双子の白クマ赤ちゃん通信 跡地
札幌市円山動物園で2008年12月9日に生まれた双子のホッキョクグマ「イコロ」と「キロル」の成長記録です。 双子の旅立ちと担当者の異動により、当ブログは更新を終了しました。 ご愛読ありがとうございました。
『双子成長記録?』カテゴリーの投稿一覧
イコキロさんが通る
Posted by hokkyoku on 2010年2月27日(土) 17:17
今日の札幌はいいお天気で、事務所に篭っているのがつらく感じられました。
もろもろの書類を作ったり、雑誌の原稿を書いたり、ホームページの編集をしたりして、私は一切外に出ておりません。
というわけで今日のララやピリカ嬢の写真はなしです。
ご容赦ください。
昔の写真でお茶を濁します。
ちびピリカです。
こちらはツヨシ。
十勝毎日新聞社のサイトにこんな記事が出ておりました。
シロクマ初公開 今日から帯広ツインズ
「絶大なツインズ人気を見せつけた」そうです。
おびひろ動物園のブログでもたくさんのお客様がいるのがうかがえます。
皆さまに愛されている様子、元気な様子が見られて何よりです。
イコ吉キロ助は、帯広ではまだレスリングを披露していないと聞いております。
少し緊張しているのでしょうか。
そんなふうには見えないですね。
レフェリーの母さんがいないとやる気が起きないのでしょうか。
明日は釧路でデナリのお別れ会が開かれるようです。
デナリの帰還をもって今回の大移動は一応終了ですが、ホッキョクグマたちの物語は、これからが本番です。
年の暮れに各地から朗報が届くといいですね。
イコロの上に降る雪は
Posted by hokkyoku on 2010年2月18日(木) 18:38
真綿のやうでありました
中原中也好きです。
著作権が失効しているので引用。
ほんとうは書きたいことが多々あるのですが、仕事が溜まってさぁ大変。
少々お待ち下さい。
イキル。
Posted by hokkyoku on 2010年2月8日(月) 19:21
乳を与え、体を舐め、ともに眠り、泳ぎを教え、見守り、ときに遊んでやり、
こども達を立派に育て上げたララ。
少し早いけど、お疲れ様です。
産室を出たばかりの頃はずいぶん痩せていて、少し疲れて見えたけど、
基本的に楽しそうでしたね。
子育ても3度目ともなると、あまりピリピリすることも無かったみたいですね。
ララのそばで過ごした幸福な子供時代は、これからおよそ30年続くであろう
イコロとキロルの熊生(?)の宝物です。
どのような乳幼児期を送ったのかは、のちのち他のクマと同居し、繁殖を試みるときに、
(メスならば、子を産み、育てるときまでも)大きく影響します。
せっかく健やかに育ったのだから、イコロとキロルが可愛いお嬢さん達と巡りあえますように。
彼らがこれから生きる道が、明るいものでありますように。
なんだかセンチメンタルな文章ではございますが、イコロとキロルは
私の子でもないし、友達でもないし、ましてペットでもないので、存外寂しくありません。
帯広を経て、どんなに遠くへ行くとしても、健康で幸福ならそれでいいです。
このまま日本にいても先の見通しは暗いですし。
新しい血統の子が必要ですし。
笑って送り出しましょう。
ゆくクマくるクマ plus
Posted by hokkyoku on 2010年1月29日(金) 21:52
本日はおびひろ動物園でイコキロの担当となる藤本さんがいらっしゃいました。
左から河西飼育員、山本飼育展示二係長、藤本さん。
談笑しております。
ピリカと動物園と注射器と
上記は藤本さんのブログです。
移動後は、こちらでイコロとキロルの様子を知ることができると思います。
一時的に里帰りすることになるピリカ。
この写真は2007年におびひろ動物園に遊びに行って撮影したものです。
デナリとララの4頭の子のうち、容姿・身体能力・頭脳全てにおいて
彼女が抜きんでていると称されることもあります。
なおかつ勇敢です。
どの子も大好きなので、比べるべきではないのかもしれません。
ただ、ピリカは最初からプールを恐れずにひとりで泳ぎ始めたり、
堀からプールへの壁をよじ登るという離れ技を見せたり、
といった逸話を持っています。
あの日、隣の獣舎ではさつきが元気に遊んでいました。
さっちゃんはプール遊びをこよなく愛しています。
当園でのさつきのプールは狭くて、申し訳なく思うこともありました。
旭山では思いっきりダイブできるといいですね。
さて、藤本さんにイコロとキロルの見分け方を聞かれた私は、
イコロがピリカ似で柔らかい目つき、キロルがキリッとしたつりぎみの目、
という大変わかりにくい説明をしてしまいました。
毛色や行動は変わってしまうから・・・
もちろん識別用ICチップは入っていますけどね。
シュッとしているのがキロル。
ほわっとしているのがイコロ。
キロル。
イコロ。
よく笑みを浮かべているのがイコロ。
美味しそうなのがイコロ。
どうやら私の説明能力、語彙力、観察眼には欠陥があるようです。
本日のララさん。
キロルに噛みつかれて
グワっとな。
「撮影お断り」
毎度お馴染み北極相撲。
親離れする際には、一度に3頭がバラバラになるものと予想しておりました。
ですから、兄弟だけでもしばらく一緒に暮らせることを嬉しく思っています。
今日の入園者数は確認せずに帰ってきましたが、こころなしかお客様が多いように思いました。
そりゃ、そうか。
母さんと回虫 閲覧注意
Posted by hokkyoku on 2010年1月25日(月) 22:30
こんばんは。
当ブログを始めてから、体重が一ヶ月におよそ600gずつ増えている樋泉です。
イコロとキロルの成長とシンクロしているのでしょうか。
子熊たちの成長の勢いには負けるけれども。
あ、どうでもよろしいですか・・・
申し訳ございません。
この頃更新を怠りがちだったので、時間と気力・体力に余裕のある本日、たくさん更新しております。
プール内からじゃれつくキロルをあしらうララ。
横っ面に張り手。
今度はイコロとララの絡みです。
頭をもみくちゃにして遊んであげております。
息子たち、嬉しそうだなあ。
以下、閲覧注意です。寄生虫の写真がございます。
苦手な方は見ないでくださいね。
私は興味深いものだと思うのですが。
不愉快でしたら申し訳ございません。
こちらはララの体内に居たクマ回虫です。
クマ回虫はクマの小腸に寄生するありふれた寄生虫です。
野生のクマの腸にはほぼ100%居ると聞いております。
栄養を奪い、組織を食い破るおそれありがあり、半年に一回ほど薬を与えて駆虫しているそうです。
そうするとこういったものがたくさん出てくるんですね。
条虫のように長いものと思っておりましたが、15cm程度です。
これを体内で飼ったら痩せられるかと獣医さんに聞いたところ、「無理」とのことでした。