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札幌100マイル編集部による映画レポート

【百瀬、こっちを向いて。】合同取材

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【百瀬、こっちを向いて。】合同取材

先日、5月10日(土)より、札幌シネマフロンティアほか
全国ロードショーとなります『百瀬、こっちを向いて。』の合同取材に
参加して来ました!

お越しいただきましたのは笑顔がキュートな早見あかりさん!
映画のお話をはじめ、沢山のお話を伺うことが出来ました。

とても透明感のある初恋の物語。
長編映画初主演となる今回の作品への感想をお聞かせ下さい。

早見さん:撮影前や撮影中はあまり「主演」という事を色々と考えず
セリフや出番が多い役として、今迄のお仕事と変わらず頑張って
1つの作品が素敵な物になればイイなと思っていたのですが    
公開が迫った今、ただ出番の多い役では無かったんだな〜と
徐々に実感し焦りも出て来ています(笑)
観てもらえるのはとっても嬉しい反面、反応が正直ちょっと不安です。

主人公(百瀬 陽)の恋について、どのような感想や印象をお持ちでしょうか。

早見さん:このストーリーの軸となっている「百瀬」ですが
2番手でもいいから、ずっと好きな人の側に居たい
自分が傷ついてもいい!という気持ちは、正直理解出来ないです。

やっぱり1番になりたいのが普通だと思うので
もしかしたらコッチを向いてくれるかも・・・。といった

ほんの少しの可能性を信じて先輩の恋を応援しようなんて
本当に信じられないです!

そんな百瀬を演じるにあたり、難しかったところは?

早見さん:そうですね。撮影している間は百瀬陽になりきって
先輩の事が大好きな女の子を演じました。
ただ、カメラが回っていない時はやはり百瀬には共感出来ず
あまり解ろうともしませんでした。
私は私。百瀬陽は百瀬陽という女の子として
別というように考えていました。

ショートカットにする事への抵抗はありませんでしたか?

早見さん:髪の毛が伸びるのが、もの凄く早くて
普通1ヶ月に1センチくらいだと思うんですけど
1ヶ月に2センチ伸びてると言われた事があって
グングン、グングン伸びるんですよ!
女性は髪の毛を切る事に抵抗があると思いますが、私は無くて
「女優として役づくりとして髪を切るなんて何てカッコイイ!」と
逆にウキウキしちゃいました♪

何故、役作りにショートカットが必要だと思いましたか?

早見さん:最初に脚本を読んだとき
自分の中に思い浮かんだ百瀬像は

ショートカットで前髪もパツっとあり
意思の強い子というイメージが強かったです。

初めて監督とお会いし「どんな女の子だと思う?」
「どんな髪型をしてると思う?」と聞かれた時も
私と監督の百瀬像は一致していたのですが
監督の中では、髪を切らせて良いものかどうかと。

もし私が髪を切るのが嫌なら切らない方向で
という意思だったのかは解りませんが。
私が「髪の毛は短いと思います」と言った事によって
より具体化され、本当に髪を切る事になりました。

( *実際45センチも切ったとの事です!)

髪の長さなども監督と話し合って決め
地元の「ひまわり美容室」で切ってもらっているイメージです(笑)

多面性のある役を演じるにあたり、難しかった事はありますか?

早見さん:そうですね。難しかったです。
1番最初に百瀬に対して感じたイメージというのが
もの凄く男の子のようにサバサバしている活発な娘でしたが
撮影前の長期的な1ヶ月のリハーサルをしているうちに
もちろん活発というのは確かなんですけど
それは百瀬の表面的な部分であり、深く掘り下げていくと

もっともっと色んな感情を抱えているのに表に出せず
常に笑顔で強がっているから天真爛漫に見えるけど
実は影も持っているという事に気付いて行きました。
     
頭で考えず、監督&スタッフさんに言われた事を吸収しながら
リハーサルで繰り返し稽古をするうちに

徐々にそういった「百瀬」を表現出来るようになったのではと思います。

百瀬が振り回すノボル(竹内太郎さん)ですが
初対面で仲良くなるのは大変だったのでは?

