双子の白クマ赤ちゃん通信 跡地
札幌市円山動物園で2008年12月9日に生まれた双子のホッキョクグマ「イコロ」と「キロル」の成長記録です。 双子の旅立ちと担当者の異動により、当ブログは更新を終了しました。 ご愛読ありがとうございました。
『双子成長記録』カテゴリーの投稿一覧
ララとふたごの穏やかな日々
Posted by hokkyoku on 2009年9月7日(月) 12:50
命名式前後の親子。
こうして二頭そろって母親の後を穏やかに泳ぐところをあまり見たことがありませんでした。
海を渡る光景のようです。
アメリカクロクマの風子の目の前で命名式をしたので、彼女は少しうるさく感じたかもしれません。
どれほど周りが騒がしくとも、昼頃にはきまって眠くなるC.W.ニコルじゃなくてイコロとキロル。
~あまり参考にならないイコロとキロルの見分け方1~
舌を出す子は高確率でキロルです。
こぐまの名前について
Posted by hokkyoku on 2009年9月6日(日) 18:18
9月6日(日)、爽やかな秋晴れのもと、ホッキョクグマの双子の命名式を行いました。
たくさんのお客さまと報道陣、そして市長やララ(?)が見守る中で発表された名前は「イコロ」と「キロル」。
イコロは、アイヌ語で「宝物」、キロルは同じくアイヌ語で「人が踏み固めた道」を意味します。
イコロの名付け親は札幌市北区在住の西原君子さん。
ホッキョクグマ界・自然界の宝物、尊い命の宝物、という思いを込めて考えてくださったそうです。
キロルの名付け親は札幌市中央区在住の久保葉子さん。
彼の未来に明るい道が続いていきますように、楽しく幸せな道を歩んでくれますように、との願いを込めて応募してくださったそうです。
お二人には、札幌トヨペット田中社長、コープさっぽろ大見理事長、円山動物園から記念品をお贈りしました。
選考理由ですが、「イコロとキロル」という音の響きが可愛らしく、姉のピリカ同様、アイヌ語であることで、将来どこへ行っても日本の北海道生まれだと伝わるようにとの願いを込めています。
また、イコロについては、まさにララの宝物、札幌の宝物、地球の宝物だから、キロルについては、貴重な命を繋いでいくための国際協力の道を拓く子にふさわしい名前だから、という理由が挙げられます。
(だからといって彼が海外に旅立つと決まったわけではないですよ)
なお、正式な表記だと、イコロ(ikor)・キロル(kiroru)で、イコロのロはピリカのリと一緒で半角表記、あまりはっきり発音しないと聞いています。
イコロが好奇心旺盛なこぐまA、キロルが甘えん坊のこぐまBです。
左キロル、右イコロ。
命名式の後、みなさんにどちらがイコロでどちらがキロルかお伝えしなくては、と焦るあまり、逆に言ってしまいました。
ちょっと経ってから言い直しましたが、大変失礼致しました。
正面を向いていて、毛が乾いた状態の写真だとすぐ見分けがつくのですが、動き回っているとき(特にプール内)は正直言って少々判別しにくいです。
こ、これは左イコロ、右キロル・・・
イコロは柔らかく甘い顔立ちで、キロルはちょっと目の上の隆起が目立ち、ララによる毛繕いが多いためイコロより白い、という感じで区別しています。
下の写真だとわかりやすいのではないでしょうか。
イコロくん。
キロルくん。
しばらくはイコル、キロロと言い間違える方が続出するものと思います。
イコ、キロだと呼びやすいかもしれません。
私は内定したその日から心の中で「イコたん、キロたん、ウへへへへ」と呼びかけています。
とても気持ちが悪いですね。
この名を多くの方が気に入ってくださいますように。
私は「イコロとキロル」、「カストルとポルックス」、「ポラリスとオリオン」の三つを推しましたが、イコロとキロルがいちおしでした。
たくさんのご応募、誠にありがとうございました。
今後も愉快な二頭を見守って下さいますよう、お願い致します。
天高く熊肥ゆる秋
Posted by hokkyoku on 2009年9月5日(土) 21:03
昨日はロハスナイトを開催しました。
夜の動物園でのお食事・セミナー・コンサート等を少人数でゆっくり楽しむイベントです。
というわけでホッキョクグマは残業。(さつきは定時…)
彼はA。もうすぐ名前で呼べますね。
但し、呼ばれても気付きませんし、どういう呼び名でも一向に気にしません。
でも君にふさわしい素敵な名前に決まったよ。
君たちの名前を気にかけてるたくさんの人たちに喜んでもらえるかどうか、ドキドキするよ。
『子供の名前はいいから早く開けてくださいな』
彼はB。
お客さまからおじさん、と呼ばれる率が高いのはおそらく彼。
私は君たちの命名式の司会をやるよ。滑舌が悪いからたぶん噛むよ。
いやだなあ。
『知らん』
残業はお腹が空くので、ロハスのお客さまの到着前に腹ごしらえです。
どうせ残業で外にいるのなら、楽しく過ごしたほうが得。
ちびっこは元気です。
タイヤ落とし!
