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爬虫類と猛禽類のDeepな世界。

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外国のレポログ

2008年06月04日

スイス・チューリッヒ動物園 ドイツ連載5。




美しい町並みとリトマ川。
ここはスイス最大の都市、チューリッヒ。
そう、ウォッチマンの故郷である。




森の奥にそびえ立つのはアルプス山脈。(たぶん違うと思う)


目的はドイツだったんで、スイスに行く予定はなかったんですよ。
でもたまたまチューリッヒ空港を拠点に動くことになったんで、ついでに寄ったのがチューリッヒ動物園。
予定外だったもんで、ここはアポなしで客として行ってまいりました。

ほんとすばらしい園でしたね。
市立大斉藤先生もアポを取りしなかったことを悔やみ、その場で必死に担当者を呼んでもらっていましたから。

全体の印象はアメリカっぽい。
以前訪れたニューヨークのブロンクス動物園にいるかのような錯覚を受けましたね。
アメリカっぽいってのは、サイン(説明看板など)がとても充実しており、デザインもいい。
つまり、メッセージ性が強いってことですね。




動物舎内は動物に関することだけではなく、生息地の現状、人々の文化や歴史に関する展示物などもきれいに配置してあって、博物館の中に動物がいるって感じです。




それらは新しい施設になればなるほど、顕著に表れていましたね。
メッセージの発信の仕方が研究されている証拠です。進化しているんですね。
教育部門、デザイン部門がかなりしっかり機能していることが伺えました。

そして動物の飼育環境はというと、やはりヨーロッパスタイル。




こちらはゴリラの屋内飼育場。
決して広くはないけど、立体的な空間利用、放射式暖房が作り出す良質の熱。
まさに「環境の質はスペースよりも重要である」とういうことを強く認識させてくれるものでした。

特徴的なのは屋内飼育場にも必ず土を敷いていること、ゴリラに限らずほとんどの動物にね。



土を敷くことで、動物の精神面に良い影響を与えるし、何よりも湿度が維持できるんですね。
ここの動物達は気中の水に包まれていましたから。

これは飼育という概念が「対動物」ではなく「対環境」であることが伺えます。
僕はこれらの施設を観て、「これって全部水槽だわ」って強く感じたんですよ。
水槽ってのは限られたスペースに魚が生活するための様々な条件を作り出しますよね?
まさにそれなんです。
限られた中で良質な環境を作り出し、要素である動物をその中に溶け込ませる。

衛生面重視の日本では、大きな動物の室内には土を敷くってことはあまりないです。
まあ暖房も温風対流式だから、土を敷いても良い方には機能しないですね。
そのような環境の中で動物だけが浮いて見えちゃうんですよ。
環境に溶け込んでいない要素(動物)がそこにポツンとしてるように見えるんですね。
やはり熱の質湿度など目に見えない条件をしっかり提供してあげないと、そこに溶け込むことはできないんですよ。
景観的ではなく本質的にね。




20080604-05.JPG


ゴリラは神経質だから、飼育下では腫れ物にさわるかのような扱いをされがちです。
でもここはガラス張りで思いっきり来園者に晒していましたね。
神経質な動物を神経質に扱うと、飼育環境に馴化できず悪循環に繋がることって結構あるんですよ。
短期的にストレスをかけてでも一気に様々な物に馴化させてしまうことってとても大切だと思いますね。
こちらの群れは非常に安定しており、来園者が騒ごうが何しようが全く気にしておりません。
繁殖も普通にうまくいっているようですね。



あとブロンクス動物園もそうだったけど来園者の環境がとってもよく考えられてるんですよ。
ここも動物舎の前がくつろぎスペースになっていて、そこで食事したりできるんです。
メッセージ伝えるためには来園者が心地よく長時間滞在できる環境が必要なんですね。
それがないとただ通り過ぎるだけの施設になってしまいますから。
寝っころがってコーヒー飲みながら、豆菓子食って大好きな動物を観察できたら最高でしょ?
そんな環境であれば何時間でも滞在するし、初めてサインをゆっくり眺める余裕もできてくるわけです。
メッセージを伝えるためには大切なことですよね。

まあそんなこんなでたまたま寄ったチューリッヒ。
ほんとうに素敵な動物園でした。
他にも素晴らしい施設がたくさんありました。それはまたの機会にね。
20080605-02.JPG


子供を押しのけ必死に写メを撮る、大人げない東洋人(僕)。


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2008年04月18日

洞爺湖サミットに向けて提案。ドイツ連載4

今年は洞爺湖サミット。
環境サミットってこともあってメディアも様々な情報を発信しておりますね。
だからね、僕もこれに便乗して「キャンペーン」を提案したいと思ってるわけですよ。
名付けて「今何℃だ?運動」。

これは世界中の人々が皮膚感覚を研ぎ澄まし、テンプマンになってもらうことを目的とした草の根運動です。
まず国民一人一人にイカしたデザインの「温度計ストラップ」を配布し、携帯に付けてもらうんですよ。
これで皆さん温度というものを確実に意識していく。
よく配布されてるペラペラ温度計じゃダメっすよ。あれじゃあすぐにゴミ箱行きですから。
誰もがシビれるデザイン、絶対にかっちょよくないとダメですね。

このキャンペーンのスローガンは「今何℃だ?」。
とにかく遭う人ごとに「今何℃だ?」って互いにクイズを出し合うんですよ、挨拶代わりにね。
「今なーんどだっ?」って少しおどけて言ってみせるのがより効果的です。

このクイズによって人々は楽しみながら温度や環境について関心を持っていくわけです。
みんな結構テンション上がると思うし、ムキになると思うんですよね。
温度当て対決に負けたくないもんだから、常に温度計をチェックする習慣が付く。
皮膚に全神経を集中させて、情報を得ようと必死になっていくんです。

