札幌100マイル

*un journal*

自分のアンテナにひっかかったものを綴った日記

*un journal*

自分のアンテナにひっかかったものを綴った日記

『伝記映画』タグの付いた投稿

映画 『ココ・シャネル』 100マイル試写会



ココ・シャネル
1954年パリ。15年の沈黙を経て、復帰コレクションを開催したココ・シャネルだったが、
評論家や顧客たちに酷評され、落胆するココと、ビジネス・パートナーのマルク・ボウシエ。
ココは、孤児だった自分がお針子となりデザイナーとしての地位を築いた日々を回想する...。


世界で最も有名なデザイナー、ココ・シャネル。
今年は、シャネルの生誕125周年&創業100周年ということで、
映画も続々と公開されます。 9月公開のオドレイ・トトゥ主演
ココ・アヴァン・シャネル』や、2010年正月公開の
『シャネル&ストラヴィンスキー』も気になりますが、一足お先に
シャリー・マクレーン主演の『ココ・シャネル』 を観賞。

晩年のココ・シャネル(本名ガブリエル・シャネル)が過去を回想する形で
2人の男性との恋愛を軸に、その半生が描かれています。
※フランスのお話なのに、英語を話していることは気にしない、気にしない。

物語を彩るジャージードレスやツイードジャケットといった映画のために
用意された70着もの衣裳やバッグ、ヴィンテージの宝石はファンならずとも
存分に楽しめます。

ココ・シャネルの一番の見どころは、自分のスタイルを貫き通したブレない生き方。
(日本の政治家にも彼女のような人がいてくれたら...。)
数々の辛口 『シャネル語録』 も納得の名言ばかり。

晩年のココを演じるのは、自身もシャネルの大ファンというオスカー女優
シャーリー・マクレーン。 物語の始めと終わりにしか出てきませんが、
圧倒的な貫禄と存在感。 なりきり演技は圧巻です。
イタリア映画界で活躍するバーボラ・ボブローヴァが、若き日のココを
キュートかつ魅力的に演じています。

実は、ブランドとしてのシャネルには興味がなかったのですが、
いつかサラリとシャネルを着こなせる女性になりたいなぁと...。

映画を観て女子力UPすること間違いなし!

原題:COCO CHANEL
監督:クリスチャン・デュゲイ
原作:ダン・ブラウン
出演:シャーリー・マクレーン/バーボラ・ボブローヴァ/マルコム・マクダウェル
    オリヴァー・シトリュック ほか
上映時間:2時間18分
「公式サイト」

8月8日(土)より、スガイシネプレックス札幌劇場 ほか全道でロードショー 


過去の映画レポはこちら★

映画 『サガン-悲しみよ こんにちは-』



サガン-悲しみよ こんにちは-
わずか18歳で、処女作 『悲しみよ こんにちは』 がベストセラーとなり、ありあまる
富と名声を手にしたフランソワーズ・サガン。 アンドレ・マルローの娘フロランス、
作家ベルナール・フランク、ダンサー兼脚本家のジャック・シャゾらを親友とし、
自由奔放な社交生活を楽しむようになるが...


サガンの「悲しみよ こんにちは」といえば、タイトルに
惹かれて高校時代に読み、自分と同世代でこんな
大人っぽい小説を書いたサガンに驚いたことと、
文庫本がやけに薄かったことを覚えている。
本作は、その小説を読んだ時よりも衝撃的で波乱に満ちた
フランソワーズ・サガンの人生を描いた伝記映画。

大胆で繊細、才能と強運も持ち合わせたサガン。 
自分らしさを貫き通した生き方は、マネできないだけに魅力的。
そんな彼女の寂しさや孤独に満ちた晩年の姿が切ない。

サガンの18歳から69歳までを1人で演じるのは、
映画『エディット・ピアフ 愛の讃歌』でピアフに
成りきっていたシルヴィ・テステュー。
本作の熱演もさることながら、写真などで見るサガン本人に
とてもよく似ていて、これまたビックリ。

シンプルな黒ワンピースにパールや豹柄のコートなど
フランスをイメージさせるサガンのファッションにも注目。

改めて、ジーン・セバーグの 『悲しみよ こんにちは』 や
小説を読み返してみたい。

英題: SAGAN
監督・脚本:ディアーヌ・キュリス
出演:シルヴィー・テステュー/ピエール・パルマード/ジャンヌ・バリバール ほか
上映時間:1時間55分  PG-12
「公式サイト」

シアターキノにて上映中


過去の映画レポはこちら★

pageTop