2007年04月16日
『市川崑物語』 / 岩井俊二監督
日本映画の一観客として、 どの監督の作品を一番多く見ているか、と訊かれたら、 私は躊躇なく市川崑氏の作品と答へる。 三島由紀夫 待ちに待って待ちくたびれた岩井俊二監督の新作。 今回はドキュメンタリー。 しかも、『市川崑物語』。 んん?? って思った。 いつもの少女の成長物語じゃないの?? って。でも、ドキュメンタリー なのに、 市川崑 なのに、 ちゃんと “岩井作品” になっていて、 ちゃんと “成長物語” ・ “ラブストーリー” になっていた。 すごい。 これって、すごい。 さてこの映画は、90歳を過ぎても今なお現役監督・巨匠市川崑の 幼少期から太平洋戦争を経て、現在に至るまでの物語。 市川映画の断片以外は、ピアノやフィルムの回る音に乗せ、 文字のみを使って語られる。 その静かな中に、岩井監督の息遣いが感じられる。
中でも妻・脚本家として支えた和田夏十の話は、十二分にラブストーリー。 こんな素敵な脚本家がいたなんて、知らなかった。 こんな素敵な日本女性がいたなんて、知らなかった。 また、徴兵検査のくだりや“太宰君”の話など、クスリとされられる。 絶妙。 とにかく、全編通して岩井俊二の市川崑への愛が感じられる。 誰かが「これは市川監督への“ラブレター”だ」と言ってたけど、まさにその通り。
歳の差なんて関係ない。 この世で一番 話の合う人に 出会ってしまった。 岩井俊二 『市川崑物語』は、シアターキノにて、4月14日~20日まで。 一日一回のみの上映。 残り5回。 急げ!!
reported by kaori
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でも、ドキュメンタリー なのに、 市川崑 なのに、
ちゃんと “岩井作品” になっていて、
ちゃんと “成長物語” ・ “ラブストーリー” になっていた。
すごい。 これって、すごい。
さてこの映画は、90歳を過ぎても今なお現役監督・巨匠
中でも妻・脚本家として支えた