もう常に頭の中は温度のことでいっぱいですよ。
これによってイヤでも皮膚感覚がどんどん研ぎ澄まされていくんですね。
そして気付いたころには「テンプマン誕生」ってわけです。

そしてね、年に一回「今何℃だ?全国大会」を開催するんです。
全国からテンプ猛者達を集め、温度当て対決を実施。たぶんかなりの激戦が期待できますよ。
たぶん0.2℃の差で勝負が決まるでしょうね。
そして優勝者には「テンプマンジャケット」と「白いギター」をプレゼント。

これらの活動は同時に世界にも発信していかなくてはなりません。
世界各国にテンプマン大使を置き、積極的なキャンペーンを行うわけですよ。
そうだなー日本大使は西田敏行、米国ならジョニーデップ、英国ならサイモン・ペグって具合にね。
そして4年に一度、「今何℃だ?世界祭典」の開催。
優勝者にはテンプマンジャケット、白いギターの他に「テンプマンマスク」をプレゼント。
ミル・マスカラスばりのね。
このマスクを被っていれば、社会的に様々な特典が与えられ人々から尊敬の念を集めることができるのです。
でも決して素顔を明かしていけません。



20080418-00.jpg


「今なーんどだっ?」


「爬虫類と猛禽類のDeepな世界」は7割妄想、2割幻想、1割作り話でお送りしております。
でも僕はみんなが言うほど嘘つきではありません、ホラを吹くだけです。
ダンケダンケ。


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2008年04月17日

皮膚感覚を研ぎ澄ませ。ドイツ連載3

ドイツ連載、皆さんとっくに頓挫したと思ってたでしょ?
いえいえ、まだまだ序文にすぎません。
「こち亀」ばりの超大作にしていきますんで、皆様適当に流してくださいね。

僕はね、市立大の斉藤先生と出会ってから、自分の持ってる「ある優れた感覚」に気付かされたんですよ。
それは「皮膚感覚」。
僕はね、温度がわかるんです。例えば部屋の温度とか壁や机といった物質の温度。
つまりね、体内温度計を持っているんですよ。

これはね、長年爬虫類という生き物を飼育する中で、常に温度を意識して生活してきたからなんですよ。
爬虫類って微妙な温度管理が必須だから、僕は常に温度計と向き合う習慣があるわけなんですね。
まあ長年そんな生活を続けていれば、イヤでも皮膚感覚が研ぎ澄まされていくわけですよ。
別に生まれつき持ってる特殊な能力ではなくて、後天的に鍛えられた感覚ね。
そう、僕は温度男、かっこよく言うと「テンプマン」ってわけです(弱そう)。

でもね、斉藤先生と話をしているうちに実はこの感覚ってのがすごく重要だってことに気付いたんですよ。
環境を考える上でね。

斉藤先生は現代人の皮膚感覚のズレに危機感を持っておりましてね。
例えば大学で生徒さん達に「今教室の温度は何度でしょう?」って質問したところ、その答えは実温度と大きなズレがあったそうです。
それくらい人々は生活する上で温度というものを意識していないし、無関心なんですね。

日本は今国を挙げて省エネに取り組んでますよね。
環境省は夏は28度、冬は20度って室内推奨温度を設定し、盛んにキャンペーンを行ってます。
でも皮膚感覚が鈍ってる状態では、あまり効果的ではないし本質を射てないと思うんですよ。

斉藤先生はよくこう言ってます。
「時速60km制限の道を、スピードメーターの付いてない車で走ってるようなもんだ」ってね。
そう、制限を守るにはそれを測るものが必要なんです。
まあ冷暖房機には温度計が付いてるけど、日本の対流式冷暖房だと場所によって温度なんてバラバラ。
つまり当てにならんわけです。
そして多くの人は温度計を見る習慣がないわけですから。

やっぱね、自分の体の中に温度計を設置するのが、いろんな意味で絶対に良いと思うんですよね。
常日頃から温度というものを意識し、みんなでテンプマンになればいいわけです。
地球の味方テンプマンってね。

そんなこともあって、今僕は温度をより強く意識して生活しているんですよ。
トレーニングマシンを駆使してね。



放射温度計。
当てるだけで物質の温度が測れるんですね。
これを常に持ち歩き、いつでもどこでも温度を測る習慣を付けるわけですよ。
世界最強のテンプマンになるためにね。
そして世界の中心でこう叫ぶんです。
「皮膚感覚を研ぎ澄ませ!」ってね。


































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2008年03月04日

I LOVE 放射。 ドイツ連載2。

ドイツ連載2。
どんどんDeepな世界に入っていきます。
どうか僕を止めないで。
記憶をしっかり保存したいから。

続きはこちら...

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2008年02月27日

ドイツ連載開始。

皆様、お久しぶりです。
本田☆直也でございます。

実はね、スイスとドイツに行ってたんですよ。

続きはこちら...

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編集部からのお知らせ

たくさんのドラマと感動を与えてくれたバンクーバーオリンピックも終わり、早いもので年度末の3月となりました。暦の上では春ですが、まだまだ気が抜けないのが北海道・・・皆さま、春を先取りし過ぎて風邪を引かないようご注意くださいね。
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プロフィール

本田 直也

◆ 1976年 札幌生まれ
◆ 1996年より円山動物園勤務
◆ 担当は爬虫類館と猛禽類のフリーフライト
◆ NPO法人日本放鷹協会認定 諏訪流鷹匠。

春から夏は爬虫類を求め、北海道、沖縄のフィールドワークへ、
秋から冬は愛鷹、愛犬と共に鷹狩りへと素敵な日々を送っている。

鷹やら犬やら爬虫類やらと山の方で暮らしている。

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