札幌100マイル

双子の白クマ赤ちゃん通信 跡地

札幌市円山動物園で2008年12月9日に生まれた双子のホッキョクグマ「イコロ」と「キロル」の成長記録です。 双子の旅立ちと担当者の異動により、当ブログは更新を終了しました。 ご愛読ありがとうございました。

『ララのこと』カテゴリーの投稿一覧

母の気遣い

今日はせっかくの氷のプレゼントの日なのに雨天でしたね。
どうだったのかな。
私は本日休みなので見ていません。
よってご報告できません!あしからず!
初めての氷との遭遇は先月20日に見たからいいかと思いまして…
オフィシャル・ストーカー失格。

先日の写真でお茶を濁します。


息子と遊ぶララ。

「慈愛に満ちたまなざし」とかいう言葉を使うとなにやら気恥ずかしくなりますが、そんな感じの目つき。

もう一頭は?

眠っていました。

放っておかないララ。

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私がホッキョクグマを好きなのは、その表情の豊かさによるところが大きいです。
勝手に表情を見出して、擬人化して喜んでいるだけかもしれませんね。
きっとそうなんでしょうね。
もうちょっと冷静に観察した方が良いですね。
でも、「子供がいとしくて仕方ない」って顔に見えますよね…?
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じゃれあいがエスカレートしたのか、ちょっと母親がうっとうしくなったのか。
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いたた…
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「僕はひとりで平気です」
どうだか。

とにかくララは色々と気を遣うわけです。
(遣っているように見えるわけです)


子供たちがプールで遊ぶように仕向けたり。


一番上の画像の大きさの設定がうまくいかない…
何故だー。

お疲れ様でした





お疲れ様、ララ。GW、終わったよ。

細い!

円山の綾瀬はるかこと樋泉です。
あながち間違いではないですよ。綾瀬はるかに森三中・黒沢かずこを足して、綾瀬はるかを引いてしばらくコンポスト容器に入れておくと概ね私になります。ええ、あながち間違いではないです。

ブログがまだ「双子の成長記録」といえない状態で申し訳ありません。
本格的に双子の様子をお伝えできるようになるまであと数日お待ちください。
双子の公開日は各報道機関にお伝えするとともに、円山動物園公式HPおよび当ブログでもお知らせします。


私事で恐縮なのですが、昨日は映画「チェンジリング」を観て来ました。
ホワイトデーですから、もちろんデートです。


エア彼氏とね。
概ねエアギター的なものと考えていただければ結構です。

今回の「チェンジリング」、「ミスティック・リバー」や「ミリオンダラー・ベイビー」など、イーストウッド監督作品は好きです。「グラン・トリノ」も非常に楽しみです。
(クリント・イーストウッドが監督したなかで最も有名であろう硫黄島2部作は見逃してしまったのですが・・・)
上に挙げたどの作品も暗くて重くて、いたたまれなくなるのですが、完成度も高いですし、エンターテイメント性もあって私の好みど真ん中です。

「チェンジリング」の主演はアンジェリーナ・ジョリー。
アンジェリーナ・ジョリーというと、強くてセクシーなイメージがありますが、今回は違いました。
ものすごく悲壮な感じでとにかく・・・
やたら細かった!!


アンジーは置いといて、円山で細いといえばこの方、ララです。


この画像は河西飼育員が3月6日に熊館の中に入って撮影した動画をキャプチャしたものです。
(動画そのものはMaruyama Zoo Channelにアップ予定です)
熊館を昨年11月に閉鎖し、出産準備に入って以後、ララは何も食べずにいました。
野生のホッキョクグマのお母さんたちも同様です。
秋に脂肪を蓄えてから巣穴にこもり、赤ちゃんを産んで3ヶ月ほど経ち、その後巣穴を出て狩りに出るまでは何も口にしません。
趣味で野生のホッキョクグマの写真集をよく見るのですが、巣穴から出たばかりとおぼしき赤ちゃんを連れたホッキョクグマは大抵ララのように痩せています。
そりゃ、そうだ。


↑初夏のララ




↑秋のララ(ごはんの量を増やしたためにこの体型になるわけです。ホッキョクグマの胎児は妊娠後期でもとても小さいので、人間の妊婦さんのように見た目ではわかりません)


今回がララにとって初めての双子の育児ということもあって、河西飼育員は彼女の消耗をとても気に掛けていたようです。
(双子を産んだことはあるものの、ここまで育てられたのは初めてなのです)
熊館内に立ち入らず、給餌をしないことが繁殖成功の鍵ですから、ある程度子供が育つまで飼育員はカメラで見守るしかありません。
その心中は推して知るべし、です。

2月に入ってから飼育員の熊館への立ち入り・ララへの給餌を再開し、鶏肉・馬肉・ホッケ・オオナゴ・リンゴ・熊用ペレットなどを与えています。
最初の画像は給餌のときのものです。ララがくわえているのはオオナゴです。

今でも熊館への立ち入りがララへのストレスになる可能性があり、給餌は毎日行っているわけではありません。
ララがしっかり脂肪をつけられるようになるのは双子の赤ちゃんの公開後になると思います。

双子たち、あっさり外の展示場に出てくれるでしょうか。
ツヨシはララについてすぐに出てきましたが、ピリカは初めて見る外の世界が怖くてなかなか出てきませんでした。
そういえばライオンのゆうきとげんきも初めて外に出るまでは時間がかかりました。


ララの双子たちはどうでしょう。
一方が活発、もう一方がおとなしめな慎重派、そんな説もあります。
公開時、もしも赤ちゃんがなかなか外に出てこなくても、気長に待っていてくださいね。

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