札幌100マイル

*un journal*

自分のアンテナにひっかかったものを綴った日記

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『高良健吾』タグの付いた投稿

映画 『白夜行』



<試写会で鑑賞>

言わずと知れた東野圭吾氏の同名ベストセラー人気
小説を、『60歳のラブレター』の深川栄洋監督が映画化。

原作を読んでいたので、謎解きのドキドキを感じる
ことはできなかったものの、2時間半という長尺を
飽きることなく観ることができました。

昭和の雰囲気もなかなか良く、上手くまとめた作品だと
思いますが、もっと雪穂亮司の負の感情や二人の
繋がりを深く描いて欲しかったのも事実。 
どうみても笹垣刑事(船越さん)が主役になっていますから...。

雪穂役の堀北真希ちゃんは、悪くないけれど悪女を
演じるにはまだ若い感じ。
亮二役の高良健吾くんは影のある役がピッタリ
ハマっているのに出番が少なすぎ。
子役の2人が上手く、亮司の彼女役の粟田麗さんと
笹垣刑事を演じる船越英一郎さんがイイ。

救いのないストーリーですが、ラスト30分は引き込まれました。

演出が巧みな 深川栄洋監督は、本作撮影当時33歳の
若手注目株。 今年公開を控えている『洋菓子店コアンドル
神様のカルテ』も期待しています。

■1月29日(土)より、ユナイテッド・シネマ札幌,札幌シネマフロンティア
  ほか全道でロードショー 
白夜行
昭和55年、質屋の店主が殺されるという事件が起きるが、結局被疑者死亡の
まま解決。だが、当時の担当刑事笹垣は、何か腑に落ちないものを感じていた。
数年後、事件の殺人犯と目されていたがガス中毒死した女の娘雪穂は美しく
成長し、一方質屋店主の息子亮司も事件後は家を出ていた。


監督・脚本:深川栄洋
原作:東野圭吾
出演:堀北真希/高良健吾/船越英一郎/戸田恵子
    田中哲司/姜暢雄 ほか
上映時間:2時間29分
「公式サイト」


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映画 『ノルウェイの森』



『青いパパイヤの香り』『夏至』などのトラン・アン・ユン監督が
村上春樹氏の世界的ベストセラー「ノルウェイの森」を映画化。

W村上なんて呼ばれていた時代、村上龍氏派でしたが
赤と緑の装丁が印象的な原作本を読み、涙した一人です。

映画化に不安を抱えつつ、試写会で鑑賞。

映画は トラン・アン・ユン監督らしく映像が美しい。 
日本で撮影しているのに、ほかのアジア映画を観ている
ような不思議な雰囲気が印象的なのですが、どうも自分が
イメージしていたものとは違いすぎる...。
原作に忠実なセリフは、文字で読むからこそイイのかなぁ。

ワタナベを演じる松山ケンイチくんは上手かったし、
心配していた直子役の菊池凛子ちゃんも悪くなかった。 
一番魅力的だったのは緑を演じた水原希子ちゃん。
演技はイマイチですが、可愛くてハマってます。
それに比べて、レイコさんの設定は残念すぎ。

とはいえ、エンディングに流れるビートルズの
♪ノルウェーの森♪ は心にしみます。

ノルウェイの森
ワタナベは唯一の親友であるキズキを自殺で失い、知り合いの誰もいない東京で
大学生活を始める。そんなある日、キズキの恋人だった直子と再会。二人は頻繁に
会うようになるが、心を病んだ直子は京都の病院に入院してしまう。そして、ワタナベ
は大学で出会った緑にも惹かれていく。


監督・脚本:トラン・アン・ユン
原作:村上春樹 『ノルウェイの森』(講談社刊)
音楽:ジョニー・グリーンウッド
主題歌:ザ・ビートルズ「ノルウェーの森」
出演:松山ケンイチ/菊地凛子/水原希子/高良健吾/玉山鉄二
    霧島れいか ほか
上映時間:2時間13分    <PG-12>
「公式サイト」

■12月11日(土)より、札幌東宝プラザ,ユナイテッド・シネマ札幌,
札幌シネマフロンティアほか全道でロードショー 


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映画 『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』



松田翔太くん×高良健吾くん×安藤サクラちゃん
勢いのある若手3人の共演に惹かれ、100マイル枠で観賞。

物語は、施設で兄弟同然に育ったケンタ(松田)と
ジュン(高良)が絶望的な日常から脱出しようと、
かすかな希望を求め、北へと向うロードムービー。

ハッキリ言ってワタシのように軽い気持ちで観ると
痛い目に合います。

現代の日本社会を生きる若者たちをリアルに描いて
いると思いますが、ケンタやジュンよりは恵まれた
ぬるま湯人生を送ってきた人間には、共感できず。
考えさせられる作品ですが、重すぎました...。

エンドロールで流れる阿部芙蓉美さんが歌う
岡林信康氏のカバー曲 「私たちの望むものは」は必聴。
深い歌詞がこの作品にピッタリで、映画の余韻に
どっぷり浸ってしまいました。