早見さん:最初はリハーサルでも「おはようございます」「お疲れ様でした」の
挨拶のみで、お互いに名前も呼びあえず「あの〜」「すみませ〜ん」でしたが

次第に打ち解けて行き、最終的には良い意味で馬鹿にし合えるような関係に!
作品の中でも、本当に百瀬はノボルにグイグイ行く役なので
そのような関係になれた事により、演技はとてもしやすくなりました。

ノボルの髪を切るシーンでも、切っている髪は実際エクステなんですが
本人の髪の毛も切っているのではないか・・・と。(笑)
でも「切っちゃったらゴメンネ!」みたいに
竹内くんも「別に後ろ髪だからいいよ〜」と言ってくれるような
関係になれので、もの凄くやりやすかったです。

■今は竹内太郎さんの事を何と呼んでいるのでしょうか?

早見さん:「太郎ちゃん」と呼んでいます!
ちなみに私の事は「あかりん」です。

演じていて1番楽しかった事や、思い出に残っているシーンを教えて下さい。

早見さん:演じていて凄く思い出に残っているシーンは
凄く楽しかったという思い出ではありませんが。
もちろん、撮影自体はとっても楽しかったのですが
そのシーンだけは、逆にまったく喋ることの無い
クライマックスの土手でのシーンです。

他のシーンに関しては、リハーサルでかなりの回数を重ねたのですが
朝日が昇るまでという、限られた時間の中でのクライマックスシーンは
その時の生の感情でやりたいと、私と竹内君、監督も思っていて
まったくリハーサルをする事無く撮影に入りました。

カメラが回っていない時は、皆で喋ったりと
ずーっと和気あいあいとした雰囲気だったのですが
そのシーンの時は、竹内君と目を合わせる事も無く
私達から「話しかけないで下さい!」というオーラが出ていたのか
スタッフさんも含め、ピーンと張りつめた空気の中での撮影に。

出来上がったものを見返しても
やはり凄く皆に観てもらいたいな、と思うシーンになり
その撮影の瞬間も思い出に残るものとなりました。

北海道の印象を教えて下さい。

早見さん:父の実家が北海道なんです!
小さい頃は良く来ていましたが、大きくなってからは
来る回数が減ってしまい、本当に久しぶりです。

昨日は夜に着いたので、夕食に海鮮をいただきました。
私ホントに海鮮が好きなので、凄く美味しかったです♪
東京で同じ物を食べても感じられなく、幸せでした!
そして当たり前の事なんですけど、とっても寒くて。

前日、最低気温がー1度という事をマネージャーさんから聞き
温かい服装をと思っていたのですけど、札幌に着いたら
皆さん凄い薄着で、駅には「ワイシャツ1枚!?」という方も居て
本当にビックリしました(笑)

北海道の人達やファンに向けてのメッセージをお願いします。

早見さん:この映画は、誰もが体験する「初恋」をテーマに描かれているので
私より年齢が上の方には懐かしんで『私の初恋はこうだったなぁ」と
いう様にに観て貰えますし、逆に私よりも年齢が若い方だったら
「こういう風な切ない恋愛はしない!」と教訓にする事も出来るしと
色々な角度から観る事が出来る作品なので
それぞれに感じ取って観て欲しいと思います。

将来の百瀬陽はどんな大人になっている、又はなって欲しいと思いますか?

早見さん:これは、まったく私の勝手な見解なんですけれど。
ラストのシーンで先輩に振られてしまった時に

「私はこの感情に一生縛られて行くんだ」といった
凄くネガティブな発言をするんですけど

本当は百瀬って、そんなに弱い娘ではないのかなって思っていて。

その時はもの凄く落ち込んだとしても、何かそれを糧にして
強く生きてるんじゃないかなって思うんですよね。

恋愛に対して臆病になってしまうというよりも
恋愛なんかよりももっと大切な、自分がやりたいと思える事を見つけ
それに熱中しているんじゃないかなって思いますね。

大人になったノボルの講演会には
普通にシレーっと来ているような気がします!

(一同、笑い)

ノボルは百瀬に対して、まだドキドキしてしまう感情もあるのかなと。
きっと百瀬は「よっ!」くらいの気持ちでいるんじゃないかなと思います。

ロケ地(流山)の印象についてあれば教えて下さい。

早見さん:撮影をしていて、もの凄くビックリした事が1つあって!

