札幌100マイル みんなのクチコミレポログ(レポートブログ)が集まった、札幌発のお出かけチェックサイトです。

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爬虫類と猛禽類のDeepな世界。

爬虫類と猛禽類のDeepな世界。

レジャーのレポログ

2009年03月17日

広報の鬼2009。

久々に自炊しましてね。
キャベツなんぞを買ってまいりまして、栄養満点のロールキャベツでも作ろうと思ったんですよ。
ほら、今週はマニアックスで忙しくなるからさ、体力つけないとね。
とりあえずレシピ見ながらやってはみたんだけど、やっぱなんだか急にめんどくさくなりましてね。



んで急きょ計画変更して作ったのがこれ。
本田家オリジナルのオールキャベツ(にんにく卵黄添え)。
一文字違っただけで全く違う料理になるんですからね、ほんとキャベツって不思議ですよ。
「料理は工夫」ってのはほんとですわ。

これに「ジンギスカンのタレ」をかければ上等な味になります。
とりあえずなんでもジンタレかけておけば全てOKってことを僕は幼少の頃からうすうす気付いていましからね。
ほんと料理は工夫ですよ、皆様も一度試してみてください。

さていよいよ今週に迫ってまいりました「円山スネークアートマニアックス」




やっぱね、この時期一番不安なのが「広報」です。
多くの人にこのイベント知ってもらうにはどうしたらいいのか。
もう3回目となるとマスコミさんの食いつきも弱くなりますから。
http://sapporo.100miles.jp/zoo_honda/article/113
昨年の「ハリウッド大作戦」は見事失敗に終わりましたしね。
今年はとりあえず爬虫類好きが集まりそうな場所に足を運び、ポスター貼ってもらったりしております。
地道にコツコツとね。
快諾していただいたお店の方々、本当にありがとうございました。

では今回もがんばりましょう、市民の皆様応援よろしくお願いします!
めざせ日本発、世界行き(少年隊デビュー時のキャッチフレーズ)
今回はこのスローガンでいきましょう!


まあ結局少年隊は世界に行ってないですけどね。


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2009年03月14日

円山スネークアートマニアックス。

いよいよ来週に迫ってまいりました。
爬虫類好きの爬虫類好きによる爬虫類好きもそうじゃない人もWelcomeのイベント。



円山スネークアートマニアックス」
皆様準備はOKでしょうか。

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3月22日の千石先生の午前・午後の講演は整理券が必要でございます。
本日14日~21日までは円山動物園正門にて配布(午前の部・午後の部各50枚)。
当日も動物園センターにて午前の部・午後の部各50枚配布いたします。
千石先生に会いたい方は是非お早めにお願いしますね。

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20日のレプタイルカフェ
今回はよりDeepでファンタスティックなお話をしたいと思います。
例えば「生息地別の環境設定」「種別の飼育留意点」「爬虫類繁殖のための4つのパターン」とかね。
これまで経験してきたことを僕の生い立ちと共に包み隠さずお話したいと思っております。
これに参加すれば、「明日にでも爬虫類の繁殖はできちゃうぞ」みたいな感じにしたいですね。
また参加者の方からも様々な飼育相談や情報提供があるとうれしいです。
Deepな方もライトな方も爬虫類嫌いな方もどんどん参加してくださいね。
みんなでたくさんお話しましょう。

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21日のレプタイルカフェ。
ドイツ・アメリカの動物園の爬虫類事情をたくさんの画像を織り交ぜながらお話します。
「お国別の飼育概念」「環境の作り方」「飼育と繁殖」非常に興味深い内容になると思います。
こちらも奮ってご参加くださいませ。
この2日間は整理券は必要なしです。コーヒー片手にのんびりいきましょう。
あっカフェとなっていますが、飲み物は用意しておりません。
コンビニで買ってくださいね。

20090314-04.JPG


そしてグッズ販売ブース
今回は12組の方が参加し、爬虫類両生類グッズの販売を行います。
この機会に魅力的な商品をゲットしてくださいね。

まあ年に一度こんな3日間があっても良いですよね。
皆様、この期間は爬虫類両生類にどっぷり浸かって日頃のストレスを吹き飛ばしてください。
では。




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2009年02月22日

美しきエゾグリーン。

円山動物園が世界に誇る美しきアオダイショウ、エゾブルー。
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やっと世に広まってきた感がありますね。
北は北千住から南は南千住までと、たしかな手ごたえを感じている今日この頃。

