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オランウータン飼育日記&円山四季だより

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2007年10月18日 の投稿一覧

まだ越冬幼虫になっていないオオムラサキの幼虫。

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 数週間前より葉にふっ付いて移動しなくなりました。これは休眠に入るための準備

をしているのです。摂食・成長を止め落ち葉の下で休眠に入ります。

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 オオムラサキの幼虫がまだ越冬幼虫になっていないので、とりあえずエノキの木の

下を簡易的に整備しました。今年は沢にあるエノキの木の下は、この写真のエノキ

所にたくさんの木や枝が積んであり、この間に落ち葉がたまって幼虫が越冬休眠し

ていました。まさかオオムラサキが戻ってくるとは思いませんでしたからね。勿論、こ

のような状態では芳しくありません。幼虫が越冬しやすい環境をつくらなければいけ

ないと思います。本格的には来年の春、幼虫が若葉を食べる頃、整備をしてもらおう

と思います。



 正面から見た整備前の状態です。中心にある細い3本の木がエノキです。



 これは裏側からみたところです。



 整備前はこのような状態でした。

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 とりあえずこの様にしてみました。風で落ち葉が飛ばないように囲ってみましたが、

もう少し手直しが必要だと思います。

 今回は幼虫の越冬確認と、皆さんに落ち葉色の保護色になった幼虫を見せたいの

で、このようにしてみました。(勿論、専門家の人に聞きました。)





 晩秋になると幼虫は、からだの色が緑色から褐色にかわり、木からおりて根もとの

落ち葉に糸を吐きつけ、へばりついて越冬します。翌春、エノキが芽をふくと、ふたた

び幼虫は樹上へはいあがって、葉を食べはじめ、やがて脱皮します。このとき、から

だの色はまたもとの緑色にもどります。

 蝶は、みんな成虫や蛹で休眠すると思っている人が多いと思いますが、日本の国

蝶、オオムラサキは越冬幼虫で休眠するのです。

 
 来春は越冬あけの落ち葉色の幼虫を見つけてみたいと思います。

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