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ノーザンホースパーク

馬と大地と人との絆がテーマの自然公園です

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2012年06月14日 の投稿一覧

すーちゃんの「放牧クビ」騒動~その1~

こんにちは♪ *


乗馬スタッフのさとう☆彡です。

パークの馬小屋の近くには
このように2つに仕切られた放牧地があります。





昼間ポニーたちが使用しているこの放牧地は、
開園時間の前までは
身体の大きな馬たちが使用しています。

朝の馬たちのリラックスタイムを
より充実させてあげたいという乗馬スタッフの想いで、
放牧地の1/3に牧草の種を蒔いて育てているのですが、
根がしっかりとはるまでは草を食べられないように
しなくてはなりません。

そういうわけで、白い柵を置いて
馬が侵入しないようにしているのですが・・・


忍び込むヤツがいるんです。

それは・・・

ミニチュアポニーのすーちゃん





いつもヘンチクリンなことをしでかす
すーちゃん(;一_一)


4月頃から侵入の方法をあみ出したすーちゃんは
その小さな身体をいいことに
柵の間を器用に跨ぎ
生えたての草を独り占め(-"-)

スタッフに見付かっては戻され、
また侵入し・・・を繰り返していましたが、
ついにお父さんが動きました!!

なんと、3重の砦!!




これでもう侵入できません(^皿^♪


何週間か経った頃、
パークスタッフが皆耳に付けている
スタッフ専用のトランシーバーから
いつものように
レストランの注文や、
スタッフとのやりとりが飛び交っていた中に
聞きなれないフレーズが流れました。


「すーちゃんが脱走しています!」


えっ!!?(・▽゜;)

何処に!!?

ポニーが脱走なんてしたら
ひき馬や馬車、乗馬クラブの馬たちが
大暴れしかねません!

乗馬スタッフだけではなく、
パークのスタッフが一瞬凍りつきました。


ですが、その後すぐに
「すーちゃん、パドックの芝の方に脱走しています」
と、追加で訂正がありました。


はいっ???(@∀@;)


真相はこうです。

馬車を運転していたスタッフが
放牧地の前を通ると、
厳重だと思われていた3枚の砦が破られ、
涼しい顔ですーちゃんが草を食べていたので、
その驚きと悔しさに
同様したままシーバーで叫んでしまったのです。


ヒヤっとはしましたが、
ひとまず柵の中なので安心です。

ですが、1回目のシーバーに反応し、
早々と馬小屋へ駆けつけた
数名の乗馬スタッフに取り囲まれ、
すーちゃんは、程なく御用となりました。


それからというもの、
すーちゃんは毎日芝生の方へ脱走し、
その度にスタッフが
連れ戻しに行くようになりました。

そして遂にある日、
「すーちゃん広い放牧地クビ!」
と、スタッフの連絡ボードに書かれてしまいました!


すーちゃんの運命は!?


続きは次回をお楽しみに♪

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