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【野坂料理長ブログ】 新・アンチエイジングな暮らしと食卓 2
Posted by ルスツリゾート on 2014年6月9日(月) 12:00
皆様こんにちは。
ルスツリゾートホテルの野坂でございます。
桜の季節も終わり、暖かくなりました。
これから野菜や作物がどんどん成長し、旬の野菜の味覚を堪能できるのが楽しみです。
今月も先月に引き続き、無農薬と有機栽培の必要性についてお話させていただきます。
30年以上前になりますが、私がある農家のお母さんと一緒に仕事をしていた頃、収穫時期になると毎日、胡瓜やトマト、トーキビなどを持ってきて食べさせてくれました。
姿、形の見た目は悪いが味は最高でした。
するとそのお母さんが、これは完全無農薬・有機での栽培ですよと教えてくれました。
見た目は悪いが、安全で健康な美味しい野菜を皆さんにも食べてもらいたいのに、形が悪い、虫が食っているというだけで誰も買ってくれない。
自分たちにも生活がかかっているので売れるものを作らざるを得ない。
しかし自分達はそうした売れる野菜は絶対食べない。
一般の消費者の方たちにも、自分の家族が食べている、安全で健康な本物の野菜を食べさせたいと嘆いていたことは、生涯忘れることが出来ません。
これがきっかけとなり、安心・安全・本物の味の無農薬又は最低農薬・有機栽培にこだわり続けています。
胡瓜にしても、太さがバラバラで曲がっているのが本来の姿であり、一般に売られているまっすぐで太さが同じ胡瓜のほうが奇形なのです。
虫のついているものや虫の食べた後のある葉物は誰も買ってはくれません。
しかし考えてもらいたい。
虫がついている、食べているということは安全・安心の証なのです。
逆に、虫も寄り付かない綺麗な葉物は、見た目は良いが危険であることを理解していただきたいのです。
私が無農薬・有機栽培農産物にこだわりだしたころ、北広島に無農薬栽培で「ゆきひかり」というお米を作り続けている農家のことを知り、訪問しました。
その農家では、すでに30年間も無農薬栽培を続けていましたが、始めたころは誰にも理解されず、周りからも奇異な目で見られ、大変な苦労があったにもかかわらず、信念を曲げることなく作り続けました。
そして今では、神様のような存在になっています。
私がその農家を訪ねた時、昼食の「ゆきひかり」の青米の玄米が丁度炊き上がったばかりでした。
いいときに来たと言われ、ごちそうになりました。
通常、玄米は圧力釜で炊きますが、それでもボロボロになるイメージしかありませんでした。
しかし、一口食べてその美味しさと粘りに感動し、なぜなのかが理解できず質問したら、無農薬栽培の米の胚芽が粘りを出すのだと返答されました。
驚きと同時に、いかに自分が無農薬栽培の重要性について知識がなかったかと反省させられました。
これからも、ルスツリゾートの「食」は無農薬、有機栽培にこだわり続けて行きたいと考えております。
「ワインヴィネガーとオリーブオイルで味付けしたグリーンサラダの花型トマト詰め、白魚のフライのせ」
使用材料 4人分
中玉トマト 4個、デジョンマスタード 小量、塩・胡椒 適量、白魚 24g、小麦粉 少々、パセリ少々、レモン 1個、グリーンサラダ(サニーレタス、リーフレタス、エンダブ、トレビス)適量
作り方
1)サラダの野菜を手でちぎって水に少しさらしておく。
2)トマトは底をつけて切れ目を入れ花のように開いておく。
3)白魚は塩・胡椒をして小麦粉をつけて強火の油で揚げてレモンの半分を使用して絞り汁をかけてからパセリのみじん切りを振りかけて混ぜ合わせる。
4)ボールにデジョンマスタードを入れてオリーブオイルと赤ワインヴィネガーを混ぜ合わせ塩・胡椒で味を整える。
5) 1)の野菜をしっかり水切りして軽く塩・胡椒をしてから4)のソースをかけてよく混ぜ合わせる。
6)2)のトマト真ん中に5)を詰めて上に3)を盛り付ける。
7)6)の周りに輪切りレモンを飾って完成。
*一度食べたらやみつきになるサラダです。
自分を大切にするエイジングケアをしたい方におすすめ
▼『北海道カラダ休暇』のページ
http://rusutsu.co.jp/healing/karada
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
次回は体に不可欠なミネラルのお話です。
これからも、お付き合いください。