札幌100マイル

ノーザンホースパーク

馬と大地と人との絆がテーマの自然公園です

ノーザンホースパーク

馬と大地と人との絆がテーマの自然公園です

『すーちゃん』タグの付いた投稿

すーちゃんの「放牧クビ」騒動~その3~

こんにちは♪*

乗馬スタッフのさとう☆彡です。

すーちゃんの放牧地クビ騒動!
いよいよ完結編です。

まだ前回までのブログを読んでいない方は
こちらからご覧ください。
その1
http://sapporo.100miles.jp/northern/article/440
その2
http://sapporo.100miles.jp/northern/article/441


すーちゃんを広い放牧地へ返そうと、
お父さんたち、男性陣が動きました!

脱走対策の新しいアイディアとして浮上したのが、
障害飛越で使用するバーを3枚の砦の間に挟む
というものでした。

バーとは、下の写真で
馬が落とさないよう飛び越えているバーです。




お父さんたち男性陣が競技場から
せっせとバーを運び…

完成いたしました~★*





これでもう侵入できまいと、
久しぶりにすーちゃんを
広い放牧地へ投入!!

すると・・
なにも知らないすーちゃんは
一目散に芝生の生い茂る方へと駆けていきました。

いつものように策を跨ごうとしましたが、
バーが邪魔して思うように動けません。

『オカシイ・・(-"-)』

すーちゃんは怒りました!!
そして、あて付けるかのように
柵の前を走り回りました。

乗馬スタッフはそれを見て
ニ・ヤ・リv(^皿^*

私たちの勝利ですネ!


こうしてすーちゃんは
脱走することもなくなり、
私たちには平穏な日が戻りました。


ですが、私は知っています。

すーちゃんはまだ諦めていない
ということを・・・











すーちゃんの「放牧クビ」騒動~その2~

こんにちは♪*

乗馬スタッフのさとう☆彡です。


お待たせいたしました。
前回のすーちゃんの続きです。

まだ読んでいない方は、
こちらの記事からご覧ください。
http://sapporo.100miles.jp/northern/article/440


さて、乗馬スタッフをさんざん振り回し、
遂に広い放牧地をクビになってしまった
すーちゃんは・・・


ひとり、小さな放牧地へ。






ではなく、



しっかり他のポニーを
巻き添えにしています。


不服そうな表情をしているのは
ポニーのさつきちゃん(-"-)

「なんで私が??」




だって、すーちゃんだけにすると
ギーギー鳴いて騒ぐんだもん。


始めは、すーちゃんだけを
別の放牧地へ移したのですが、
不満いっぱいのすーちゃんは
大きな声で鳴き続けました。

知らんぷりしておけば
そのうち諦めるだろうと思っていましたが、
あっという間に
すーちゃんの周りには
たくさんの人だかり(@∀@;)

「この子だけどうしてみんなと離れてるの?」
「かわいそう・・・」
「もしかして病気なんですか?」

お客さまからたくさんのご質問。

まさか、
『すぐに脱走するのでひとりです。』
なんて張り紙(@∀@;)出せません。。


すーちゃんの粘り勝ちですね(T∀T)


そんなわけで、
新しい教育係りとして抜擢されたのが、
ミニチュアポニーより身体の大きい
シェトランドポニーのさつきちゃん。

たくさんいるポニーの中から
さつきちゃんが選ばれた理由は、
『親子みたいで可愛い♪』
という、女性スタッフの好みでした(^_^;)


ですが、どちらもチキンハートの2頭は
なかなか近付こうとしません。





すーちゃんが動けば、さつきが去り、
さつきが動くと、すーちゃんが去る。





そして遂にさつきちゃんが
「仲良しポニーのところへ帰りたい」
と、鳴きだしました(´・ω・`)





「このままではさつきがかわいそう!!」
そう思ったのは女性陣。

「遊び相手がいなくてすーちゃん寂しそう!」
そう思ったのは男性陣。

双方の思いは違いましたが、
考えは一致しました。


『すーちゃんを広い放牧地へ戻そう!』


そして再びすーちゃんのために
お父さんを始め、男性スタッフが動きます!

放牧地を改良したのです!!!


次回に続きます・・・

すーちゃんの「放牧クビ」騒動~その1~

こんにちは♪ *


乗馬スタッフのさとう☆彡です。

パークの馬小屋の近くには
このように2つに仕切られた放牧地があります。





昼間ポニーたちが使用しているこの放牧地は、
開園時間の前までは
身体の大きな馬たちが使用しています。

朝の馬たちのリラックスタイムを
より充実させてあげたいという乗馬スタッフの想いで、
放牧地の1/3に牧草の種を蒔いて育てているのですが、
根がしっかりとはるまでは草を食べられないように
しなくてはなりません。

そういうわけで、白い柵を置いて
馬が侵入しないようにしているのですが・・・


忍び込むヤツがいるんです。

それは・・・

ミニチュアポニーのすーちゃん





いつもヘンチクリンなことをしでかす
すーちゃん(;一_一)


4月頃から侵入の方法をあみ出したすーちゃんは
その小さな身体をいいことに
柵の間を器用に跨ぎ
生えたての草を独り占め(-"-)

スタッフに見付かっては戻され、
また侵入し・・・を繰り返していましたが、
ついにお父さんが動きました!!

