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CafeLounge マウニの丘:歴史語りとバンドネオンの響き。
Posted by kouiki on 2010年6月4日(金) 16:17
蒲公英(タンポポ)の黄色い花が開いて閉じて、白い綿種がまんまると顔を出した頃合いに、こんにちわ。 風が吹き流れるタンポポの種が如く、時の流れに揺られた先の6/22と7/11日、石狩市弁天番外地Cafe Loungeマウニの丘にてふたつ特別な事が起こる――と聞きまして。この度はキーボードを打つことでお知らせ致します。 ひとつは6/22日。昔日の石狩とその生活文化、また知られざる歴史をご紹介する「石狩の歴史を紐解く」というイベント。 この講演をなさるのは私設資料館「尚古社」館長 中島勝久氏。 「石狩の歴史」というと面白いお話が幾つかありまして。 たとえばもっとも古い建物である石狩弁天社。 創立が1694年(元禄7)、ちょうど「生類憐みの令」、そして水戸黄門のモデル「水戸光圀公」が活躍していた時期でもあり。光圀公が建造した快風丸が石狩川に入ったのも、その頃です。 更にその5年前(元禄2)は俳聖松尾芭蕉が「奥の細道」を造り終えた頃で、8年後(元禄15)はかの「赤穗浪士の討ち入り」があった年――と、中々面白い時期に創立したのですが。 今回講演をなさる「尚古社」もまた様々な来歴を持っており かつては明治~昭和時代に繁盛した中島呉服店社主が結成した俳句結社「石狩尚古社」を私設資料館とした場所で、俳句資料と共に収集した様々な文書―― 幕末の書類(遺墨)や大正時代の滑稽新聞(政府批判による禁書)、秩父事件の首謀者のひとり、井上伝蔵が石狩に住んだ経緯や記録等など、面白い歴史の謂れや繋がりを貯蔵している場所です。 そんな風に曰く多い私設資料館「尚古社」館長が語る石狩の歴史をお楽しみください。 そして、歴史語りから日をまたいだ7/11日では、小川 紀美代が紡ぐドイツ発祥の楽器「バンドネオン」の音色がマウニの丘に響きます。 バンドネオンという楽器の特徴は、両側合わせて約65以上のボタンとその複雑な組み合わせ、そしてアコーディオン風の蛇腹構造から成る吸気、排気リズムが、緩やかで豊かな音列を導き出すという、楽器の中でも「悪魔が造った」とされるほど難度が高いがゆえに、他の楽器とは異なる音色が特徴で、その音色と共に愛されているものです。 そのバンドネオンを演奏する小川 紀美代さんはアルゼンチン首都ブエノスアイレスにわたり活躍した後、札幌に拠点を構え。今は国内外でも数少ない女性奏者として活動を広げ続けております。 *なお、この日は通常営業が16:30までになっております。 是非この機会に石狩の海と、はまなすの公園を見渡せる「CaféLoungeマウニの丘」。 そこで提供される景色と歴史と音色ともに、楽しく美味しいピッツァや、コーヒーとケーキなどのドリンク&デザートを併せて楽しみください マウニの丘HP http://cafemauni.com/