ｶﾞﾝｸﾞﾗﾝｼﾞｪ　ｱﾙｻﾞｽ　ﾋﾟﾉ･ﾉﾜｰﾙ2015

従兄弟のジェラール・シュレールの影響でビオ農法に目覚め、

マルセル・ダイスやトリンバッハ等が集まるビオディナミの勉強会に参加し、

畑の農法にビオディナミを取り入れてきたガングランジェ。

1999 年に「エコセール」の認証、そして2001年に「デメテール」の認証を取得し現在に至ります。

醸造面でも天然酵母での発酵、酸化防止剤を最小限に抑えた、

いわば自然派タイプのワインを造ってきましたが、

とうとう2015年はほぼ全てのキュヴェをサンスフルにシフト。

そんな2015年はピノ・ノワールの当たり年で、

ガングランジェ曰く「収量も品質も満足の行くブドウが取れた」とのこと。

以前のサンスフルのピノは、開けたては官能的な香りと艶やかな果実味が魅力的でしたが、

徐々にオフフレーバーが出てくるところもありました。

でも今回は染み入るような艶やかな果実味をじっくり最後まで楽しめます！

グラス　　１０００円　（ハーフできます）

ﾄﾞﾒｰﾇ･ﾓﾝ　ﾓﾝﾍﾟ2016
ドメーヌ・モンはドメーヌ・タカヒコの曽我貴彦氏の下で2年間栽培と醸造を研修した

山中敦夫氏が2016年春から独立し始めたワイナリー。

その最初のワインとなるのがこの「モンペ」（まだ自社畑のブドウは植えたばかりなので、

今回は契約栽培のブドウを使用しています）。

「ドメーヌ・モンが醸造したペティアン」ということで「モンペ」と名付けられたこちらのワイン、

昨年までは「農楽蔵」のラロの原料となっていたブドウをドメーヌ・モンが引き継ぐ形で、

レシピも教えてもらいそこに山中さん流のアレンジを加え醸造しています。

葡萄はナイアガラ86％、バッカス8％、ケルナー6％で、

全て余市町登地区で栽培されたもののみを混醸にして、野生酵母にて自然発酵。

亜硫酸は一切使用しておらず、発酵由来の炭酸ガスも閉じ込められており微発泡性です。

また、醸し発酵しているためオレンジがかった色で若干濁っています。

ナイアガラ特有の香りはやや控えめで、ピーチやパイナップル、

バナナやメロンといった香りが感じられ、

程よい酸と優しい口当たりのワインに仕上がっています。
グラス　　８００円