なんと、3重の砦!!




これでもう侵入できません(^皿^♪


何週間か経った頃、
パークスタッフが皆耳に付けている
スタッフ専用のトランシーバーから
いつものように
レストランの注文や、
スタッフとのやりとりが飛び交っていた中に
聞きなれないフレーズが流れました。


「すーちゃんが脱走しています!」


えっ!!?(・▽゜;)

何処に!!?

ポニーが脱走なんてしたら
ひき馬や馬車、乗馬クラブの馬たちが
大暴れしかねません!

乗馬スタッフだけではなく、
パークのスタッフが一瞬凍りつきました。


ですが、その後すぐに
「すーちゃん、パドックの芝の方に脱走しています」
と、追加で訂正がありました。


はいっ???(@∀@;)


真相はこうです。

馬車を運転していたスタッフが
放牧地の前を通ると、
厳重だと思われていた3枚の砦が破られ、
涼しい顔ですーちゃんが草を食べていたので、
その驚きと悔しさに
同様したままシーバーで叫んでしまったのです。


ヒヤっとはしましたが、
ひとまず柵の中なので安心です。

ですが、1回目のシーバーに反応し、
早々と馬小屋へ駆けつけた
数名の乗馬スタッフに取り囲まれ、
すーちゃんは、程なく御用となりました。


それからというもの、
すーちゃんは毎日芝生の方へ脱走し、
その度にスタッフが
連れ戻しに行くようになりました。

そして遂にある日、
「すーちゃん広い放牧地クビ!」
と、スタッフの連絡ボードに書かれてしまいました!


すーちゃんの運命は!?


続きは次回をお楽しみに♪

待つわ

こんにちは♪*


乗馬スタッフのさとう☆彡です。


本日は、キンちゃんのことが大好きな
すーちゃんのお話しです(*^ω^*)

すーちゃんとキンちゃんは
ルームメイト。

仲良しの2頭ではありますが、
すーちゃんはキンちゃんが
とにかく大好き!!

すーちゃんだけが先に部屋へ戻ると、
ご飯もろくに食べず
「ヒヒーン」と寂しそうに泣いて
キンちゃんの帰りを待ちます。





しばらく待っていると、キンちゃんの足音が
聞こえてきました!!

扉の真ん前で待ちわびる
すーちゃん。




小さな耳をピンと立て、足音に
耳をすせています。

扉を開けようとすると
「ブフフ」と鼻を鳴らし、
キンちゃんへ“おかえりなさい”のご挨拶(^^♪

大好きなんですね(*^ω^*)

扉がガラガラと開き、
いよいよ感動の対面です★*

「キンちゃーん!!」


と、思ったら・・・




無表情のキンちゃん。

いたってクールなキンちゃん。

そして、熱烈歓迎はスルーし
草へ一直線のキンちゃん(・▽・;)


すーちゃんショーック!




あまりのトホホな展開に
写真まで暗くなってしまいましたょ(p_-`)

キンちゃんに相手にされず
かわいそうなすーちゃんですが、
これは毎日のことなんです。

いいんです!
すーちゃんが好きなんですから。


♪ 私 待つわ いつまでも待つわ
たとえあなたが 振り向いてくれなくても~♪


あなたと コロコロのお尻を並べて
草が食べられれば
これ以上、何も望まないわ!!






好きな子へのプレゼント。

こんにちは

乗馬スタッフのさとう☆彡です。


パークの乗馬スタッフには
とても頼りになる男性スタッフがいます。

几帳面な性格で、
口数は少ないのですが、
テキパキと的確に指示を出す彼。

新人スタッフからは
少々恐れられている存在かもしれません。

私たちは、そんな彼を
「お父さん」と呼んでいます。

(もちろん、直接本人には使いませんが。)


ピリ辛な性格のお父さんですが、
実は、カワイイもの好き(^皿^♪

ミニチュアポニーのすーちゃんが
特にお気に入りです。





先日の出来事ですが、
お父さんの休み明けの朝

片手に持った買い物袋を
私の前へポイっと放り投げ、
ぶっきらぼうに
「これ、すーちゃんにどうかな?」
と、一言。

なんだろう??(@_@;)

袋を開けてみると・・・





へっ??!(・∀・;)

帽子???


なっ、ナゼ!?(゜_゜;)

様々な憶測が飛び交う私の頭の中。
ですが、ここで「なんで?」なんて
ヤボなことは言っちゃいけない!

「わぁ!可愛いね!」

すると、仏頂面だった顔がホロっとゆるみ
「そうだろ~」と、一言。


どうやら、お父さんは、
帽子を一目見て
“すーちゃんにプレゼント!!”
と、衝動買いしたようです。

『好きな子に可愛いものをプレゼントしたい。』
そんな気持ちに“使い道”なんて
問うてはいけない!!



帽子を貢がれたすーちゃん。





気に入ったのか
気にならないのか、
すーちゃんは帽子をかぶったまま
放牧地で草を食べていましたよ(^ ^)


一番嬉しそうにしていたのは
お父さんでしたが‥(^^;


すーちゃん2


それにしても
似合っていますね~(*^ω^*)

pageTop