微笑ましい光景ですが…
食事の直後ですから、ララの手についた肉か魚の汁を舐めているのでしょう。
大人は静かに時が過ぎるのを待つ。
やどかり。
若き熊の悩み。
お?
後ろを気にするくらいならそんなところで立たなくても。
Aによるフリースロー。
ぶれた。ほら、夕方で光が少ないから、ぶれやすいんです。
言い訳。
Aはチャレンジ精神の旺盛なお子さんです。
普通の遊び方にはもう飽きたそうです。
いまどきのこぐまは玩具2個持ち。
もう一度。
Bが感心したふうに見ています。
熱心に一人遊びに興じるA。
Bは本当は一緒に遊びたいのではないかな。
BはAの動向を気にしていることが多いです。
一緒にいられる時間は有限なんだから、もっと二頭で遊んだらいいのに、と傍でみている者は思います。
なんだB。
『ぼくだって一人でも楽しめる』と言わんばかりにいろんな物を使って遊びだしました。
日が暮れていきます。
一日の始まり②
Posted by hokkyoku on 2009年8月30日(日) 21:48
土曜の午前中の様子を引き続きお届けします。
今日は活魚の給餌があったようですが、見ておりません。
仕事が休みだったので、投票・遅い墓参り等に行っておりました。
また玩具を持ってカサイ飼育員登場。
娘たちは母親のこのポーズをしっかり真似たのに、息子たちがまるで気に留めていないのは何故?
今度は赤い浮き。
お客さまから「欲張り」と言われてしまいます。
猫にマタタビ。子熊に浮きとポリタンク。
子供たちの遊び方の相違点を見ているといっそう楽しめます。
この子は器用で遊び上手。たぶん。
しかるべきところ(?)に浮きを運び、プールに投げ入れたり、抱えたまま飛び込んだりして遊びます。
腕の突っ張り具合にニヤニヤしてしまいますね。
キーパー通路に通じる扉の小窓に人影が見えたので、しっかりと浮きを抱えて見に行きます。
心霊写真風味。
遊んでいるうちに浮きを堀に落としてしまったのですが、きちんと取りにいきます。
もうひとつお気に入りの玩具を見つけたので、両方持ち帰ることになさったこぐまさん。
ムリムリ、と思っていると…
ちゃんと持ってきた!
器用な子です。
やはり玩具の2個持ちは難易度が高いので、基本は1個。
浮き2個持ちも試みました。
ララは大人なので早々にまったりモードに移行致します。
さて、もう一頭の遊び方は…
とりあえずやみくもに投げております。
もちろんプールに投げ入れてダイブ、という行動もとります。
宙に放り上げております。
激しくポリタンクを潰しにかかります。
シンクロにいそしみます。
やみくもに飛びます。
またポリタンク潰し。心臓マッサージを彷彿とさせる動きをします。
救命措置が上手そうです。
概ねこんな感じの日々を送っております。
そりゃ、午後は眠くもなりますね。
その気になれば子供達よりも激しく遊ぶ近所の独身女性。
熱帯鳥類館の九官鳥。(スケさんもしくはカクさん。見分けつかず)

























































































































