近、斡旋した
女性が相次いで行方不明になり、そのうち一人の女性の携帯電話の着信履歴
から不審な男を見つける。彼は女性たちの居場所を聞き出そうと単独で調べるが、
この男、ヨンミンこそ殺人鬼だった。


韓国で起きた連続殺人事件(ユ・ヨンチョル事件)をベースにした
クライムサスペンス。 実在の事件をベースにした韓国映画といえば
『殺人の追憶』 を思い浮かべる人も多いはず。
『殺人の~』の方は、犯人が姿を見せないのに対して、『チェイサー』は
早い段階で観客に犯人の姿を見せる。 ネタバレと思いきや、なかなか
犯人にたどり着けないスリリングな展開と緊張感に終始圧倒されっぱなし。
韓国らしい生々しさや、救いようのないラストに愕然としつつ、
もう、スゴイ映画なんですっ!

見所は主演の二人の圧倒的な演技力。
たった一人で殺人鬼を追うデリヘル斡旋業を営む元刑事ジュンホ役は
『ヨコヅナ・マドンナ』のキム・ユンソク。 
ダメおやじが、後半カッコ良く見えてくるから不思議。
殺人鬼・ヨンミン役を『ブレス』のハ・ジョンウ
どこにでもいそうな青年の狂気に満ちたリアルな演技から目が離せない。

『殺人の追憶』や『オールドボーイ』がニガテな方にはおすすめできませんが、
人間心理を鋭くえぐる、もの凄い映画です。

レオナルド・ディカプリオがリメイクすることで話題ですが、『インファナル・アフェア』
の二の舞にならないことを祈るばかり...。

英題:THE CHASER
監督・脚本:ナ・ホンジン
出演:キム・ユンソク/ハ・ジョンウ/ソ・ヨンヒ/キム・ユジョン
    チョン・インギ/チェ・ジョンウ
上映時間:2時間5分  R-15
「公式サイト」

ユナイテッド・シネマ札幌 にて公開中  


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映画 『バンコック・デンジャラス』 100マイル試写会



バンコック・デンジャラス
世界を股にかけるプロの暗殺者ジョーは、自身で決めたルールを徹底し100パーセントの
成功率を誇っていた。プラハでひと仕事を終えた彼はその本能で引退の時期を悟り、
最後の仕事場所としてタイの首都バンコクを選ぶ。4件の暗殺を成功させるため彼は
現地のアシスタントにコンを選ぶ。


ニコラス・ケイジ主演のアクション映画。
ダニー&オキサイド・パン兄弟監督のタイ映画『レイン』のセルフリメイク。

オリジナルは、耳の聞こえない殺し屋が主役で香港ノワールを思わせる
スタイリッシュな作品だったはずが、大胆なハリウッド・リメイクで予想通り
の別物になっている。

テンポ良く仕上がっていて、タイのエキゾチックな街並みや水上マーケットなど
楽しめるシーンもあるが、ジョー役のニコラス・ケイジが世界をまたにかける
クールな暗殺者に見えないし、作品自体もデンジャラス感がうすい。
アクション映画として観るとオリジナルより面白いかも知れないが、
ニコラス・ケイジが特別出演したVシネマといった感じでもったいない。
 
このところアタリがないニコラス・ケイジ...いつからこうなっちゃったんだろう。
『リービング・ラスベガス』が懐かしい。

監督:オキサイド・パン/ダニー・パン ( 『the EYE』 『レイン』 )
出演:ニコラス・ケイジ/チャーリー・ヤン/シャクリット・ヤムナーム

「バンコック・デンジャラス」公式サイト

2009年5月9日(土)より、ユナイテッド・シネマ札幌 ほか全道で公開。
上映時間:1時間40分

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