札幌100マイル

RSS 円山飼育員日誌~サルと一緒!

円山動物園のニホンザルを中心とした動物達と、ちょっと変わった飼育係をご紹介!

by zoosaru

プロフィール

札幌市円山動物園

小林 真也
現サル山担当者
2010年より担当になりサルを見続けています。
だんだん顔のしわが増え、赤くなってきました。飼育員は担当動物に似てきます。

朝倉 卓也
前サル山担当者
現在経営係に移り、園内で行うイベントを担当。
今でもたまにサルとにらめっこしています。


投稿したブログ数:374件

馬の結果 そして・・・

10月19日、お馬でお出迎え『ぱっぱかウォーク』開催しました。
天気も良く暖かい散歩日和です。

      

私は先行部隊で早めに円山公園に行き、小田桐さんと打ち合わせ、そして早く来てくれた方のお相手が役目です。
「あのねーもうすぐお馬さんが来るんだわー」
「名前はカエデちゃんって言って、まだ1歳になってないんだよー」
「そうですねー、大体30分ぐらいで動物園に着くと思います」 と早く着いた方は30分前には来ていただいていたので、説明をしていたのですが・・・ カエデちゃん なかなか来ません・・・

子供達は出発場所が公園ですから、周りで遊び始め遠くの方まで行ってしまい、お母さん方はちらちら時計を見始めています。
やばい!俺のトークじゃ間が持たない! カエデー はやくー たすけてー
その時です、円山の木々の間からカエデが表れました。

      

「みんなー カエデちゃん来たよー!」双眼鏡を手にして、ちょっと目の潤んだ僕が叫びます。
うま強いっ! あっという間に人が集まりだし、子供達はカエデを迎えに走り出します。
お馬お出迎えではなく、お馬お出迎えになってます。
公園の方に作って頂いた別荘に入ると、カエデも落ち着きみんなでカエデちゃんに触ってみました。

      

さあ いよいよ出発!約30名の参加者です。
今まで訓練で歩いてはいましたが、子供達に前まで囲まれ、しかも触られながら歩くのは園外だけでなく、園内でも経験がありません。
カエデは時々立ち止まり考え、それを自分の中で消化してからまた歩き始めていました。

その後、木道の前でちょっと休憩し、カエデちゃんにおやつの人参をあげたり、公園職員の小田桐さんに公園や木の話を聞いたり、途中すれ違う人にも笑顔で見られるような良い感じの催しになったと思います。

      

動物園正門前に着くと、みんなでもう一度カエデに触りながらお別れを言って、いつもならここから開始の動物園。
参加してくれた子供達、疲れて早めに帰っちゃうかなーと思っていたのですが、夕方元気に走っているのも目にしました。参加してくれたお母さんにお話し聞くと、いつもより長くいてくれたようです。
子供達の中に何か残せたでしょうか?

「つながり」 「つなぐ」 ということに最近こだわっています。(円山動物園的に言うと絆ですね)
今回は公園、森の中、動物園、そして仲介者としてお馬さんに頑張ってもらいました。
楽しみながら、何の違和感も無く、自分と色々なものとのつながりを感じてもらえる、そんな催しが好きです。

そんな経験を重ねていけば、いつの間にか子供は良い子になるんだと思っています。

そう、重ねれば、重ねれば、重ねれば・・・


と言う事で、 お馬でお出迎え『ぱっぱかウォーク』  重ねちゃいましょう!

次回開催日時決定です!

開催日は 11月  1日(土曜日) 
            3日(祝日・月曜日) 
            9日(日曜日) の3回

集合場所、出発時間は前回と同じ

            円山公園事務所前  11時 出発です。

悪天候の場合、木道でお馬さんの足がすべるため中止にさせて頂きます。ご容赦ください。

それでは皆さんにお会いできることを楽しみにしております、 カエデちゃんと一緒にね!

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