では今日は、もう一つ世界に誇る美しきアオダイショウを紹介しましょう。
現在は頓挫中の極秘プロジェクト「エゾグリーン計画」。
片割れが病気で亡くなってしまい、現在は1匹のみの管理。
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ね?きれいでしょ?
この緑色、摘みたてのほうれん草だってここまでの色は出ませんよ。
20090222-02.JPG


この個体は3世代目の♂なんですけど、亡くなってしまった♀はほんとに奇跡の美しさでしたね。
興味のある方はお手元の、「山渓ハンディ図鑑 日本のカメ・ヘビ・トカゲ」を開いてみてください。
アオダイショウのページの真ん中に写っているのが、その個体。

まあ北海道にはこういう緑系のアオダイショウも多く生息していましてね。
この個体のルーツも、もともとは動物園内で保護された個体なんですよ。
またいつの日か、計画を再開させたいですね。

身近でありながら、理解されず嫌われがちなアオダイショウ。
先入観の払拭、魅力の再確認にはこれら美しきアオダイショウが果たす役割は大きいと思いますよ。

では皆様、素敵な休日を。








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2009年02月20日

粗食。

世の中健康志向で「粗食ブーム」ですね。
動物実験でも特に幼児期から粗食で育てられた個体は長寿の傾向があるそうです。
僕の場合幼児期はほぼお菓子で育ってきたのですでに圏外でございます。
まあそんなことからも「粗食長寿説」ってのは非常に根強いですね。
本当のところはよくわからないけど、飼育経験上その傾向はあると個人的には思いますね。

僕は飼育管理において、同業の方達から「餌足りないんじゃない?」って頻繁に言われます。
でも実際、どれくらいが「粗食」でどれくらいが「飽食」なのかっていう基準がそもそも存在しないわけなんです。人間とは違ってね。
だから動物管理における給餌量や質ってのは相対的に判断できないわけで、適切量ってのが出てこない。
同種であってもこの環境なら肉2kgで十分、でもこちらの環境なら肉2kgでも餓死しますってな具合にね。
様々な要因を考慮し、適切量を見極めていく必要があるわけですよ。
だから「粗食だね」って言われても、僕のモノサシでは極めて「適切である」わけで、一般的に適切だと思われてるものが、実は「超飽食」って可能性もあるわけです。
適切量を教えてくれるのはその動物だけなんですよ。
サインを見逃さないよう、注意深い観察が必要ってことなんですね。

まあ粗食と言えば、僕の粗食っぷりはすごいですよ。



先日の僕のランチです。ほんと「戦後かっ」て感じでね。
米と少しの野菜と・・って宮沢賢治じゃあるまいし。
もう隣の席の土佐飼育員なんて、人の弁当覗いて毎日ゲラ笑いですよ。
でも僕自身はこの粗食生活で少しは長生きできればいいかなって、いたって前向きでして。
まあちなみに宮沢賢治は若くして亡くなりましたけどね。

やっぱり粗食うんぬんより重要なのは、必要な栄養をきちんと取るってことですね。
まあ僕もたまには肉を食おうって思って、先日某とんかつチェーン店に行ったんですよ。
初めてだったもんですごくワクワクしてましてね。
んで店に入ろうとしたら、ものすごい音と共に突然目の前が真っ暗になったんですよ。
僕ったらドアと勘違いして玄関横のガラスにそのまま突進しちゃって顔面と膝を強打しちゃったんですね。
鼻血はドボドボ出てるわ、激痛はするわでしばらくうずくまってたんですよ。
ふと店内の方に目を向けると店員さんもお客さんも全員がこちらを凝視してましてね。
そりゃあれだけ大きな音がしたから無理もないですよ。
まあそのまま鼻血流しながら、何事もなかったように店内に入れば「英雄」になれたんだけど、さすがにそんな猛者にはなれなかったです。

