札幌100マイル

*un journal*

自分のアンテナにひっかかったものを綴った日記

*un journal*

自分のアンテナにひっかかったものを綴った日記

『吉田大八』タグの付いた投稿

映画 『パーマネント野ばら』



公開初日に予備知識なしで観賞。

いけちゃんとぼく』 『女の子ものがたり』 に続き原作漫画は
読んだことがないのに何故か映画は観てしまうサイバラ作品。 

その中でも 『パーマネント野ばら』 が一番イイかも!

女性の可愛らしさや、たくましさ、おおらかさ、優しさ、などが
いっぱい詰った切ない物語に自然と涙がこぼれました。 

観終わった後から、更にじわじわ心に響いてきて(涙)
自宅に戻り、映画Trailerを観たり、さかいゆう氏の
書き下ろし主題歌「train」を聴いても泣ける始末。

女性の内面を描くのがとてもうまいなぁと思ったら
『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』 『クヒオ大佐
吉田大八監督なんですねぇ。 思わず納得。

山と海に囲まれた田舎町のロケーションも良いし、
台詞とキャスティングが素晴しい。

とにかく菅野美穂ちゃんがカワイイ。
好きな男性の前で見せる少女のような表情が可愛すぎるっ。
感情を抑えた演技や、ラストの顔も絶妙。

主人公の親友を演じた小池栄子ちゃんの怪演と
池脇千鶴ちゃんの控えめながら確かな演技力に、
見守る母・夏木マリさんとパンチオバチャン達も◎。
そして、江口洋介さん演じるカシマがカッコイイ~!

西原さんといえば、ご自身の作品にカメオ出演することで
有名?ですが、本作はあのシーンの人物だったとは...
全然気が付きませんでした(笑)

パーマネント野ばら   「公式サイト」
海辺の田舎町に佇む「パーマネント野ばら」は、離婚により一人娘を連れて出戻りした
なおこと、その母まさ子が切り盛りする小さな美容室。町の女たちはここにたむろ
しては、甲斐性のない男たちへの不満や愚痴をぶつけ合っていた。なおこの2人の
友だち、みっちゃんとともちゃんも男運は最悪だが、一方のなおこは高校教師の
カシマとの静かな恋を大切に育んでいた...。


監督:吉田大八
原作:西原理恵子 『パーマンネント野ばら』(新潮社刊)
出演:菅野美穂/小池栄子/池脇千鶴/宇崎竜童/夏木マリ/江口洋介 ほか
上映時間:1時間40分

■札幌シネマフロンティア にて上映中 


過去の映画レポはこちら★

映画 『クヒオ大佐』



今年の映画出演が 『ジェネラル・ルージュの凱旋
南極料理人』とノリに乗っているカメレオン俳優・堺雅人氏の
新作を観て来ました。

意外とお似合いの「つけ鼻」で、堺氏が演じるのは
実在の人物・自称「外国人」のクヒオ大佐。

「僕はジョナサン・エリザベス・クヒオ。36歳の米軍パイロット。
父はカメハメハ大王の末裔。母はエリザベス女王の妹の夫の
従姉妹...」。 怪しすぎるルックス(笑)と経歴にも関わらず、
20年間に渡って多くの女性たちから多額のお金をだまし取った
結婚詐欺師・クヒオ大佐こと、本名・竹内武男は北海道生まれ...
って、道産子かいっ。

映画は、笑えるお気楽コメディを想像していたら、人間ドラマ
的要素が強かった。 なんか切ないなぁ...。

なんでこんな怪しい男に騙されるんだろうと思いつつ、
クヒオの言葉に惹かれる気持ちは分かるかも...
なんて考えながら観ちゃいました。

個人的に脇を固めるキャスティングがワタシ好み?で
とってもイイ。 ツッコミまくる新井くんは存在感バツグンだし、
愛のむきだし』から気になる女優・満島ひかりちゃんの
目チカラはスゴイし、『トウキョウソナタ』でも自然な演技が
良かったアンジャッシュの児嶋くんのルックスは反則(笑)だし、
安藤サクラちゃんはイヤな女を演じるのが上手い。

クヒオ大佐   「公式サイト」
時代は、湾岸戦争が始まった90年代初頭。父はカメハメハ大王の末裔、母は
エリザベス女王の妹の夫のいとこ、そして自分は「米軍特殊部隊ジェットパイロット」
という華麗なる経歴?を振りかざしては、女たちを落としていく恋愛詐欺師、
ジョナサン・エリザベス・クヒオ大佐。そんなクヒオを信じ、献身的に愛し続ける弁当屋
の女将しのぶ。彼女だけではない、自然博物館の学芸員の春も、ナンバー1ホステスの
未知子も、みんなクヒオに惹かれていく。


監督:吉田大八
原作:吉田和正 「結婚詐欺師・クヒオ大佐」
出演:堺雅人/松雪泰子/満島ひかり/中村優子/新井浩文
    児嶋一哉(アンジャッシュ)/安藤サクラ/内野聖陽 ほか
上映時間:1時間52分

■ユナイテッド・シネマ札幌 にて上映中


過去の映画レポはこちら★

pageTop