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Uchiuchiのおすすめ帳

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2013年11月27日 の投稿一覧

週末スペシャルワイン

11月も残りわずかで、来週からとうとう12月ですね。

あっという間に一年が過ぎて行きましたが、

あと一カ月、心残りが無いようにおいしいお酒を飲みたいと思います(笑)

さて金・土限定スペシャルワインはある事情で「ヴァン・ドゥ・ターブル」扱いの

「シャトー・フォントニル」からの一杯と「碧く光る月」と例えられたシャンパーニュです。

外は寒いですが、帰り道に暖まっていきませんか?

皆様のお越しをお待ちしております。




ル・デフィ・ド・フォントニル NV(2004)

Mr.メルロー「ミシェル・ロラン」氏が自ら所有するシャトー・フォントニル。
2000年に予想された豪雨への対策として畑の一部をビニールシートで覆ったところ、
INAO(フランス国立原産地呼称協会)がこれに目を留め、
アペラシオン違反として「フロンサック」のAOC名
ならびにヴィンテージの記載を許可しませんでした。
これに対しミシェル・ロラン氏はこのワインを
ヴァン・ドゥ・ターブルとしてリリースすることに決め、
名前も「フォントニルの挑戦」を意味する「ル・デフィ・フォントニル」と決めました。
通常フォントニルはメルロー主体にカベルネ・ソーヴィニヨンを加えて醸造されますが、
ル・デフィ・フォントニルはセパージュも例外の形となり、メルロ100%、
さらに新樽100%で熟成しています。
フランスのワイン法では最も下に位置づけられるテーブルワインの扱いですが、
果たしてミシェル・ロランの判断は間違いだったのでしょうか?
この判断を信じるか信じないかは(飲み手の)あなた次第です。

グラス  1680円

■ 生産地:フランス、ボルドー地方、フロンサック地区
■ 味のタイプ :赤・フルボディ
■ アルコール度:13,5%
■ ブドウ品種:メルロー100%
■ 平均樹齢 :40年



シモン・セロス ブラン・ド・ブラン ブリュット GC NV

ジャック・セロス氏(今や最も入手が難しいシャンパーニュの一つ
「ジャック・セロス」の前当主)の妹オデット・セロスが
クリスチャン・シモンと結婚して誕生したシモン・セロス
(アヴィーズを中心としたセロス家の畑もジャックとオデットが半分ずつ継承)。
つまりシモン・セロスの現当主フィリップ・シモンは、
ジャック・セロスの現当主アンセルムとは従兄弟の関係になります。
両方のセロスを扱うロンドンのワイン商曰く、
「ジャック・セロスが赤く燃える太陽なら、シモン・セロスは碧く光る月」。
フィリップ・シモンの哲学は、「コート・デ・ブランのシャルドネが持つ
ぶどう本来の繊細な味を、極限までピュアに表現する」こと。
「従兄弟は、アヴィーズとRMの振興に大きな貢献をしてくれた」と感謝する一方で、
「ただ私自身は、シャルドネを樽発酵すると
葡萄本来の美点は感じられなくなると考えています」とのこと。
実質的にビオロジーの極めて厳格なリュット・レゾネに早1990年から取り組み続け、
完璧なぶどうを育てることに没頭する彼は、
醸造については極めてシンプルで原理的な手法を貫いています。
そのシモン・セロスのスタンダード・キュヴェであるこのワインは、
すべてコート・デ・ブランのシャルドネ100%で平均樹齢30年のVV。
現行のものは2009年産が75%、ヴァン・ド・レゼルヴ(2008年産)が25%のブレンド。
コート・デ・ブランのシャルドネの真実の姿がここにあります。

グラス  1400円

■ 生産地:フランス、シャンパーニュ地方
■ 味のタイプ :泡白・辛口
■ アルコール度:12%
■ ブドウ品種 :シャルドネ100%
■ 平均樹齢 :30年

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