せっかく「とんかつ」がすごく食べたかったのに残念でしたよ。
ほんと豚にも申し訳ない気分で一杯だったけど、その時の僕は完璧なチキン野郎でしたから。
背中を丸め足早に車に戻り、隣の某ギョウザチェーン店に逃げ込みました。
特に食べたいわけでもなかったのにね。
いやー久しぶりに「恥ずかし死」するとこでしたよ。
でもね、僕は必ずリベンジしてやりますよ、店員さんが僕の事を忘れた頃にね。
では皆様も素敵な食生活を送ってください。











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2009年02月06日

スネークアートマニアックス出店者募集

えー「スネークアートマニアックス」の出店者募集のお知らせです。
http://www.city.sapporo.jp/zoo/topics/snakeart2009.html
スネークアートマニアックスとは、
「円山スネークアート展」を開催しない年に行う、より爬虫類に特化したDeepなイベントです。
コアなファンの定着を狙っております、はい。

イベントは、爬虫類両生類好きが共に学び、語らう「レプタイルカフェ」と
爬虫類両生類のグッズ販売を中心とした「グッズ即売会」の2部構成となっております。
爬虫類好きの爬虫類好きによる爬虫類好きやそうじゃない人もWelcomeのイベントです(リンカーン第16代)。
ちなみに「レプタイルカフェ」は、最近あちこちで行われている「サイエンスカフェ」からパクりました。

開催日は3月20~22日の3日間。
オリジナルグッズを売りさばきたいという作家の方々、是非ご参加くださいね。
好評なグッズはオフィシャル化の検討も予定しております。
ワモンベニヘビ携帯ストラップとか、キタブチイシガメ灰皿、ベーレンパイソンストッキングなんかが出てきたら僕ならすぐ買いますね。
Deepでパッションなグッズをお待ちしておりますよ。

最終日のゲストはもちろんこの方



我らが心のふるさと「千石正一先生」です。
爬虫類に関する講演を行ってもらう予定ですので皆さん楽しみにしていてくださいね。

上司の北川係長曰く
「園長に怒られるか怒られないかギリギリのマニアックなイベントにしようぜ。てゆーか怒られるか怒られないかのギリギリでちょっと怒られるぐらいにしょう!」と張り切っております。
みんなでレッツ爬虫類。

あっあと今度の日曜日に行われるサンデーセミナーのお知らせもしておきます。

2月8日(日) サンデーセミナー(5) 
飼育員の動物講座「インドネシアの至宝~コモドオオトカゲ」 
13時30分~14時30分 (動物園プラザ) 無料
 講師:本田飼育員 ※当日30分前より受付。先着30名
コモドオオトカゲについて延々と語らせていただきますので皆様、ご親戚、ご近所お誘いの上ご参加ください。






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2008年12月20日

冬の鷹狩り。

休日はね、もっぱら狩りをして過ごしているわけですよ。
でもね、12月に入ると狩場の様子も大きく変わり獲物もいなくなってしまうんですね。
川は凍り、全ては雪に覆い尽くされ、生あるものの気配は消えます。






景色は最高にきれいなんですけどね。

だからこの時期に入ると、ジプシーの如く移動をしながら生きている狩場を探すんですよ。

良い感じの場所があれば、まず特攻隊長のルーツが出動。









ルーツは藪を突き進み、ニオイを頼りに獲物を探すわけです。




僕はひたすら彼の後を追い、チャンスに備えます。

んで小一時間ほど歩いて・・・




「ご主人、ここは何もいないみたいですぜ」
「うん、なんとなくわかってたよ」
まあこんな感じの繰り返しですわ。

獲物がいないと鷹にも犬にもスキルアップの機会を提供してやれないんですね。
能力を引き出せすことができる機会を提供し続けることが僕の役目。
それができないと成長しないどころか、いろいろな悪癖がちょこちょこと現れてくるわけです。
モチベーションを保つことも難しくなってきます。
人間も動物もそこは一緒ですよね。
良い環境に身を置いてやる、そのための労力を惜しんではいけませんね。
これを経費とみるか、投資とみるか。
人・鷹・犬の一体、これらが完璧に機能したら、ものすごい感動が押し寄せてくるでしょうね。
まだまだ修行が足りませんよ。




