札幌100マイル

RSS LIVEな本音話STORY

過去のライブ・レポートからオススメのライブ、エピソードなど一挙公開

by 田中シンイチ

田中シンイチ
プロフィール

週末(金曜・土曜)だけのライブ・スペース。主にJAZZ、FUSION、LATINなど中心に、ここでしか観れない特別なライブを提供。過去の出演者に、綾戸智恵、宮野弘紀など国内一流のアーティストはじめ、北海道で活躍するプロミュージシャンが多数。2012年スタート。


投稿したブログ数:6件

鈴木よしひさくんの「ポリパフォーマンス」

本日(9月25日)、鈴木よしひさくんのCD「Poly-Performance」が全国発売、リリースされた。
彼のポリ・パフォーマンスとは、JAZZギターと足鍵盤の同時演奏に加え、ボイスパーカッションの三位一体同時演奏という凄技のこと。

LP_800

 

JAZZギタリストとして超一流の名手であり、マンディ満ちるさんのサポートギターや、今大人気のラテンバンド「オバタラセグンド」などで活躍中。
JAZZギター、つまり即興演奏(その場でメロディを作りながら弾くこと)が出来ないといけないんです。そのためには普段の練習はもちろん、多数のフレーズ、コードワークを身につけておかないと出来ません。ちゃんと曲調にあった即興メロディだけでも大変です(笑)
毎年、札幌の恒例イベントである「サッポロ・シティ・ジャズ」にて2年前、マンディ満ちるさんのステージは大変盛り上がりました。アンコールが終わっても拍手がやみません。しばらくしてからマンディさんとギターを抱えてよしひさくんが登場、ダブルアンコールとなった訳です。
予定にないことなので、どうするのかと思いきや、マンディさんがステージ上で「この曲やります」とLovin’ you を歌い出したのです。演奏は、よしひさくんのアコギ1本による即興です。
観衆は感動してました。そういうことが出来るのがJAZZプレーヤーなのです。

2012-10-20 20.28.262012-10-20 22.23.47

ギターだけでも大変なのに、両足を使った足鍵盤(エレクトーンにある足鍵盤に似ている)を演奏し、ベース音を出してます。両手両足を同時に使うだけでなく、ヘッドマイクにてボイス・パーカッションまでこなす、これら3種の楽器を同時に演奏させるという、ちょっとアクロバッド的なスタイルでJAZZを演奏する「ポリパフォーマンス」。
人間は同時に3つのことが出来るのか?という極めて稀で、このスタイルではおそらく世界中に誰もいない唯一無二な演奏スタイルです。しかも高度なアドリブはもちろん、演奏クオリティはいつものまま維持しており…プロ演奏家からも「人間ではない」「変態だ」という高評価も。
人間にはまだまだ可能性もあるわけで、仕事や世の中に疲れて壁にぶち当たったときなど「自分はだめかも」と思わず、そういう時には、彼の演奏するポリパフォーマンスを見たらきっと違う自分を発見できるのでなかろうかと思う。
彼も最初から「ポリパフォーマンス」が出来たわけではない。
たくさんの努力と苦労と演奏時の大量の汗を重ねて、本日の発売に至ったと思います。

LIVE_800
写真は、2年前の10月20日、LIVE Surr開始日のライブ模様。
華々しくスタートするのではなく、地味だが、ひとつひとつ積み重ねて育てていこうという思いも込め「ポリパフォーマンス」ライブでスタートしました。
客席から足元が見えないだろうから、自宅から42インチの液晶テレビを持ち込んでの「足元だけ現場中継」するという世界初の試みでした(笑)
この10月19日、CD発売というおみやげを携えて、ここLIVE Surrにてライブを行います。
一段と成長した「ポリパフォーマンス」を是非御覧ください。

 

1019

コメントをどうぞ

メールアドレス (必須・公開されません)
コメント本文

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

  • スパム・迷惑コメント投稿防止のため、メールアドレスの入力が必須ですが、公開はされません。何卒ご協力のほどお願いいたします。
  • 投稿いただいたコメントは管理者のチェック後掲載しておりますので、即時には反映されません。
pageTop