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爬虫類と猛禽類のDeepな世界。

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月別 2009年10月

2009年10月22日

出産2。

こんばんは。
尊敬するブロガーは吉田飼育員です。
20091022-07.JPG


バックヤードで飼育中のシナワニトカゲ(Shinisaurus crocodilurus)が無事に出産しましたよ。
アルマジロトカゲと同様、この種も胎生種でございます。
出産日もほぼ予定通りで今回は4匹の赤ちゃんが誕生。
でもね、まだ腹に何匹か残っているんですよ。
これが自然界ならそのまま冬眠し、春にまた産み落とすのかもしれません。
リスクを減らすために出産時期をわざとずらしている可能性もあるわけです。
でもここでは温度を下げれないから出てこれなかった子達は生きていけないかもしれません。
母体に影響が出る前に早く出てきてくれればいいのですが、ちょっと不安ですね。

20091022-02.JPG


交尾は2月、この時期は皆さんお盛んでございましたよ。
でも結局出産にいたったのは1匹だけ。
他の♀達は未成熟卵の状態で排出してしまいました。

20091022-03.JPG


今回出産した個体。
これは8月の状態なんだけど、もう腹パンパンですね。
この個体、出産前の4ヶ月間は何も食べなかったんですよ。
まあこれだけパンパンなら入る余地はなさそうですね。

20091022-04.JPG


手のひらの上の赤ちゃん。
レッドヘッドでとても美しい、何とも言えない魅力を感じます。
あとこの赤ちゃんを見てすぐに感じたことがあるんですよ。
ニューギニアに生息しているアカメカブトトカゲの赤ちゃんとそっくりだなってね。
20091022-06.JPG


これがアカメカブトトカゲの赤ちゃん。
ね?そっくりでしょ?
系統的には異なる種なんだけど、暮らし方が少し似てるんですよね。
生態が似ていると、おのずから外見も似てくる。
こういうのを収斂進化(しゅうれんしんか)と言われております。
うん、たぶんそういうことだな。
20091022-05.JPG



無事に餌付けも終了、元気に暮らしておりますよ。
もうかわいすぎて頭がおかしくなりそう(吉田飼育員風)

じゃあ今夜はもう寝ようかな。
明日は会議があるんだよね(吉田飼育員風)


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2009年10月11日

ゲリラ告知。

突然ですが告知でございます。
明日12日、ザリガニシンポジウム実行委員会主催による「外来生物シンポジウム」が開催されます。
専門家の方々による貴重な講演もありますので、興味のある方は是非足を運んでくださいね。
ちなみに11時からの30人限定園内ツアーでは爬虫類館バックヤードもご案内しますよ。

[日時]:10月12日(月、祝)13:00~16:00
[場所]:札幌市円山動物園動物科学館
[内容]
・基調講演「外来生物とは」40分 
吉田剛司(酪農学園大学生命環境学科准教授)

 休憩

・問題提起
ウチダザリガニとアメリカザリガニ 20分 川井唯史(北海道立稚内水産試験場)
 
アライグマ 20分 阿部豪(アライグマ研究グループ・代表)
 
動物園の森の外来植物 20分 吉野聖(札幌市円山動物園)

パネルディスカッション及び質疑応答 40分

[参加費]:無料。年間パスポートをお持ちでない方は入園料が必要です。
[申し込み]:不要。当日会場にお越しください。
[主催]:ザリガニシンポジウム実行委員会
[問い合わせ先]
      札幌市円山動物園 tel 011-621-1426 (担当:吉野)
[同時開催]
・外来生物を知る園内ツアーシンポジウム講師のガイドを聞きながら動物園内にいる北海道の外来生物を見学します。(30人限定、11:00~12:00)
10:00から動物園センターにて参加券を配布

・動物園センターではザリガニの塗り絵・クラフト体験や釣り堀・ニホンザリガニクラフトコーナー生息環境の減少やウチダザリガニの影響により絶滅の危機にあるニホンザリガニ。工作を作りながら、北海道の希少種ニホンザリガニについて知ろう!10:00~16:00(クラフトがなくなり次第終了)

・石山南小学校生徒によるザリガニ釣り堀と展示石山南小学校5年生が総合学習でザリガニについて学んだことを発表します。

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2009年10月07日

R指定な男。




コオロギを捕食するヨウスコウワニたち。
週3,4回公開している「ヨウスコウワニの赤ちゃんの給餌」の風景です。
これが意外に好評でございまして、まだ見てない方は是非いらしてくださいね。
見ないと人生の五分の三を損することになります。

でもすごいっすよ、この奴さんたち。
ゆっくり獲物に近付き、射程距離に入ったら一瞬で飛び付く。
そして体を揺さぶりながら、ぐいっと丸呑みしていくんですよ。
こんなちっちゃいのにすでにハンターですからね、ほんと素晴らしい能力ですよ。
僕なんか一匹の逃げたコオロギを捕まえるだけで四苦八苦するんですから。
たまに立ち眩み起こしたりしますからね。
ほんと侮れませんよ。




腹いっぱいになれば、みんなでライトの下で休憩です。
ここは40℃近くありますので、消化を促すために最適なんですね。



僕は爬虫類に対して「かわいいっ」っていう感情はほとんど持ち合わせていません。
でもこのワニっ子達とコモド夫婦はやはり別ですね。
来園者の方達もワニっ子達を観察してる時はものすごく良い表情なんですよ。
何とも言えないマザーテレサのような暖かい微笑みで、僕の荒んだ心も癒されます。
まあでも隣の巨大ワニの展示場に移動した時点で皆さん真顔になってますけどね。

子供達にも大好評で、みんな真剣に観察して質問もたくさんしてくるんですよ。
「どれくらいで大きくなるの?」「他に何を食べるの?」とか子供らしい質問が大半です。

でも中には妙に大人びた子もいましてね。
「あなたにとってヨウスコウワニってなんですか?」とか聞いてくるんですよ。
いやーほんとびっくりしますね、君はソクラテスかって。
小学校低学年の子がそんな真面目な事を言っちゃってこりゃただごとじゃないですよ。
こっちも気の利いた答えを出さないとこの小さなソクラテスは納得してくれないでしょうしね。

だからね、僕も頭フル回転で考え抜いてガツッと答えたんですよ。
「自分を社会の中に見出してくれるかけがえの存在なんだよ」って。
こりゃ決まったわ、実に哲学的でアリストテレスっぽい答えだと。
ほんと王手飛車取りの気分で自信満々だったんですよ。

でもね、その子の顔見たら、ポカーンって感じでね。
周りの子も引率の先生も皆さん揃ってオールポカーンですよ。
「ふーん、じゃあ次クマ見に行こうっと」
結局その言葉だけ残して、ソクラテスは行ってしまいましてね。

んー何がダメだったんだろうって僕もしばし考えちゃいましたよ。
ほんと子供って侮れません。
やはり僕の周りの人間が言うように僕は子供向けではないのかもしれません。
ええ、R指定な男なんです。














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プロフィール

本田 直也

◆ 1976年 札幌生まれ
◆ 1996年より円山動物園勤務
◆ 担当は爬虫類館と猛禽類のフリーフライト
◆ NPO法人日本放鷹協会認定 諏訪流鷹匠。

春から夏は爬虫類を求め、北海道、沖縄のフィールドワークへ、
秋から冬は愛鷹、愛犬と共に鷹狩りへと素敵な日々を送っている。

鷹やら犬やら爬虫類やらと山の方で暮らしている。

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