本田家の面々。
なぜか誇らしげの愛犬ルーツ。


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2008年11月06日

コモドオオトカゲは丸顔族。




コモドが来て1週間が経過、2頭とも落ち着いております。
んでもって先日、初めての給餌を行ったんですよ。




タマンサファリでは1週間に一度、ニワトリを与えているんですね。
ニワトリ1羽をぶつ切りにして2頭に分けて与える。
ほんとは餌の質と量は変えていきたいんだけど、しばらくはタマン方式をそのまま引継ぎたいと思っています。
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とりあえず2頭とも食べてくれたので一安心です。
でも2頭とも肥満ぎみでございます。
飼育下育ちだなってのがすぐにわかる体型ですね。
オオトカゲってのは餌の乏しい環境の中で進化適応してきた種類。
だから餌の豊富な飼育下では容易に太ってしまうんですよ。
でもこのプロポーションだけはもうちょい何とかしたいですね。
僕はね、動物のプロポーションにはめちゃくちゃうるさい男なんですよ。
飼育下の動物達って本来の美しいプロポーションを保っていないんですね。
ほんと別の生き物じゃないの?って思うこともしばしばあるんです。

「精神的、肉体的な健康を考慮した上で、本来の美しい体型を保たせる」
これは僕が動物を管理する上で最も重要視していることなんですね。
特にカメなんて適切な管理をしてないとすぐに甲羅が歪んできちゃいます。
甲羅が一度歪むと2度と元には戻らない、失敗は許されないわけです。
日々の飼育管理が単なるルーチンワークでは絶対に達成できないことなんですよ。
皆さんがいつも見ている動物園の動物達、実際は全然違う印象を持っているかもしれません。



でも飼育下産まれのコモドはほんとに温厚ですね。
触っても全然平気、ちらっと横目で見てくるだけです(そのチラ見がなんとなく怖い)。
大きくて強い動物ってのは往々にして温厚で扱いやすい傾向があります。
怖いものがないから、警戒心も薄く、ある意味鈍感で精神が安定してるんですね。

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来園者からも「かわいいー」って歓声が飛んでおります。
ほんと今まで爬虫類館では聞いたことないセリフですよ。
うん、たしかにコモドはかわいらしい顔つきなんです。
それは他のオオトカゲよりも鼻先が短く、顔が丸いからね。
ほんと丸顔族は得ですよ、みんなにかわいがられるんですから。
レッサーパンダなんてそれの最たるものですよね。
爬虫類だったら、リクガメ類とかシシバナヘビとかかな。
反面、ウマヅラコウモリやインドガビアルといった面長族はちょっと厳しいな。
人間ってのは無意識的に丸顔でフワフワしたものを愛おしいと思うようだから。
僕はみんなとは好みがちょっと違いますけどね。



毎週土日は「コモドオオトカゲのポイントガイド」もやっております。
皆さん、是非見に来てくださいね。
僕だったら二万回くらい見に行きますよ。
世界の宝が円山にいるんです・・いまだ信じられませんよ、僕は。


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2008年11月01日

インドネシアの至宝ご来園。

いやーみなさん、とんでもないことになってしまいましたよ。
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その日は突然やってきました。
とうとうきてしまった・・・夢にまで見たこの日・・・・
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非現実的なことが現実になった瞬間・・・・
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OH MY GOD!
http://www.city.sapporo.jp/zoo/topics/topics2-146.html
そんなわけで、世界最大のトカゲ、コモドオオトカゲのペアがインドネシアからやってきました。
インドネシアがこのトカゲを国外に出すのは異例なことです。
現在日本でコモドが見れるのはここだけ!
なんてことでしょう!コモドを管理できるなんて誰が想像できたでしょう!
ありえない!ほんと超YPです!
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大人の太ももより太い尾。
もしこれで叩かれたら、脳挫傷確実です。
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例えようのない巨大な足。
ほんと参りましたよ。ほんと超YPです。
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全身からオーラが出まくりです。
世界の宝がここにいるのです。
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夫婦仲良し。
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技術指導のため、トカゲと共にやってきたユリウスさん。
インドネシア、タマンサファリの飼育員です。
スラマッパギー。
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本日より一般公開です。
是非皆様会いにきてくださいね。
この機会を見逃すと人生の3分の2を損することになります。
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ほんともう信じられない!
ほんと超YPです!



