札幌100マイル

双子の白クマ赤ちゃん通信 跡地

札幌市円山動物園で2008年12月9日に生まれた双子のホッキョクグマ「イコロ」と「キロル」の成長記録です。 双子の旅立ちと担当者の異動により、当ブログは更新を終了しました。 ご愛読ありがとうございました。

『双子成長記録』カテゴリーの投稿一覧

犬は喜び庭駆け回り


熊はプールで昼寝する


冬のプールにおける一家団欒。
これ、地上からだとあまり見えないんですよね・・・
申し訳ないです。

わがままイコロ

イコ/ikorについて、『アイヌ語千歳方言辞典』(中川裕著・草風館刊)にはこう記されています。

「【名】宝物。物語中ではとくに刀を指す。 (中略)
現在エム emus と呼ばれているものも指しているようである。日常会話ではお金を指しても用いられる」

エムシとは太刀のことだそうです。

「イコロ」は語感と意味が良いので、姉の名に用いた「ピリカ」ほどではないにせよ、
時々目にすることのあるアイヌ語です。

苫小牧市には「イコロの森」のほか、「イコロコース」を有するゴルフ場があります。
イコロという名の漫画の登場人物もいるそうです。


太刀や宝刀を意味する名というのもなかなか格好いいものですね。

ですが、一昨日のイコロは刀の名を持つ男子にはとても見えませんでした。

どうしたことかいつもより振る舞いが幼く、ララにしきりに甘えておりました。


母に身を寄せております。

母について歩いております。
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遊びも母を模しております。

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あらやだ、可愛い。
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幸せかい?幸せなのかい?
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堀に降りようとするララを必死に止めるイコロ。
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階段に雪が積もってきつい坂になっているのが怖いのか、
イコロは堀に降りることを嫌い、母をも引き止めておりました。
上でひとり遊びでもしていればよいものを、この日の彼は母親の近くにいたくてたまらなかったようなのです。
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「どこへも行かないで」
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一方キロルは、堀で玩具を駆使して熱心に遊んでいました。
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ずっとイコロのことを勇敢で強い子だと思っていました。
一日30分程度しか見ていないので、わからないものですね・・・
一日中でも見ていられたら、と時折思うのですが、他の仕事があるのでもちろんそんな訳にはいきません。
という、子熊の気質を見分けられない言い訳でした。
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結局堀へ降りてしまうララ。
排水溝の蓋等で遊びたいのか、キロルのことも気にかかるのか。
前者のような気が致します。
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鳴いて母を呼び止めるイコロ。
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そんな悲壮な顔をせんでも。
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口裂けるよ。
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あんまりひどく息子が鳴くので、ララはすぐに戻ってきました。
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母がそばにいれば、安心してゴロゴロできるというものです。
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吐息が白い。
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キロルは一人熱心にタイヤに嵌ったポリ容器に救命措置を施しております。
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またもララが堀に降りてしまいました。
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「おかーーーさーーーーん」
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必死の形相。
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ちょっと可哀想なのですが、可笑しくなってしまいました。
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そんなに身を乗り出すと落ちるよ。
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凄まじい鳴き声でイコロに呼びかけられ、ララもすぐに戻らざるをえません。
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キロルも上がってきました。
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お腹が空いていたんですね。
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「乳くれ」コール。
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向かって左がイコロ、右がキロル、毛繕いされるのはキロルのみ、といういつもの授乳風景です。
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キロルは早々に立ち去ります。
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まだ乳が飲みたいとせがむイコロ。
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もう出ませんて。
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ま、そんな日もあるわな。

今日は「イコキロルーム」がオープンします。
飼育担当者が発案した簡易な休憩所で、暖をとりながらララとイコキロを見ることができます。
どうぞごゆっくり冬の動物園をお楽しみください。

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クリスマスなのに、金曜なのに、夜中にブログ更新したよ、さっちゃん!
おまけに途中でPCが勝手に再起動してテキストが消えたからイチからやり直したよ、さっちゃん!
たいしたテキストじゃないけどキツいよ、さっちゃん!


気を取り直しまして・・・

さっぽろ白クマ赤ちゃん応援キャンペーンにご協力いただいた皆様、誠にありがとうございます。
http://sapporo.100miles.jp/cpn_pb/article/31

イコロとキロルの雪中昼寝


今日は久々にあどけない寝顔を堪能させて頂きました。
まことに眼福でございました。
上がイコロ、下がキロルです。


寝相が時折変わったり、欠伸をするさまを見るのが楽しく、
思い余って寝姿を500枚連写するという変態行為に及びました。
動画を撮るべきだと思うのですが、いつもビデオカメラを持っていくのを忘れてしまいます。


写真を小出しにして申し訳ありません。
比較的良いものを選んでいる最中です。


プールの水を抜いてから、ほんの数日で雪が積もって幸いでした。
体の汚れも取れやすいですし、クマたちも楽しそうです。

冬は楽し。

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寒冷地に棲む食肉目の動物が個人的に好きです。
ただの私見ですが、凛として美しい。
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凍った獣舎の床を引っ掻いてみるキロルです。
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体をこすり付けてみたりもします。
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マタタビを与えられた猫のようだ。
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しばし、ゴロゴロします。
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凍結した床は気持ちいいものなのでしょうか。
ララも寝そべって平たくなります。
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甘えるチャンス。
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では、また。
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冬に強い方々がここにも。

頑張れキロル、そしてララ


水面に浮かぶ、小さな枯葉を取りたいキロルです。

つまらない余談ですが、私は前屈しても手が床に届きません。

葉をつかめたようですね。

お。

取れた取れた。

うわ。

ギャー!
ララさん何故そこでキロルにじゃれつくの。

反撃するキロル。

葉はどこかに行ってしまいました。
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・・・キロ助さんが立腹気味に見えますね。
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立ち去る息子。
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遊びたかっただけなのに。
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がっくり。
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すぐに仲直りなさいますけどね。

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諦めないララ。
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キロル君、遊びましょー。
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引き気味の息子です。


12日のヒイズミトーークに来てくださった方にお詫びとお礼を、
と思ったのですが、今日はもう力尽きそうです。
また改めて、きちんと。
私は猛省しておるのです。

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どうしたイコロ。
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イコロが珍妙な表情をすることが多くなってきました。
本来こんなにも愛らしい顔立ちなのになあ。

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本格的に雪が降ってきました。
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どうか皆様、冬道にはお気をつけて。

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