マルゴーの第２級格付シャトー･ブラーヌ・カントナックのセカンド･ワイン。

ブラーヌ・カントナックは２級格付けでありながら

1970年頃から長いスランプ期にあり評価も低迷していましたが、1

990年代に入り名門一族リュルトン家のアンリ・リュルトンが取得してから

徐々に品質が向上し2000年代にはすっかり格付けに恥じないシャトーに復活。

特にビッグヴィンテージ2010年はファーストのブラーヌ・カントナックの評価もとても高く

（WA誌95+点）、このワインもしっかりその恩恵を受けています。

ビッグヴィンテージならではの果実味に富みながら、柔らかなスタイルにつくられたワインです。

グラス　　１１００円

ｸﾛ･ﾛｯｼｭ･ﾌﾞﾗﾝｼｭ　ﾄｩｰﾚｰﾇ･ｿｰｳﾞｨﾆｮﾝNo.5　2012

1896年から続く由緒あるワイナリーで、

1991年から畑をビオロジックに変えて現在に至るクロ・ロッシュ・ブランシュ。

トゥーレーヌの自然派の長老的存在として常にヴィニョロンから一目置かれていますが、

残念ながら2014年ヴィンテージを以てワイン造りを終了

（彼らの引退は老齢による肉体的な疲れもありますが、それ以上にAOCや保険、

税関に届ける書類が年々複雑になることに疲れてしまったのが一番の理由のようです）。

既に畑の売却先も決まっており生産も不定期な為、このワインも実に数年ぶりの入荷。

2012年のソーヴィニョン・ブランは収量的にとても厳しいミレジムで平均収量が8割減ですが、

収穫時に若干の水不足だったことから、

アルコール度数が低くてもブドウのエキス分はしっかり詰まっています。

リンゴ、メロン、シトラス、若いアーモンドやミネラルの香り。

ワインは芳醇かつ輪郭がはっきりとしていて、ビビッドな酸と

心地よい苦みのあるミネラルエキスが味わいに清涼感と立体的な広がりを与えています。

グラス　　１０００円