※超YP(チョー・ヨンピル) 


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2008年10月23日

蛇眼力を研ぎ澄ませ。

皆様ご無沙汰でございます。
すっかり紅葉一色、あき竹城一色の季節になりましたね。

フリーフライトも再開しましたので、是非動物園に足を運んでくださいね。
http://sapporo.100miles.jp/zoo_yoshida/article/277
セーベルの死という大きなダメージもありましたが、それを乗り越え精進していきたいと思っております。

いやーでも今年はほんと「ヘビ年」ですよ。
とにかく市民やマスコミからヘビに関しての問い合わせや種の鑑定依頼が多かったんですね。
「変なヘビを見かけたので見て欲しい」「庭先にヘビがいるんだけど毒蛇かもしれないから鑑定して」などなど。
マムシのアルビノもやってきたしね。

北海道に生息しているヘビは5種類。
これを瞬時にしかも確実に見分けるには研ぎ澄まされた「蛇眼力」(じゃがんりき)が必要です。
「蛇眼力」の定義は「いつでも、どこでも、少ない情報でも、瞬時に、確実に見分ける」でございます。
皆さんも是非一度、広辞苑で調べてみてください。

これは長年ヘビと関わっていても簡単には鍛えられないんですよ。
「たった5種類なのに?」って思うかもしれないけど実際は容易なものではありませんのよ。
ではこれから6枚の写真を見てもらいます。何ヘビか当ててみてくださいね。
あなたの「蛇眼力度」がわかりますよ。



















何ヘビかわかりましたか?
正解は全部「シマヘビ」です。
一枚目は典型的なシマヘビ、わかりやすいですよね。
でもシマヘビといっても個体差も激しいし、幼体と親も全く外見が異なるんですね。
だから典型的なシマヘビを知っているだけでは、判別は難しいわけです。

以前ね、ベテランのヘビ飼育者とヘビ観察のためフィールドに出たんですよ。
んで1匹のヘビを発見したんだけど、すぐに石の間に隠れちゃったんですね。
観察できたのは尾の一部だけ。

僕はすぐに「あー今のはシマヘビだったね」って言ったんですよ。
そしたら彼は「なんで今のがシマヘビなの?」って聞いてくるわけです。
「いや、なんでって・・シマヘビだからシマヘビなんだけど・・・」と僕。
その答え方が気に食わなかったのか彼ったらすっかりご機嫌斜めでね。

彼の場合、シマヘビと判断する時は「体に4本のラインが入ってて・・目が赤くてうんぬん」って感じなんですよ。
でも僕はそんな図鑑ちっくな判断はしないんですね。
だって僕にとっては親兄弟並みに身近なものだから理屈抜きにすぐに判断できるわけですよ。

例えば目の前を自分の父親がちらっと横切っても皆さんはすぐに「あっ親父だ」って判断できますよね?
「七三分けに迷彩のバンダナ、2タックのケミカルジーンズにサスペンダーを付けてたから親父だ」なんて判断はしないでしょ?
だから「どうして親父ってわかるの?」って聞かれても困惑するだけ。
そう、科学的ではないけどそこに理屈はないんですね。
実際フィールドでは、体の一部しか観察できないことも多々あるわけです。
そんな少ない情報であっても種を特定できないといけないわけですよ。

バードウォッチングの世界でもよくありますね。
ちらっと横切る鳥のシルエットを見るだけで「今のはハイタカの♂だな。」とかすぐに種を特定できる。

昆虫の世界もそう。
うちの猛獣担当の田岡飼育員はハチのスペシャリスト。
はるか頭上を飛んでる小さなハチを見て「あれはなんちゃらハチの♂だよ」って。
瞬時に状況を判断して、無意識的に種を特定できちゃうんですね。
ほんとすごいですよ。

あらゆる環境であらゆる個体を観察してきたものだけが持てる力。
それが「蛇眼力」です。みなさんも是非鍛えてみてくださいね。
蛇眼力を鍛えても社会にどう貢献できるかはわかんないけど、人生がより豊かになりますぜ。
レッツ ロックンロール!














