ｼｬﾄｰ･ﾃﾞ･ｼﾞｬｯｸ　ﾑｰﾗﾝ･ﾅ･ｳﾞｧﾝ　ﾗ･ﾛｯｼｭ2006
ｼｬﾄｰ･ﾃﾞ･ｼﾞｬｯｸ　ﾑｰﾗﾝ･ﾅ･ｳﾞｧﾝ　ｸﾛ･ﾄﾞ･ﾄﾗﾝ2006
ｼｬﾄｰ･ﾃﾞ･ｼﾞｬｯｸ　ﾑｰﾗﾝ･ﾅ･ｳﾞｧﾝ　ｼｬﾝ･ﾄﾞ･ｸｰﾙ2006

1996年にブルゴーニュの大手ネゴシアン「ルイ･ジャド」が購入したドメーヌ

「シャトー・デ・ジャック」で造られるムーラン・ナ・ヴァンの上級キュヴェ。

今週はいつもと趣向を変えて、シャトー・デ・ジャックが

ムーラン・ア・ヴァンに所有する5つの優良な区画のうち3つを一挙に飲み比べできるという企画。

しかも全てしっかり熟成された2006年。クリュ・ボージョレの中でも最も長命と言われるムーラン・ナ・ヴァン、単

品でじっくり味わうもよし、畑の違いを比較してみるもよし。

来月解禁のヌーヴォーとはまた違う、ガメイの真価を体験していただければと思います。

以下各畑とワインの説明です。

1.5haの「ラ・ロッシュ」の区画は丘の中腹にあり、日当たりがとても良く、

地質は粘土質とマンガンからなっています。

ワインはスミレ、しおれたバラ、熟れた小粒の黒い果実といったきわめて表情豊かなノーズを有し、

口当たりよいエレガントなタンニンが印象的なワインです。

「クロ・ド・トラン」の3haの区画の地質は大変深く、表土が砂質と粘土質で母岩はかなり深いところにあります。

ワインは赤黒果実の入り混じった密度の高いアロマ、力強さ、深遠さ、エレガンス、

そしてしっかりとしたタンニンを併せ持ちます。

  「シャンド・クール」は2ｈａで、地質は砂が多く、深めにある6～7％が粘土質。

ワインは、芍薬のような花の香りに、プラムやモモなどの果実香からなる大変複雑な芳香。

黒い果実香とほのかなスモーク香があり、口蓋に感じられる余韻は上品ながらも長く続きます。

各グラス　　１４００円　（ハーフできます）