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札幌100マイル編集部による映画レポート

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【ジヌよさらば~かむろば村へ~】

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■2014年4月4日(土)より、全国にてロードショー。
■公式サイトはこちらから。

【映画】 ジヌよさらば~かむろば村へ~
【監督】 松尾スズキ(脚本・出演)
【出演】 松田龍平/阿部サダヲ/松たか子/二階堂ふみ/西田敏行ほか

~あらすじ~
現金に触ると失神してしまう〝お金恐怖症〟の元銀行マン:タケ(松田龍平)は、1円もお金を使わずに生きて行こうと過疎が進む小さな村「かむろば村」で暮し始める。そんなタケを助けてくれるのが、異常な世話焼きの村長(阿部サダヲ)と妻(松たか子)、自他共に認めるカメラ好きの村の神さま(西田敏行)。奇妙ながらも平穏な暮らしの中で村長の不穏な過去を暴こうとする怪しい男が現れる!お世話になった村長のピンチに、果たしてタケは1円も使わずにいられるのか!?

1円もお金を使わずに生きていく!お金恐怖症の男の田舎暮らしを題材とした
摩訶不思議な傑作作品「ジヌよさらば~かむろば村へ~」を拝見して参りました。

原作は監督の松尾スズキ氏をはじめ、ファンに多くの著名人たちを連ねる
漫画家:いがらしみきお氏の「かむろば村へ」
今回、作品初の実写映画化でスクリーンに登場です。

タイトルの「ジヌ」は「ゼニ(銭)」がなまったモノw

何をするにも「お金」という現代で〝お金恐怖症〟となってしまった
主演のタケを演じるは、独特の雰囲気が魅力の人気実力派俳優:松田龍平さん。
お金に「さわれない・使えない・欲しくない」
しかも触ると失神してしまうという頼りないダメダメな男なのに
何故か母性&父性本能をくすぐられる演技はさすがの一言!

そんな男の面倒を親身にみてくれる村長役:阿部サダヲさん&妻役:松たか子さん
セーラー服姿がキュートなちょっぴりアヤシイ女子高生役:二階堂ふみさんに
登場するだけで存在感抜群の神様役:西田敏行さんなどなど
最強に豪華な役者陣がストーリーをググっと盛り上げてくれます。

田舎の人情厚い人々に支えられながら、1円も使わず自給自足で暮す生活。
幸せや豊かという概念も見方を変えると随分と違ったものになるんだなぁーと実感!

誰かに頼って頼られ、愛し愛されて。
そんな人間らしい部分が愛しく思えてくる作品です。

はらはらドキドキ笑いも満載!プラス少々ファンタジーw
摩訶不思議な「かむろば村」での暮らしを、ゼヒとも劇場で体験下さいねー☆

【味園ユニバース】

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■2015年2月14日(土)より、札幌シネマフロンティアほか全国でロードショー
■公式サイトはこちらから。

【映画】 味園ユニバース
【監督】 山下敦弘
【出演】 渋谷すばる(関ジャニ∞)/二階堂ふみ/鈴木沙理奈/川端克己ほか

「リンダ リンダ」「もらとりあむタマ子」の山下敦弘監督がメガホンをとり
「関ジャニ∞」の渋谷すばる映画単独初主演作『味園ユニバース』を拝見して来ました!~あらすじ~
歌以外の全ての記憶を失った男(渋谷すばる)の、心の叫びにもにた歌声に魅了されたカスミ(二階堂ふみ)は、その男を「ポチ男」と命名し、自らマネージャーを務めるバンドグループのボーカルとして迎える。共に暮す日々で少しづつ記憶の糸をたぐって行くポチ男の過去は、そして未来は・・・。

 タイトルの「味園(みその)」は
大阪・千日前に建つ昭和の複合商業施設「味園ビル」のこと。
オール大阪ロケで「大阪」にこだわった風景が満載!
新しい大阪の魅力が発見出来る作品です。

注目はぶつかり会う2つの才能!

一人は記憶を失くした〝ポチ男〟演じる、ご存知〝関ジャニ∞〟の渋谷すばる君☆
歌唱力はモチロンの事、今回はポテンシャルの高いその演技力に驚かされます。そしてもう一人はポチ男の拾い主であり
父親が残した小さなスタジオを運営する〝カスミ〟役の二階堂ふみさん☆
弱冠二十歳にして、今や映画界に無くてはならない女優として大活躍!
今回は一風変わった女の子役を熱演しています。

また音楽で脇を固める「赤犬」は、現在も大阪を拠点に活躍する
ブラスやヴァイオリン含む14人で結成されたグループ!
ポップ~演歌まで多彩なジャンルを網羅する才能で観るものを魅了してくれます。

人情溢れる大阪の街・人・音楽。

観て聴いて楽しめるバラエティ豊かな内容のエンターテイメント作品を
ぜひ劇場にて存分にお楽しみ下さいねー☆

海月姫~(舞台挨拶付き特別試写会)

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■2014年12月27日(土)より、ユナイテッド・シネマ札幌
札幌シネマフロンティアほか全国にてロードショー。
■公式サイトはこちらから。

【映画】 海月姫
【監督】 川村泰祐
【出演】 能年玲奈/菅田将暉/池脇千鶴/太田莉菜
     馬場園梓(アジアン)/篠原ともえ/長谷川博巳ほか

日本が誇るオタクカルチャー&シンデレラストーリー!
愛と笑いが溢れる奇跡のコラボ作品「海月姫」を100マイルスタッフが拝見して参りました。

~あらすじ~
古びたアパート『天水館』に暮らすクラゲおたくの主人公:倉下海月(能年玲奈)は
オタク女子たちと〝男を必要としない人生〟を掲げる「尼~ず」を名乗り共同生活を送っていた。そんな平穏な彼女たちの毎日に女装美男子が現れる。ある日、聖地(天水館)強奪の危機にさらされ、女装美男子と尼~ずが自らの居場所・大切なものを守るためタッグを組み立ち上がる!