映画は骨太ですが、キャストの芸能一家のサラブレット
共演は華やかで見応えがありました。
ケンタ役の松田翔太くんは言わずと知れた松田優作氏の次男。
愛のむきだし』など圧倒的な存在感で、イタいけど愛しいカヨちゃんを
見事に演じる安藤サクラちゃんは奥田瑛二氏&安藤和津さん
の次女。 さらに、柄本明氏&くん 父子が出演し、ケンタの兄
カズ役で迫力の演技を魅せる宮崎将くんが宮崎あおいちゃんの
お兄ちゃんだというからこれまたビックリ。
メガホンをとった大森立嗣監督の父親は麿赤兒氏。
そして弟は大森南朋氏なんですねぇ。華麗だ。

そんなメンバーの中で、ここ数年何本の映画に出演しているんだろう?
と思うくらい出まくっている高良健吾くんは、毎回違ったキャラを
演じる、まさにカメレオン俳優。 今後の活躍が益々楽しみですが、 
先月まで「高良=こうら」を「たから」 と思い込んでいました...(汗)


ケンタとジュンとカヨちゃんの国  
施設で育ち、工事現場で働くケンタとジュン。先輩にイジメられながらも現状を抜け出すことが
できずにいるケンタ。ケンタを兄のように慕いながらも、いつも自分の欲求のままに動い
てしまうジュン。ある日、2人がナンパしたブスな女の子カヨ。カヨは、ただ愛されたく
て誰とでもベッドをともにしていた。そんな3人が、すべてを放り投げて北へ向かう。


監督・脚本:大森立嗣
出演:松田翔太/高良健吾/安藤サクラ/宮崎将/柄本佑
    河口依子/多部未華子/新井浩文/小林薫/柄本明 ほか
上映時間:2時間11分
公式サイト
■6月12日(土)より 札幌シネマフロンティア 他でロードショー


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映画 『ボックス!』



高校のアマチュアボクシング部を舞台にした
青春映画 『ボックス!』 を試写会で観てきました。

いや~面白かった!
大阪が舞台なので、笑いあり、涙あり、人情あり。
李闘士男監督のデビュー作 『お父さんのバックドロップ』 を
思い出しちゃった。

根が体育会系なので、スカッと爽やかな青春映画は大好きっ。
2008年 『ガチ☆ボーイ
2009年 『風が強く吹いている
そして2010年は 『ボックス!』 で決まり。
これでお気に入りスポーツ青春映画三部作の誕生かも!

市原隼人くん&高良健吾くん演じる正反対キャラの
友情に胸が熱くなったし、ボクシングシーンがリアルっ。

谷村美月ちゃんはカワイイし、一見本人とは分からない
筧利夫さんのセリフはグッとくるし、宝生舞ちゃんは
役柄からツッコミどころ満載(笑) いちいちツボだから。

ちなみに、タイトルの 「ボックス!」 って、試合開始の
レフェリーのかけ声なんですねぇ。 
ずっと 「ファイト!」 だと思っていました...。

ボックス!   「公式サイト」
幼馴染みのやんちゃな天才ボクサー鏑矢義平の強さに憧れて、 成績優秀だが
気弱な高校生の木樽優紀はボクシング部に入部する。


監督:李闘士男
原作:百田尚樹(『ボックス!』太田出版刊)
出演:市原隼人/高良健吾/谷村美月/香椎由宇/筧利夫
    清水美沙/宝生 舞 ほか
上映時間:2時間6分

■5月22日(土)より
ユナイテッド・シネマ札幌,札幌シネマフロンティア ほか全道でロードショー 


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映画 『南極料理人』



美味しそうな食べ物がでてくる映画は、個人的に大好き
なので本作は、もろ好み。 いや~面白かったっ! 
でもって、無性にお腹が減ったよぉ(笑)

西村淳さん原作のエッセー「面白南極料理人」を映画化。

ペンギンも、ウイルスさえ存在しない南極で一番過酷な
「南極ドームふじ基地」に派遣された8人の男達の日常を
「食」を通して描いた心あたたまる物語。

『かもめ食堂』『めがね』のフードスタイリスト飯島奈美さんと
榑谷孝子さんが作り出す料理の数々は、食欲をそそる
美味しそうなものばかり。

料理人を演じる堺雅人さんの包丁裁きは美しく、
その料理を美味しい顔で食べる、個性的キャラを
演じた役者陣がこれまたとってもイイ。 
きたろうさんのウルウル顔や、美味しいところを持っていく
豊原功補さんなど...ほのぼのエピソードにクスクス笑いっぱなし。

特別なことは起こらないシンプルな映画だけれど、
美味しいものを食べれば幸せな気分になるし元気が出る!

さぁて、今日は何を食べようか?

南極料理人   「公式サイト」
西村は南極の昭和基地からも遠く離れた陸の孤島、南極ドームふじ基地に
料理人として派遣される。妻と娘を置いての単身赴任生活で、彼は8人の
男性南極越冬隊員たちの胃袋を満たすという大役を任される。


監督・脚本:沖田修一
原作:西村淳
出演:堺雅人/生瀬勝久/きたろう/高良健吾/豊原功補  ほか
上映時間:2時間5分

■ユナイテッド・シネマ札幌 にて上映中

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