札幌100マイル

双子の白クマ赤ちゃん通信 跡地

札幌市円山動物園で2008年12月9日に生まれた双子のホッキョクグマ「イコロ」と「キロル」の成長記録です。 双子の旅立ちと担当者の異動により、当ブログは更新を終了しました。 ご愛読ありがとうございました。

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一日の始まり①

この頃、午後のまったりした様子ばかり見ていたので、本日は午前のララと子供たちを観察すべく、早朝から待機してみました。


エゾシカのあくび。

朝から元気な一家登場。

とりあえず体が痒いので、ゴロゴロして床にこすりつけます。



背中を壁にこすりつけつつ、小窓に映る顔をチェック。今日もハンサムグマだぜ。
どうだか。


飼育員さんが新しいポリタンクを持ってきたので、律儀に「それ下さい」ポーズをとるララ。
この仕草、娘たち(ツヨシ・ピリカ)は真似したのですが、息子たちは全くやろうとしません。

母さんだって遊びたいの。

息子たちも気に入ったようです。
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すでにララの爪あとがついています。破損早っ!
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抱えて楽しむ。
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プールに投げ入れて飛びつく。

やはりホッキョクグマに会いに行くなら午前中ですね。
見ているこちらも愉快な気持ちになれます。

夏の終わり


押さえ込む

足止めをする

死んだフリをする

顔を挟む

口腔内のチェック











子供たちにとって初めての夏が終わろうとしています。

タイトルと写真に脈略がなく、文章が雑なのは、眠気のせいです。

女に二言はある。


無防備な格好で寝ているこぐまを見ていると、野生下でもあんな寝相をするのだろうか、という疑問が頭をよぎります。

ふと、仰向けの状態で寝ている野生のホッキョクグマの子の写真を見たことがあるのを思い出しました。

ちびっこのホッキョクグマにとっての脅威は、大人のオスやホッキョクギツネ(たまに猛禽)だといいます。
ですが、嗅覚が優れているために危険を回避しやすいですし、このくらいの大きさまで成長すれば、ほぼ敵はいないと言っていいのかもしれません。
(人間を除きます。また、ごく稀にシャチに捕食されることがあるらしいですが。)

だからのびのびとした寝方ができるのでしょうか。


これらは昨日の写真です。

テレビの収録がありまして、折悪しく昼過ぎだったのでみなさん眠っておりましたが、起き上がって前に出てきてくれました。
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ララ、後ろつかえてる。進んで、進んで。
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収録にあわせるかのように3頭並んでプールのふちを歩いていきました。
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なにそれ。瞑想?
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君、母親はクッションやソファではないよ。
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もたれかかる息子にかまわず前進するララ。
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あぁ、倒れた…
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全員揃ってこちらを見ています。
テレビクルーが大きなのぼりを持っていたからかもしれません。
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当ブログは、こぐまたちがすっかり赤ちゃんではなくなる命名の時期を一応の目処として、更新を終えるつもりでした。
というよりも、あざとい話で申し訳ないのですが、白クマ赤ちゃん応援キャンペーンの協賛募集期間だけの限定ブログの予定だったのです。

ですが、命名後にブログをお仕舞いにします、と書いたところ、思いもかけず続けてほしい、というメールやお手紙を頂き、続投することとなりました。

もともと業務命令で始まったブログではありますが、ホッキョクグマをこよなく愛しているため、7割は趣味でやっているような感覚です。
あまり苦にはなりません。

ブログタイトルに偽りありですが、こぐまたちがララのもとを離れるまで更新を続けますので、今後もご笑覧ください。(こぐまの旅立ちよりも私の異動が先、という可能性もありますが、何卒ご容赦ください)

やめる、といった直後に撤回って、ちょっと格好悪いですね。

いぎたないクマ


昼下がりは長々と眠っていることが多い子供たち。

9時の開園直後か、16時台に会いに来られることをおすすめいたしますが、これはこれで…。

この寝相ゆえ、お客さまに「おじさん」と呼ばれてしまうこともしばしば。

「おじさん」であれ「茶熊」であれ、彼らが今日も明日も明後日も明々後日も弥明後日も健やかで楽しげなら、それで十分でございます。


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http://sapporo.100miles.jp/hokkyoku/article/65
6月には背伸びしても届かなかった場所に、しっかり前足も口も届くようになりました。
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よく見る光景


午後1時頃。

昼食をとったあと、クマ一家の顔を見に行きました。

昼時には珍しく、目を覚ましてじゃれあっておりました。

すぐに眠くなり、各々好きな場所で寝入ります。


どうもこの子は体の汚れが著しいですね。
ところかまわず遊んでついた汚れです。
元気な証拠ですので、何卒ご容赦ください。


アルカイックスマイル。

よく見る光景。
一頭で眠るのは落ち着かないのか、こうして寄っていきます。
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「可愛い!」とお客さまから嬌声があがります。
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ん?嬌声ってこういうとき使っていいのかな。
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アルカイックスマイル。
単なる寝顔ですが、良い具合に口角が上がっているので、見るものを幸せな気持ちにさせてくれます。
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ララは徘徊。
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ララも眠くなった様子。
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お宅の息子さん、愛くるしいですね、ララさん。
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ララも腰を下ろします。
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どうも左の子は身じろぎが多い。
しっくりくる寝方を探しているようです。
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眠っているところに兄弟が寄り添ってきて、もぞもぞ動くものだから、どうにもうっとうしくて、腹に据えかねたらしいです。
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『ギャアゥ』というような声をあげて噛み付きました。
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喧嘩になってしまいましたとさ。
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激しい吼え方だったので、ララが起きて様子を見に来ました。
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眠気がまさって、喧嘩はあっさり終了。
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『うるさい、静かにしなさい』なのか、
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『仲良くしなさい』なのか、その心中はいかに。
息子達を見守るララ。
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落ち着きましたね。
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俯瞰。
見上げてくる甘えん坊。


頻繁に会えるから忘れそうになりますが、世界中の動物園において、一歳に満たない双子のホッキョクグマはこの子たちだけです。
オーストリアに一歳年上の双子がいるけれど、オランダとデンマークにいる2008年12月生の同期の子熊はそれぞれ一頭ずつ。
(もし誤りでしたら申し訳ありません。彼らも双子で生まれたけれど、片方が亡くなっているはず)

この子たちが離れ離れになったあと、こうして双子がじゃれあう様を見られる日が再び来るのかどうか。
一般的にホッキョクグマの赤ちゃんは二頭生まれるものなのですが、複数頭が揃って無事に育つ例が乏しいのです。

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