札幌100マイル

双子の白クマ赤ちゃん通信 跡地

札幌市円山動物園で2008年12月9日に生まれた双子のホッキョクグマ「イコロ」と「キロル」の成長記録です。 双子の旅立ちと担当者の異動により、当ブログは更新を終了しました。 ご愛読ありがとうございました。

『双子成長記録』カテゴリーの投稿一覧

無題

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毎日毎日、午前中ははしゃぎすぎてしまう。
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だから午後は眠くて仕方が無い。
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母を挟んで寝る体勢をとる。
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左キロル、右イコロ。
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熊毛布団は快適。
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キロルの舌を出す癖は一体なんなのか。
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イコロ、なぜかキロルの頭をかじる。
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ララはあまり快適とはいえない状況にある。
暑いし、重いし。
上でもぞもぞ動かれるし。
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扉の奥に誰かいる。
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子供たちは扉の向こうの人物に気を取られる。
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この隙に乗じて
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逃げ出すララ。
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まだ乳飲み子。

拙ブログをご覧頂き、誠にありがとうございます。
こぐま同様、日々体重が増加していく樋泉です。
器は小さいのに体だけが大きくなっていくこの悲しみ。
とりあえず、残業中のお菓子をやめましょう。

すっかり大きくなったこぐま達ですが、まだ乳飲み子でございます。
とはいえ授乳の回数は減っていくばかりで、目撃できたら幸運といえそうです。
先週の夕方、久々に授乳シーンを目にしました。

ギャーウとかヴォーウとかなんとも形容しがたい声で鳴きながらララの後を追うイコロとキロル。

お腹すいた、母乳くれ、のサインです。
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向かって左がイコロ、右がキロルです。
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この向かって左がイコロ、右がキロルという授乳時のポジションは何故か固定です。
私はずっとそのことに気付いていなかったのですが、常連のお客さまに教えていただきました。
私の観察眼はポンコツ。
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ホッキョクグマのミルクに含まれる脂肪分は30%といわれています。
極寒の地に生きるために欠かせない成分です。
ちなみにヒトは3.5%。
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愛おしそうにキロルの背中を舐めるララ。
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イコロはあっさりしており、飲み終わるとすぐに立ち去ります。
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キロルはとどまり、ララに甘えます。
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もう出ないのでは?
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口に母乳をつけているにも関わらず、すました顔をするイコロ。
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母乳はもう彼らの主たる栄養源ではありません。
早く寝室に戻って肉や魚や野菜を食べたい子供たちは扉が開くのを待ちます。
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いい位置の奪い合い?何を思ったか急に喧嘩を始めます。
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ララはどうやら止めに入っているのではないようです。
扉の前に行きたいのに息子たちが邪魔になっている様子。
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何事もなかったかのように3頭でじっと扉が開くのを待っております。
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マサイキリンのユウマ。

ホッキョクグマの秋

あと一ヶ月も経つと、カナダのマニトバ州チャーチルにたくさんのホッキョクグマが集まります。
そこでハドソン湾の結氷を待つのです。
海が凍ったら、アザラシ狩りの季節の到来です。

今頃はまだ、藻類や鳥・魚の死骸などで飢えをしのいでいるのでしょうか。

一方その頃札幌では…


イコロとキロルという兄弟が、仲良く暮らしておりました。

今日の閉園後のこと。


!?

キロル!

意外と何食わぬ顔!

見事な王冠でございます。

滑ったわけでもないし、ふらついたようにも見えなかったので、故意に落ちてみたのかもしれません。


見下ろしに来たイコロ。

もう一度お立ち台に上って端に座るキロ助さん。

空腹時にも遊び心満載のキロ助さん。

私にはこれが一番キロルらしい顔に見えます。
イコロがこんな風に舌を出したところをほとんど見たことがないのです。

それもあってか、この子のほうが愛嬌があるような気が致します。
もちろんどちらにも愛嬌はありますけれども。

なにかを前足にはめているイコロ。

そういえばお客さまに聞きました、職員がプールに出入りするときのステップを壁からもぎとって遊んでいた、と。



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新しい玩具が嬉しくてたまらない様子のイコ吉さん。
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姉たち(ツヨシ・ピリカ)はこんなデストロイヤーではなかったはず。
施設の老朽化のせいかもしれませんが、やはりオスらしいというべきか。
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玩具に飽いたら、追いかけっこでございます。
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そして落日。
もうすぐごはんですよ。

熊の耳に念仏


いくら呼びかけてもこたえてはくれません。

キロル


彼はキロル。

たぶん寂しがり屋。






イコロに無視されても、頭をぶつけて遊びに誘います。

結局かまってもらえませんでした。

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