札幌100マイル

双子の白クマ赤ちゃん通信 跡地

札幌市円山動物園で2008年12月9日に生まれた双子のホッキョクグマ「イコロ」と「キロル」の成長記録です。 双子の旅立ちと担当者の異動により、当ブログは更新を終了しました。 ご愛読ありがとうございました。

『双子成長記録』カテゴリーの投稿一覧

雪に唄えば

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♪I'm singin' in the snow
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本日は週休日。
ララとイコキロが一緒に過ごす姿を少しでも長く目に焼き付けておきたくて、動物園に赴きました。
降雪の中で見るホッキョクグマは良いものです。
出不精の私を休みにも関わらず職場に向かわせるだけの魅力があります。
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今はイコロとキロルの識別が容易ですね。
上がキロル、下がイコロです。
堀に降りて盛んに遊ぶために汚れがちで、キリっとした目の子がキロル。
毛色がきれいで、柔和な目つきの子がイコロ。
最近、行動と顔立ちから受ける印象が釣り合っている気がします。
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秋までは容姿から受ける印象と性格が逆だったように思うのですが、いかがでしょうか。
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男前キロル。
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天に向かって大口を開けるイコロ。雪は旨いか?
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そういえば子供のころはこんなことをしたような気がします。
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遊び道具になりそうな木の枝を発見したイコロ。
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カラスに奪われ
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奪い返します。
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ポリタンクなどの玩具はことごとく下に落としてしまうので、小さな枝で我慢。
堀に行けない彼は少し退屈そうです。
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数十分後、キロルが運んできてくれた浮きで遊んでおりました。
イコの口元可愛いなあ!
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素晴らしき哉、浮きと兄弟。
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堀は様々な玩具で溢れております。
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スコップの破片を抱えてご満悦のキロル。
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♪I'm dancin' and singin' in the snow
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冬毛のジェイはとてもハンサムでございますね。
夏毛も良いですが、やはり冬毛でしょう。
もう霊長類の殿方は私には不要でございます、食肉類の殿方に見惚れているほうがずっと楽しゅうございます。
という負け惜しみをつぶやいてみる。

笑い子熊

君に触れたい


君に触れたい、でも届かない。
嗚呼、いとしい兄弟。

触れなば落ちん風情のイコロ。
・・・意味違うし。


触れあえる距離にいれば、ちょっと鬱陶しくなったりもする。




思うように遊べず大人しく過ごすイコ吉は、毛の汚れがどんどん落ちまして、
象牙のような綺麗な毛色になりました。
でもどれほど汚くとも楽しげなほうがいいですね。


堀は楽しいぜ。

大人の階段を降りられない


下で浮きをくわえているのがララ、そのそばにいるのがキロル、上がイコロです。
今日もまた、イコロは階段に対する恐怖を克服できませんでした。
母とキロルの姿は、さぞかし楽しげにイコロの目に映るのでしょう。

階段を降りることよりも、その体勢のほうがよほどおそろしいだろうに。
お客様も口々にそう仰っておりましたよ。
なんとなくキロルがニヤついたような悪い顔に見えてきます。
思い込みですね、ほんとうは優しい子です。
堀に落ちている玩具を上に運んで行き、イコロに渡したりもするのです。
単に飽きただけかもしれませんが。

おろおろした困り顔も好きですが、一緒にいられる時間は有限ですから、さっさと階段を降りて、
キロルと母との楽しいときを過ごしてもらいたいものです。

飼育員さんがツルハシで氷を砕いてくれたから、危なげなく降りられるでしょう、これなら。
私でも降りられそうです。いやどうかな・・・

イコロは階段を上ってくる母と兄弟をマメに迎えに行きます。

母の背に顎を乗せることが彼の喜びです。

キロルを迎えるにあたっては熱い接吻を。
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君は新妻か?
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結局数分でララもキロルも堀に戻ってしまいました。
ララに至っては上で排泄(両方)を済ませただけでした。

あまり鳴かなくなったイコロですが、このときばかりはヴォーヴォーと鳴いておりました。

ハードボイルド・キロル

ホッキョクグマ屋外放飼場の階段の氷を、飼育担当者さんがツルハシで砕いたそうです。
これで急なスロープと化していた階段が元通りになりました。


では子熊たちの一日の過ごし方も随分と変わったことだろうと思いまして、
様子を見に行きたかったのですが、他にやらねばならないことが多々あり、
本日はやむなくデスクワークに専念しておりました。
(やむなく、とか言っちゃ駄目だろうが!)


けれども聞くところによると、せっかく階段昇降がたやすくなったというのに、
イコロは堀に降りることをまだ恐れているそうです。
なにが怖いのでしょうか。
もともとは勇敢な少年だっただけに、不思議です。

以下は先週の金曜の写真です。


ポリタンクの破片を咥え、階段をいざ登らんとするキロルです。

上に持っていくはずだった玩具は落としてしまったけれど、必死に登ります。

中腹で立ち往生するものの、諦めません。

イコロが少し遠巻きに見守っています。心配?

見下ろすイコロ、必死に登ってくるキロルが愛くるしいです。

ちなみにララさんはキロルの登攀の様子をあまり気に止めていませんでした。


せっかく上がってきたなら一緒に遊ぼうぜ、といわんばかりのイコロです。

オレに構うな、といわんばかりのキロルです。



キロルが反撃、イコロを組み敷きます。

キロルとのレスリングがよほど嬉しかったのか恍惚としたような顔になってしまったイコロ君。
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ちょっとイコロ君?
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こんな風に日々は過ぎていきます。
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大人の女は浮きで器用に遊ぶ。
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浮き仮面さつき。

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