流山の駅で、電車のシーンを撮影した時なんですが
改札が自動改札じゃない!という事にまず驚きました。
「あー!パチンパチンしてるー」って。

それと同時に、もう1つ衝撃を受けたのが
電車の出発って普通決まっているじゃないですか。
定時ギリギリの切符を買っていたら間に合わないという
お客様も「ほら、急いで急いで!」って乗せちゃうんですよね!
もう「えっ?」みたいな。「こんな所があるのか」って(笑)
東京ならスパッと扉が閉まって行っちゃうのに
こんなに心の優しいところがあるんだって、何より印象に残ってます。

ロケ地を記念した流山のイベント「恋届」について、どう思いますか?

早見さん:実際に「恋届」の用紙を見せてもらいました。
「あっ!コレいい!」と思ったのが「相手の気持ち」の欄!

付き合っていてもいなくても提出出来るものなので
相手の気持ちが「解っている」「解っていない」
また「自分ではちょっと解る」のチェック項目で
この「自分ではちょっと解る」の部分がキュンキュンしました!
きっと両思いだけど、でもまだ好きという言葉は言ってない
そんな関係の時に「自分ではちょっと解る」のところに
チェックするのかな〜って、胸キュンしました♪

この映画は、どんな女性に観て欲しいですか?

早見さん:そうですね、色んな方に観てもらいたいなと思います。
それは女性を問わず男性にも!

作品の中の4人のキャラクターは、誰が正しくて
誰が正しくないという事をあからさまに描いていないので

女性が百瀬の立場で観るのか、神林さん(先輩の彼女)として観るのか
またノボルたちという男の子の立場として観るのか。
きっと自分に重なるキャラが居るんじゃないかな。
女だから・男だからを取っ払って、自分が感情移入出来るキャラが
絶対に居るんじゃないのかなと思います。
    

先程、私は「百瀬は強く生きていると思う!」と言いましたが
それとは全然違う感想の人も居ると思いますし
また、どれが正しいという正解は無いと思うので
いろいろ考えながら観て貰えたらと思います。

始終和やかで笑いの絶えない雰囲気の中
まだまだお話を聞きたかったのですが、残念ながらタイムリミット!

最後はフォトセッションにてキュートな笑顔を撮らせていただきました☆

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5月10日(土)より、札幌シネマフロンティアほか全国にて公開となります。

【百瀬、こっちを向いて。】で、青春の喜び&切なさを体験して下さいねー☆

■公式サイトはこちらから
■100miles MOVIEinfomation紹介記事はこちらから

【百瀬、こっちを向いて。】

STORY

久々に故郷に降り立ったノボル(向井理)は、高校時代の「切ない嘘」を思い出す。

15年前、ノボル(竹内太郎)は学校一人気者の宮崎瞬(工藤阿須加)に呼び出され、

ある理由で隣のクラスの女子・百瀬陽(早見あかり)と付き合うフリをするように頼ま

れる。ノボルと百瀬は期間限定で恋人を装うことになるのだが・・・。「嘘」で始まった

2人の「恋」の行方はー。

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百瀬 陽:早見あかり A k a r i H a y a m i

1995317日生まれ。東京都出身。2008年から2011年にか

けて「ももいろクローバー」のサブリーダーとして活躍。

脱退後は、女性ファッション誌のモデルや、女優としても

活躍の場を広げ、テレビドラマ「斉藤さん2」(日本テレビ)、

「ウレロ☆未体験少女」(テレビ東京)などに出演。

今秋スタートのNHK連続テレビ小説「「マッサン」の出演も

決まり、現在最も注目を集める若手女優の一人。

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原作は女性の圧倒的な支持を得てベストセラーとなった中田永一の同名小説の映画化。
「百瀬、こっちを向いて。」は「嘘」から始まる、恋愛物語。
ノボルや百瀬が抱える切なくてほろ苦い想いは、性別や世代を問わず
恋をした事のある人なら誰しもが経験する胸のトキメキと痛みを呼び起こすだろう。

監督:耶雲哉治  脚本:狗飼恭子 
出演:早見あかり、竹内太郎、石橋杏奈、工藤阿須加、ひろみ(第2PK)・ 向井理 
原作:『百瀬、こっちを向いて。』中田永一(祥伝社刊) 
主題歌:「こっちを向いてよ」WEAVER(A-Sketch)
企画・制作プロダクション:ROBOT  配給:スールキートス

(C)2014 映画「百瀬、こっちを向いて。」製作委員会

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