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Sapporo100miles編集長・オサナイミカのつぶやき

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期待の道産ワイン ByTAKIZAWA WINE

先日に引き続き、道産ワインのお話し


昨晩、TAKIZAWA WINEの賞味会がマトゥーロさんでありまして、
ワインにお詳しい、そうそうたるメンバーの中、私も参加させていただきました
(一応、私も数だけは飲んでいるので・・・^^;)



初リリースされた2008年物から3ヴィンテージの飲み比べという、
もう2度と出来ないであろう、貴重な飲み比べ
(もともとの生産量が少なくて、すでに販売も終了しているものもあるため)


ちなみに白はソーヴィニヨン、赤はピノ・ノワール
三笠市で葡萄を栽培し、岩見沢の宝水ワイナリーで醸造しています

その名の通り、滝沢さんが手掛けている道産ワイン


まずはソーヴィニヨンを若い順から頂きました
2010年はものすごく湿度が高くて、暑い夏だったんですよね
総生産量577本、6年目の木から収穫した葡萄で造られたワイン

最初に香りをかいだ時は、ちょっとねっとりと重い感じがしたのですが、
時間が経つとすごく爽やかになりました
味わいはものすごく酸味があって、しっかりしている

2009年は冷夏。なので、ブドウの収穫もかなり少なく、207本の生産量だったそうです
実はこの時の収穫のお手伝いに行ったのですが、
確かに全体的に葡萄のなりが、あまり良くないなぁと思った記憶があります

香りも味の方も、さすがに2010年と全く違いました
香りは野菜のような風合い(ホースラディッシュみたいと、Fさん的確な表現!)
2010年にほのかに感じた甘みも全然感じません
同じ葡萄なのに、こんなにも違うのかと驚きました

そして2008年、
ものすごくバランスがいい!!
3年目の木でこんなに美味しい葡萄が収穫できたとは、本当にビックリ
3年間寝かせたことで、味わいも落ち着いたように思いますので、
2009年も2010年も、同じように時間をおいてから飲むと、
きっとまた、ニュアンスが全然違うんだろうなぁ~


ピノは古い順から飲みました
こちらも40本とか58本とか、本当に総生産量が少なくて、ものすごく貴重なワインです


2008年のピノ、色も味もすごくキレイ!と思いました
正直、北海道でこんなに美しいなピノが出来るなんて、
確実に10年前までは思えなかったです

2009年はまだ微醗酵していて、シュワシュワしていました
なので、注いで時間が経ってから飲むことに
2010年もまだこれから熟成しそう!という雰囲気が漂っていて、
逆に今飲んじゃって申し訳ない^^;って感じでしたが、
逆にすごく勉強になりました

北海道のピノ・ノワール、10年後が楽しみ!!


滝沢さんのワインはテロワール(土壌)の力を信じて、ほとんど手を加えず
自然なままで造っているそうです
だからこそ、味がその年によって全然違ってくるのですが、
安定供給しなくてはいけない大手さんでは、なかなか出来ないこと^^;

少量だからこそ出来るワインの味
でも現実は、ずっと少量で造り続けるのは資金面も大変
こんな美味しいものが出来る北海道の食文化、
道をあげて支援できるシステムがあれば、(ワインに限らず)素晴らしいモノが
どんどん誕生していく気がしました





  
  
  

と、今回はマトゥーロさんのコース料理も堪能^^
どれもヘルシーで、ワインを賞味するのに邪魔をしないボリュームも◎
相変わらずお肉の低温ロースト、美味しかったなぁ~

ごちそうさまでした^-^

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