札幌100マイル

Sapporo100miles編集長・オサナイミカのつぶやき

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映画【母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った。】舞台挨拶にて

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2月22日(金)から、全国の映画館で上映中の【母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った。

昨日、上映劇場である“ディノスシネマズ札幌劇場”で舞台挨拶があり、大森立嗣監督と主演の安田顕さんが登壇しました^^

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SNSで話題となった、漫画家・宮川サトシ氏の実話エッセイが原作ですが、お恥ずかしながらワタシは原作の存在は知りませんでした^^;

が、北海道のスター・ヤスケンこと安田顕さんが出演するということと、インパクトのあるタイトル、そして個人的に大好きな監督の一人である、大森立嗣監督の作品ということで、注目しておりました。

 

が、作品を観終わった後、正直いうと、何とも感想を伝えにくい映画だなと思ったのです。

最愛の母親が亡くなるという、重い内容の実話ということもあり、誰にでも気軽にオススメするようなストーリーでもなく、それでいて号泣ものかと思えば、意外とそうでもなかったり。。

どこかで見たような光景、そして意外と淡々と物語が進んでいく感じなのです。

 

でも舞台挨拶でお二人のお話を聞いて、その考えは正しかった!!と、ものすごく腑に落ちたのです^^

そして改めてパンフレットを読むと、原作の宮川サトシ氏の『お袋なら、こんなどこにでもある話を映画にするなんてやめて~と、恥ずかしがるのではないか』というくだりがあったので、まさにそんな作品ととらえて間違いではなかった。

ただ、死に関しては人それぞれの受け止め方があり、それをどう今後の人生に繋いでいくかを考える行為が、観終わった後、そしてお二人の生の声を聞いたのちに、じわじわと自分の中に広がった映画でした。

『その世界観を、それぞれの観点で感じてほしい』

大森監督はそう思い脚本を書き、そして安田顕さんはそれを演じたのではないかと思いました。

 

そして何より、母親役の倍賞美津子さんの存在が凄かった!!

息子が一人いる身としては、どうしたってその目線でも観てしまうのです。

自分ならここまで出来るだろうか、こんな風に思ってもらえるだろうか・・・

それにしても途中から、安田顕さんと本当の親子に見えるくらい、表情や仕草が似ているんです!!

倍賞美津子さんだけではなく、父親役の石橋蓮司さん、兄役の村上淳さん、そして妻役の松下奈緒さんそれぞれが、地味だけど存在感のある役どころだったと思います。

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きっといい現場だったんだろうなぁと、舞台挨拶からも伝わってくるお二人の雰囲気

機会があったらまた、このコンビで人間臭い映画を作ってほしいかも^^

 

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と、今回の主題歌は、映画に合わせてBEGINが作った書下ろし

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安田さんがすごく心に残ったというこの曲の、【昨日 今日 今 ~ 明日はいらない】

『普通、昨日 今日 明日でしょ。明日があるから大丈夫みたいな歌詞が多い中、明日はいらないってけっこうすごいと思うんです。でもそれって、今日失敗しちゃったから、明日があるさって感じじゃないですか。今日が成功していたら、明日はいらないってことなんですよね。』

この、安田さんの言葉、『今日を悔いなく生きる』という思いを持って行動しているワタシには、かなり響きました!

そして、それを考えて映画のストーリーを思い出したら、急に泣けてきました・・・

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鑑賞中より、観終わった直後より、後からじわじわ悲しくなる映画って、今まであまり観たことがない

そんな意味でも、一度観ておいてもらいたい映画だと思います^^

 

 

 

楽器の経験がなくてもキタラの大ホールに立てる!!【さっぽろコレクティブ・オーケストラ】

8月6日(日)に開幕した、【札幌国際芸術祭2017

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2014年に第1回目が開催された、SAPPORO INTERNATIONAL ART FESTIVAL(通称SIAF)

今回は2回目ということになります^^

10月1日(日)まで札幌市内のあちこちで、アート作品が展示されていたり、アートなイベントが開催されているのですが、会期も長く、色々なところで、それこそ色んなジャンルのプログラムがあるので、公式サイトを見ても、そしてパンフレットを見ても、正直“???”な方も多いのではないかと思うのです。(私も実際、1回目の時はよく理解できていなかった。。)

札幌市民としてそれではいけないと思いまして、今回は時間を見つけて、色んなところに足を運んでみようと思っています^^

今回紹介するのは、私の中でかなりヒットしたプログラムがこちら!

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コレクティブ=集合的な・集団的な

楽器演奏経験者でなくても、小学3年生~18歳までの方なら誰でも、オーケストラの一員としてキタラ大ホールで演奏出来るイベントなんです!

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先日その、演習(ワークショップ)が市内の小学校でありまして、ワタシものぞいてきました^^

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熱心に指導する、札幌国際芸術祭のゲストディレクターである、大友良英さん

 

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見覚えのある楽器ももちろんありますが、中にはお手玉とか、“それもいいんだ!”というような、音のなる楽器を持った子どもたち

そして、タップダンスを楽器として披露する子も!!

今回の参加者は小学3年生以上ですが、昨年ワークショップに参加している子であれば、年齢不問ということで、小1・2年の子も数名いたのですが、その子たちに自由に歩いたり飛んだりしてもらって、それに合わせて楽器を鳴らすというシーンがあり、これがまた面白くて、そしてちゃんとまとまりのある音楽になっていくんです!

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時に身体を張って指導する大友さん

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サスガに疲れを隠せない様子でしたが、最後までとにかく楽しそうに指揮をとる姿に、音楽で一つになるって素敵だなぁと思ったのです^^

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それにしても、ホントにこれでオーケストラとしてまとまるの??と思っていたのに、最後の方は自然に体がリズムに乗っているくらい、まとまりが^0^

これは当日、8月27日(日)の演奏会も楽しみです!!

 

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最後に記念撮影。

その後、8月が誕生日の大友さんにサプライズでバースデーソングの演奏が^^

本番に向けて、心が一つになっている雰囲気が伝わってきました♪

 

ちなみに参加メンバーはまだ募集中だそうです!

次のワークショップは8月17日(木)~8月19日(日)、全てに参加できなくても、本番前日・8月26日(土)13:00~17:00のリハーサルに参加できれば、当日出演が出来るそうです!!

世界の一流アーティストが立つ、あのキタラ大ホールで演奏できるなんて、小学3年生~18歳の子たちは、絶対参加すべきです!!

最初はバラバラだった音が一つの音楽になった時の“ゾクッ”と鳥肌が立つ瞬間の感動は、間違いなく素晴らしい経験になると思います^0^

 

 

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