ｼｬﾄｰ･ﾎﾟｰﾙ･ﾏｽ　ｷｭｳﾞｪ･ｾｸﾚｯﾄ2009

ワイナリー・オブ・ザ・イヤーにも輝き、日本でも「旨安の帝王」の異名をとる「ドメーヌ・ポール・マス」。

こちらは標高150m、南西向きで日照量が多く乾燥した

「グレ・ド・モンペリエ」にあるポール・マス社の自社畑から造られるシラー種主体のワイン。

「キュヴェ・セクレット（秘密のキュヴェ）」の名の通り、少量のみ大切に熟成させていたワインで、

現地ストックも残り僅か、日本に入るのは今回限というポール・マスファン必飲の限定アイテムです。

ワインは熟したベリーの果実味にハーブやスパイスを含んだ複雑なアロマ、

凝縮した味わいながら品の良さも感じられます。

ちなみに下の店長が札幌に戻ってきたばかりの時、オーナーのジャン・クロード・マス氏が

輸入元の営業さんと一緒に店へ来たことがありましたが、

その当時はこんな世界的な生産者になるとは思っていなかったそうです。

でも自分の造ったワイン以外も色々試飲したりする、とても研究熱心な人だったそうですよ。

グラス　　１１００円　（ハーフできます）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

現当主オリヴィエ・フンブンレヒトが手掛けるツィント・フンブレヒト。

ドメーヌ設立は1959年と古くはありませんが、アルザスのビッグネームとして君臨する偉大な生産者の一つです。

こちらは2004年から生産を開始したキュヴェで、アルザスとしては大変珍しい

シャルドネが60％も使われています（その為ヴァン・ド・ターブル扱いで、ヴィンテージ表記無し）。

畑はクロ・ヴィンスビュール（特に石灰質が多めでシャルドネにも向く土壌で、

ドメーヌのシャルドネは全てここに植えられています）で、葡萄の成熟が遅いテロワールを持つ為、

成熟が早い品種であるシャルドネ、ピノ・オーセロワとはバランスが良いとのこと。

ワインは畑特有のエレガントな酸を持つデリケートで繊細な味わい。

ちなみにここのワイナリーでは辛さの度合いを5段階に分けていて、

2013年は「アンディス1」というも最もドライな区分で、

残糖の少ないキレのある辛口に仕上がっています。

グラス　　１０００円　（ハーフできます）