札幌100マイル

双子の白クマ赤ちゃん通信 跡地

札幌市円山動物園で2008年12月9日に生まれた双子のホッキョクグマ「イコロ」と「キロル」の成長記録です。 双子の旅立ちと担当者の異動により、当ブログは更新を終了しました。 ご愛読ありがとうございました。

2009年08月27日 の投稿一覧

女に二言はある。


無防備な格好で寝ているこぐまを見ていると、野生下でもあんな寝相をするのだろうか、という疑問が頭をよぎります。

ふと、仰向けの状態で寝ている野生のホッキョクグマの子の写真を見たことがあるのを思い出しました。

ちびっこのホッキョクグマにとっての脅威は、大人のオスやホッキョクギツネ(たまに猛禽)だといいます。
ですが、嗅覚が優れているために危険を回避しやすいですし、このくらいの大きさまで成長すれば、ほぼ敵はいないと言っていいのかもしれません。
(人間を除きます。また、ごく稀にシャチに捕食されることがあるらしいですが。)

だからのびのびとした寝方ができるのでしょうか。


これらは昨日の写真です。

テレビの収録がありまして、折悪しく昼過ぎだったのでみなさん眠っておりましたが、起き上がって前に出てきてくれました。
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ララ、後ろつかえてる。進んで、進んで。
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収録にあわせるかのように3頭並んでプールのふちを歩いていきました。
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なにそれ。瞑想?
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君、母親はクッションやソファではないよ。
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もたれかかる息子にかまわず前進するララ。
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あぁ、倒れた…
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全員揃ってこちらを見ています。
テレビクルーが大きなのぼりを持っていたからかもしれません。
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当ブログは、こぐまたちがすっかり赤ちゃんではなくなる命名の時期を一応の目処として、更新を終えるつもりでした。
というよりも、あざとい話で申し訳ないのですが、白クマ赤ちゃん応援キャンペーンの協賛募集期間だけの限定ブログの予定だったのです。

ですが、命名後にブログをお仕舞いにします、と書いたところ、思いもかけず続けてほしい、というメールやお手紙を頂き、続投することとなりました。

もともと業務命令で始まったブログではありますが、ホッキョクグマをこよなく愛しているため、7割は趣味でやっているような感覚です。
あまり苦にはなりません。

ブログタイトルに偽りありですが、こぐまたちがララのもとを離れるまで更新を続けますので、今後もご笑覧ください。(こぐまの旅立ちよりも私の異動が先、という可能性もありますが、何卒ご容赦ください)

やめる、といった直後に撤回って、ちょっと格好悪いですね。

いぎたないクマ


昼下がりは長々と眠っていることが多い子供たち。

9時の開園直後か、16時台に会いに来られることをおすすめいたしますが、これはこれで…。

この寝相ゆえ、お客さまに「おじさん」と呼ばれてしまうこともしばしば。

「おじさん」であれ「茶熊」であれ、彼らが今日も明日も明後日も明々後日も弥明後日も健やかで楽しげなら、それで十分でございます。


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http://sapporo.100miles.jp/hokkyoku/article/65
6月には背伸びしても届かなかった場所に、しっかり前足も口も届くようになりました。
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擬態


彼はアザラシに擬態しています。
アザラシが勘違いして寄ってきたところを捕食する、狩りの手法のひとつです。



嘘です。

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