ｹｳﾞｨﾝ･ﾃﾞｺﾝﾌﾞ　ﾓﾙｺﾞﾝ　V.V.2013

ケヴィン・デコンブは、ジョルジュ・デコンブを父親に持つ生粋のヴィニョロン一家で育ち、

10歳の時には既に父親の後を継いでヴィニョロンになることを決めていました。

2008年にベルヴィルの農業高校で2年間ブドウ栽培と醸造を学び、

残りの2年間は学校に通いながら父親のドメーヌで研修という経緯を経て、

2012年20歳の時に父デコンブの畑を譲り受け、自らのドメーヌをスタート。

こちらはそんなケヴィンのワンランク上のモルゴンで、畑は通常のACモルゴンよりも標高が高く、

南向きの斜面にあり、樹齢は優に70年を超えています。

ACモルゴンがセメントタンクで熟成させているのに対し、ヴィエーユ・ヴィーニュは二年目の樽で熟成。

瓶詰めしたばかりの時は、樽の香りが少しきつくワインに硬さがあったそうですが、

瓶詰から1年を経た今は香りも味わいも程よく調和され、味わいに深みが出始めています。

モルゴンの男性的な力強さと洗練された酸とミネラル、

余韻にはマセラシオンを終えたばかりのワイン漬けのマールのような甘い風味が長く残ります。

グラス　　１３００円　（ハーフできます）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

元氣・人氣・天氣（「元氣」な土地で採れた元氣な作物をいただき、元氣になってもらうこと。

「人氣」は、人の氣持ちを大切にすること。「天氣」に恵まれることを切望しつつ、

自然には決して逆らえませんので、それ以外に出来ることを精一杯努力すること）   を心がけ、

小さな「こだわり」持って活動する農園です。こちらのスパークリングは生食用のブドウとして人氣があり、

独特の甘い香りを漂わせる糖度の高い「旅路」という品種を使用し、

さっぽろ藤野ワイナリー「伊與部淑惠」氏の協力と醸造家「近藤良介」氏の技術指導のもと生み出されました。

野生酵母で発酵させ、自然の炭酸ガスだけで閉じ込めた無添加のスパークリングワインです。

グラス　　１０００円