双子の白クマ赤ちゃん通信 跡地
札幌市円山動物園で2008年12月9日に生まれた双子のホッキョクグマ「イコロ」と「キロル」の成長記録です。 双子の旅立ちと担当者の異動により、当ブログは更新を終了しました。 ご愛読ありがとうございました。
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ごろごろ
Posted by hokkyoku on 2009年5月15日(金) 22:00
日本国内では、無事に4頭以上の子供を育てあげたホッキョクグマは、ユキ・コロ・ユキコの3頭(すべて故人……故熊)しかいません。
(なお、出産の記録は多々あり、国内で生まれた子は150頭以上いるのですが、半年以上生き延びた子はたったの19頭です)
旭山動物園のユキは5頭の子供を育てました。素晴らしい!(ちなみにユキはララの祖母です)
次いで釧路市動物園のコロは4頭、天王寺動物園のユキコも4頭。
(コロについては、世界的にも稀な三つ子を産んでいて、このときの3頭全てを含めると5頭になります。ですが、残念ながら三つ子のうち1頭は生後4ヶ月で亡くなっているため、日本動物園水族館協会の記録においてはコロの子供は4頭となっています)
時折、双子がララにとって最後の子になるかも、という考えが頭をよぎります。
(双子を育て上げたらコロさんとユキコさんの記録に追いつきます)
勝手に最後にするな、とお叱りを受けそうです。
ホッキョクグマは非常に繁殖の難しい動物なので、つい「これが最後かも…」という考えを抱いてしまうのです。
個人的には、ララに偉大な祖母の記録を抜いてほしいとは特に思っていません。
ただ、これがララにとって最後の子育てになる可能性もある、そう思って親子の姿を見ると、妙に感傷的になります。
この尊い光景を、いつまでも見ていたい、というような。
(いつまでも見ていたいなどと言って、5月10日以降、熊館に行く時間が全く取れていないとは何という体たらく。明日こそは!)
もちろん、ララ・デナリペアには今後も期待が持てます。
繁殖に力を入れていくことに何ら変わりありません。