札幌100マイル

円山飼育員日誌~サルと一緒!

円山動物園のニホンザルを中心とした動物達と、ちょっと変わった飼育係をご紹介!

2008年09月18日 の投稿一覧

クマチーム視察に出かける! その2

サホロ&帯広ツアー2日目です。

朝7時  もちろん朝からハイテンションと言いたい所ですが、
昨夜は交流会とその後の反省会(まあこれも飲み会ですが)で寝たのが3時
全員目が血走っています。

飲むといつもチョイ荒れの神谷さん、さすが大人!帯広の人たち相手には荒れませんでしたが、
          
          着ている服が裏返しです

ベアマウンテンには8時半に約束、1時間ぐらいで着くかと思ったら着いたのは9時で
2日続けての遅刻となりました。
円山 評判落としています。

まあそれはちょっとおいといて、ベアマウンテン到着です。

      
中に入ると居るクマのメンバー表があったり、循環バスを待つ間見られるヒグマの生態紹介のビデオがあったり、伝えるという姿勢も表れています。

ベアマウンテンは、7.5haの敷地にヒグマが放し飼いになっており、この日は14頭のクマが放飼場に出てました。
久しぶりにお会いした伊藤園長に「またお前は遅刻か!」と怒鳴られながら、敷地内を歩き回るクマが見られるベアウォッチングバスに乗り込みベアポイントへ向かいます。

      
その間にも見ては質問、思いついては質問、質問しなくても伊藤園長しゃべるしゃべる!
良い感じにテンションが上がってきました!来る前に頭の中でイメージしていた新ヒグマ舎が崩れては修復され、必要なことが一つ一つ浮かびだし、もやもやもやーっと全体像が見え隠れし始めました。
やっぱり見て話さなきゃダメですね、お金を使う甲斐があります。

さてここからは特別編!
ベアマウンテンに行った事ある方は、敷地内をジープが数台居たのを見ましたでしょうか?
あのジープはバスが敷地内から出入りする時に、クマが2重ゲートに入り込まないようにするのと、1時間に1回放飼場に居るヒグマ全頭の位置を目視で確認するためにいる管理用のジープです。

20080918-04.jpg

乗せてもらいました! 乗せてくれたのは課長の坂手さん、同じ加森グループの姫路セントラルパークから来ている凄腕です。この車でクマの闘争の仲裁までしなければいけないのですから、並みのテクニックではいけません。この腕はサファリパークでトラやライオンの管理をしていた人ならではで、動物園の人では無理です。
坂手さん曰く 「ジープはセンスだ!」 


      

最後にこの写真。 円山でこの風景、この要素を皆さんに見てもらえたら、感じてもらえたらと思いつつ、サホロを後にしました。

帯広の皆さん、ベアマウンテンの皆さんお世話になりました。
また近いうちにお邪魔します。
今度は遅刻しません・・・

pageTop