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*un journal*

自分のアンテナにひっかかったものを綴った日記

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『家族』タグの付いた投稿

映画 『夏時間の庭』

 

夏時間の庭
画家だった大叔父が遺した貴重な美術コレクションがあふれる一軒家。
その主である母を亡くしたフレデリックら3兄妹は、それぞれの事情を抱えながら、
思い出ある家や美術品をどうすべきかを話し合うことになった。


オルセー美術館開館20周年記念作品。
母が守ってきた家や美術品の相続で揺れる3兄妹とその家族の物語。

愛着があっても思い出だけじゃ生きられない厳しい現実が切ない。
淡々と描かれているが、世代を超えて受け継がれていくものを
教えてくれるラストがじんわり心に沁みる。

タイトル通り、オープンニングから美しい庭が映し出され心地よい。 
オルセー美術館が撮影に全面協力しているだけに、作品に
登場する美術品のほとんどが、美術館や個人所蔵から貸し
出された本物を使用している贅沢さ。 
日常生活で普段使いされている美術品は、美術館で見るものとは
また違った輝きを放っていたのが印象的。

ジュリエット・ビノシュや母親役をエディット・スコブが演じるなど、
豪華なキャストも見所のひとつ。 中でも、上海に赴任中の次男
ジェレミーを演じたジェレミー・レニエが『ある子供』や『ロルナの祈り
とは別人のようでビックリ。

家族と過ごした時間や思い出を大切にしたくなる映画でした。

原題:L'HEURE D'ETE
監督・脚本:オリヴィエ・アサイヤス
出演:シャルル・ベルリング/ジュリエット・ビノシュ /ジェレミー・レニエ
    エディット・スコブ/ドミニク・レイモン ほか
上映時間:1時間42分  PG-12
「公式サイト」

6月12日(金)までシアターキノにて上映


過去の映画レポはこちら★

映画 『マーリー 世界一おバカな犬が教えてくれたこと』



マーリー 世界一おバカな犬は教えてくれたこと】
 新聞のコラムニストをしている新婚夫婦のジョン(オーウェン・ウィルソン)とジェニー
(ジェニファー・アニストン)は、子どもを持つ自信をつけるため、犬を飼うことを決意。
しかし、やって来たラブラドール・レトリバーのマーリーは、手に負えないほどの
おバカな犬だった。


わんこがメインのオーウェン・ウィルソン&ジェニファー・アニストンの
ドタバタコメディかと思いきや、愛犬を通して家族の絆を描いた人間ドラマ。

前半は、やんちゃで元気いっぱいのマーリーがスクリーンを所狭しと
駆けめぐる。 子犬時代のマーリーは本当にカワイイ。
後半は、仕事や子育てに苦悩しながら、マーリーがかけがえのない
家族になっていくハートフルストーリー。

犬は老いていくのに、ジェニファー・アニストンが何年経っても若い(笑)
作品は悪くないけれど、マーリーとの交流シーンをもっと観たかった。
ラストは反則だなぁと思いつつも、やっぱり涙。
昔飼っていた犬のことを思い出しました。

犬を飼ったことがある人、犬好きにはたまらない映画だと思います。
※ちなみに一部、お子様向きじゃないシーンやセリフがありますのでご注意を。

監督:デヴィッド・フランケル「プラダを着た悪魔」
出演:オーウェン・ウィルソン/ジェニファー・アニストン
    エリック・デイン/アラン・アーキン

「マーリー」公式サイト

2009年3月27日(金)より、札幌シネマフロンティア,ユナイテッド・シネマ札幌
東宝プラザ ほか全道で公開。(上映時間:1時間58分)

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