そのエトナの地品種で長い間忘れられていた葡萄「ネレッロ・マスカレーゼ」を

テヌータ・ディ・トリノーロのアンドレア・フランケッティが復活。

暑い土地のブドウながら過熟感は全く無く、むしろきれいな酸や赤果実のニュアンスがあり、

まるでブルゴーニュのような表情を出す品種です。

鮮明な赤色からはチェリーの香りが湧き上がり、火打石のような硬質のニュアンスも感じます。

チャーミングな果実味、色以上に味にボディがあり、かつ上品な滑らかさには嫌味がありません。

今回はワイナリーでしっかり熟成された蔵出しバッグヴィンテージが少量入荷。

ネレッロ・マスカレーゼの真価を感じられる貴重な機会ですので、是非お見逃しなく！

グラス　　１５００円　（ハーフできます）

ﾄﾞﾒｰﾇ･ﾄﾞ･ﾗ･ｷﾞｬﾙﾘｴｰﾙ　ｻﾝﾄﾞﾘｵﾝ2011

シノンでワイン商を営んでいたピエール・プルゾー氏が、1973 年に一目惚で購入したドメーヌ。

特に気に入ったのはロワール河周辺より僅かだが気候が穏やかな点と、丘の斜面に広がるやせた土壌。

テロワールのよさを引き出すべく、生産量の多いクローンの木を引き抜き、

品質の優れた台木に植替えし、高貴種であるソーヴィニヨン・ブランやカベルネ・フランを植樹。

ギャルリエール畑の大きな特徴は粘土と石灰の個性あるモザイク状の土壌で、

ギャルリエールの名前の語源も古代フランス語の小石、大地、空を意味するgal-galle-garreから来ています。

このサンドリオンの畑もシレックスが混ざる粘土質土壌で南向きの斜面に位置します（AOCはトゥーレーヌ）。

溢れるような果実の香り、フレッシュでありながらコクを感じさせ、

豊かなボリュームと複雑で均整の取れたボディ、塩気を感じるほどのミネラル感が特徴。

ちなみにサンドリオンとは「シンデレラ」の意味で、ラベルにはガラスの靴がモチーフに描かれています。

グラス　　９００円　　（ハーフできます）