札幌100マイル

円山飼育員日誌~サルと一緒!

円山動物園のニホンザルを中心とした動物達と、ちょっと変わった飼育係をご紹介!

2009年01月07日 の投稿一覧

飼育係の集まり 富山の夜編

飼育係の集まり1日目の夜、富山の夜編です。

後ろ髪引かれながら富山ファミリーパークを後にしたのですが、
それ以上の力で前髪をぐいぐい引っ張って、私を富山の飲み屋さんに引っ張ってくれたのが
魚津水族館の稲村さん。
この方とは、6年前、日本動物園水族館協会主催のオーストラリア見学旅行に一緒に行ってからの
お付き合いです。
いやー 今思い出しても楽しい旅でした。
その前にも2回、オーストラリアに行って動物見たりしてるのですが、さすが日本動物園水族館協会主催、
対応してくれるのが偉い人!ですから今後の日本の有袋類飼育についての相談なんかにも丁寧に答えてくれました。
そしてこの稲村さんがお酒が好きで英語がしゃべれる、もう一人、野毛山動物園の薄井さんと3人でオーストラリアのスーパーで売っていた地ビールの半分位(種類)は飲んだんではないでしょうか。
その稲村さん、今は北大の大学院にも在籍しているので、札幌に来た時はたまに飲むのですが、私が富山に乗り込むのは初めて!

どこが良いかなー と連れて行ってくれたのが駅から近いところにある 「宿坊」 富山の地の物にこだわった
お店です。



雰囲気の良い茶室のにじり口のような入り口から入ると、どうやらこの日の口開けのようです。
富山の新鮮な魚と賑やかなおばちゃん達がお出迎えです。
早速 「稲村さん ホタルイカ食べたい!」 と言うと 「あれは3月だ」 と却下されました。

ところでこのお店、小上がりが変わってました。



テーブルは無く、小さめのお膳(二の膳?)が4つ、「へー 富山の小上がりってこんな感じなんだ」 と言うと
「この店だけだよ」 とのことでした。
でもなんか あずましい 、親戚の家に遊びに行った感覚です。
で、おすすめは?と聞いて最初に出てきたのがこれ



白えびのから揚げです。
カラが柔らかく、口の中に甘みが広がります。
ところで、写真の白えびがばらついているのは、もう箸をつけてしまっているからです。
食べてから 「あっ 写真」 と思い出します。この後出てくる写真もみんなそうです、ご容赦ください。
慣れてないもので・・・

その後出てきた刺身盛りに焼き魚。違うもんですねー 同じような物でも。

刺身盛りのつぶは(なんか違う名前だったかな?)磯の香りは濃くなく、歯ごたえが少し弱い分、まろやかな甘みが味わえます。
焼き魚も脂分が少ないなか、身に味がある!おいしい塩がしみているような味です。
(おいしい塩の味だったりして・・・)
あと、富山で 「新鮮な」 と言うのを 「きときと」 と言うそうです。 きときとの魚と言う使い方です。
なんかちょっと違和感・・・

9時まで食べて飲んで、稲村さんはまだ仕事があると帰って行かれました。
ホタルイカは食べられなかったけれど、富山の食味 堪能しました。ありがとうございます。
今度は札幌でお待ちしてます。

全国の動物園をめぐる時、その土地の食べ物の味を知ることも飼育に役立つと信じております。
そうそう、餌に使う小魚の種類も場所によって違うんです。あまり関係ないか・・・

飼育の集い本当の本編は次回と言うことで

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