原作は東村アキコさんの人気漫画「海月姫」(講談社「KISS」)
強力なオタクっぷりを発揮する各キャラクターを、見事に演じる個性派揃いの俳優陣。

主役のクラゲおたく:能年玲奈さんのキュートなオタクぶりは必見!
人生初めての恋に戸惑いながら、どんどん綺麗になっていく過程から目が離せません。

そして、個人的にもノックアウトされたのが女装美男子を演じる菅田将暉さん☆
元々端正な顔立ちのイケメンですが、もはや「女装」を超える仕上がりなのであります。
何と言っても、今回の役どころでは美しくも男らしい行動!
こんな男の子がいたらイイのに…と、女子のココロをがっちり掴まれますよーw

自分の世界を大切にする愛しき「オタク」たちは、言わば先鋭のクリエーター!
個々が持っている、かけがえのない溢れる才能なのだと実感しました。

オタク・友情・恋が絡む極上のエンタテイメント作品
優雅に水中を浮遊する海月(クラゲ)の美しい映像も見逃せません☆

オタクパワーで元気&勇気100倍♪年末年始は映画館へGO~!!

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・・・と、この日の試写会はスペシャルバージョンとなっていまして
何と何と!能年玲奈さん&プロデューサーの井手陽子さんが舞台挨拶に登場~☆
赤いワンピースを纏ったキュートな出で立ちに、思わず見とれてしまたったほどです!

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北海道は初めてという能年玲奈さん。
札幌では何を食べましたか?の質問に「身の詰まったカニが美味しかった♪」とご満悦。
またこの後は「味噌ラーメンが食べたいですね」と美味しい笑顔で語ってくれました。

井出プロデューサーは「能年さんをキャストにと思ってからは、他の方は浮かばなくなった」、主人公の性格にピッタリだと大絶賛!

また、今回女装に挑戦した菅田将暉さんの「女装のために10キロ減量した」お話や
現場で篠原さんと手芸部を発足させてクラゲを作り、撮影合間の時間を潰していたなどなど
様々なエピソードが飛び出しました!

最後は札幌の方言で「海月姫、いざ出陣だべさ~!」と2人声を合わせるところ
能年さんの天然フライングで仕切りなおし~と、会場の笑いを誘うシーンも☆

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「我がオタク人生をかけて、出陣であります!」のポーズでパチリとメディア撮影!
能年さんの魅力満載の『海月姫』ゼヒとも劇場でジックリとお楽しみ下さいねー☆

【小野寺の弟 小野寺の姉】

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■2014年10月25日(土)より、札幌シネマフロンティアほか全国ロードショー
■公式サイトはこちらから。

【映画】 小野寺の弟 小野寺の姉
【監督】 西田征史
【出演】 向井理/片桐はいり/山本美月/ムロツヨシ/及川光博ほか

 

<あらすじ>
小野寺進(弟)と姉のより子は幼い頃に両親を亡くしてから、古い一軒家で穏やかに二人暮らしていた。ある日、配達ミスで届いた一通の手紙を直接届けに行った先で、進(弟)の心を揺らす女性と出会う。姉のより子も、勤務先に営業でやって来る営業マンが気になっていた。数年前に別れた彼女を引きづる進むと、自分にコンプレックスを持つ姉・より子。果たして互いの幸せを願う弟と姉の恋の行方は。

 

 

心優しい弟:小野寺進を演じるは
CM・ドラマ・映画に引っ張りだこの、今をときめく向井理さん!
そして姉:より子には、個人的にも大ファンであります
実力個性派女優の片桐はいりさん!

今作が初共演とは思えない程、息がピッタリのお二方。

似ていないはずなのに、どこか似た雰囲気を漂わせる
と~っても魅力的な姉弟像が、ほのぼのと表現されています。

出会った女性に惹かれつつ、過去の恋を引きずる弟を心配する姉。
両親の死後、自分を犠牲にして育ててくれた姉を心配する弟。

お互いの幸せを願うあまりに不器用な行動を取り空回りするのは
他人ではない「家族」だからこそ起こりうる日常であり
それは昔も今も、そしてこれからも変わらない
素敵な関係なのだな~と、あらためて思いました。

日本一不器用で、愛すべき小野寺の弟&姉の物語は
まるでサザエさんとカツオのように
ドタバタしながらハートフルでちょっぴり切なく
観終わった後に、優しく幸せな気持ちに包まれます。

思わず身内に会いたくなる
この秋おススメの作品をゼヒ劇場で!

 

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