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2008年09月13日

マムシで覚える遺伝学。

こんばんは、毒蝮三太夫です。
今日ね、朝一番にメールが届いたんですよ。
んで内容はたった一行、「マムシは卵を産みません」 それだけ。
なんのことやらさっぱりわからず、「おっ、新手のギャグだな」くらいにしか思ってなかったんですよ。
そうこうしてたら、さらにメールが数件。相手は全国に散らばる知り合いの飼育員達。
内容はすべてマムシの件・・・・
速攻でパソコンを立ち上げ、速攻で検索。
はいはい、やっとわかりました。この記事ですね。
http://mainichi.jp/hokkaido/news/20080912hog00m040002000c.html
マムシは胎生で直接子ヘビを産みます。
だから「産卵の兆候」という表現は不適切なんですね。
なぜこのような記事になったのかはわかりません。
でも間違った情報が伝えられることは非常に残念なことです。



でもこのマムシ、本当に美しいですよね。
アルビノってのは、突然変異や劣性遺伝により先天的に色素が欠乏している個体のことを言います。
特定の種においてはペット用として盛んに作出されてるけど、野外で見つかることは非常に稀、めちゃくちゃ珍しいですよ。
しかもこの体色、目立ちますから外敵に狙われやすいというリスクも考えられます。
まあ、マムシは夜行性だからこの個体もここまで生き残ってこれたのかもしれませんね。

んでこの個体、たぶんお腹に子ヘビを宿しております。
マムシは夏から秋にかけて交尾をし、翌年の秋に出産します。
人間並みに妊娠期間が長いんですよ。
だからね、この時期に捕獲された成♀の場合、妊娠していると考えて間違いないわけです。
そんなこともあって、展示は出産を終え、餌付けを済ませた後に開始いたします。
ご了承くださいね。

ではどんな子ヘビが産まれると思いますか?半分白いヘビ?
産まれてくる子ヘビは、ノーマルのマムシです。普通の色。

アルビノってのは劣性遺伝するんですね。
つまり一世代目では、アルビノは表現されません。
でも産まれてくる子ヘビ達はアルビノ因子を持ってるんですよ。
見た目はノーマルだけど半分アルビノって感じね。
こういう個体を「アルビノへテロ」って言うんです。

そして産まれたアルビノへテロを育てて、親のアルビノと交配させます。
こういうのを「戻し交配」っていうんですね。
産まれてくる子ヘビは、2分の1がアルビノで残りがアルビノへテロです。
そして、さらに育ててアルビノ同士で交配させると、今度は産まれてくる子ヘビ全てがアルビノとなるわけです。
このようにしていけば、アルビノを固定することができるんですね。
この過程で別血統の個体も繁殖に参加させていけば、遺伝的な問題も解決できます。

ちなみにアルビノへテロ同士で交配させると、4分の1がアルビノ、残りの4分の3はヘテロとさらにアルビノ因子を全く持たないノーマル個体が産まれます。
このような個体を「66%ポッシブルヘテロ」と言うんですね。
例えば4匹の子ヘビが産まれたとします。1匹はアルビノで残り3匹のうち2匹はヘテロで1匹はノーマルなんです。
この3匹、見た目はノーマルでどれがヘテロなのかは区別ができません。
だから「66%の確立でヘテロが含まれてますよ」っていうことなんですね。

学生時代習いましたよね?「メンデルの法則」。
授業では全く理解できなかったけど、ヘビを飼えばよく理解できますよ。



「遺伝はヘビで覚えよう」
貴重な個体を提供していただいた、土田さんに感謝いたします。
大切に飼育しないとね。
あー焼酎にされなくて良かったわ・・まじで・・・


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編集部からのお知らせ

たくさんのドラマと感動を与えてくれたバンクーバーオリンピックも終わり、早いもので年度末の3月となりました。暦の上では春ですが、まだまだ気が抜けないのが北海道・・・皆さま、春を先取りし過ぎて風邪を引かないようご注意くださいね。
北海道の遊び&お泊り応援サイト【ぐうたび】

プロフィール

本田 直也

◆ 1976年 札幌生まれ
◆ 1996年より円山動物園勤務
◆ 担当は爬虫類館と猛禽類のフリーフライト
◆ NPO法人日本放鷹協会認定 諏訪流鷹匠。

春から夏は爬虫類を求め、北海道、沖縄のフィールドワークへ、
秋から冬は愛鷹、愛犬と共に鷹狩りへと素敵な日々を送っている。

鷹やら犬やら爬虫類やらと山の方で暮らしている。

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