札幌100マイル

双子の白クマ赤ちゃん通信 跡地

札幌市円山動物園で2008年12月9日に生まれた双子のホッキョクグマ「イコロ」と「キロル」の成長記録です。 双子の旅立ちと担当者の異動により、当ブログは更新を終了しました。 ご愛読ありがとうございました。

『ホッキョクグマ』タグの付いた投稿

はちきれそうな思い

明日のホッキョクグマの双子公開・感謝状贈呈式のため、スーツ着用を言い渡された樋泉です。
ワタシ、勤務時には動物園のユニフォームを着ていますから、スーツなんて滅多に着ません。
昔買ったスーツ数着を試しに着てみたら、全部きついんですよね。困った困った。
超人ハルクかケンシロウのごとく服が破れるんじゃないかという勢いです。
おかげさまでラオウも倒せそうな気分です。
これはクリーニングに出したせいで縮んだものと思われます。
チキショー。クリーニング屋めー!!


今朝は開園前にホッキョクグマの双子のマスコミ向け事前公開を行いました。

双子もララもたくさんの報道陣に動じることなく元気に過ごしていました。
子供達は堀のところにできた雪の斜面を滑りおりる遊びが気に入ったようです。

ただ、ツヨシ・ピリカに比べるとちょっと体が小さいようで、段差の登り降りがおぼつかない様子です。
まあ、すぐに大きくなるでしょう。
北極圏に生きる仲間たちと違って、この子たちは飢える心配がありません。
長い獲物探しの旅とは無縁です。
お母さんもすぐに失った脂肪を取り戻せます。
それは本来の生き方とはちょっと違うけれど、餓死とは無縁でいられます。
命をつないでいくことができます。


それでは、今朝撮ったへっぽこ写真をごゆるりとご覧ください。











20090319-08.jpg

今日はここまで。

細い!

円山の綾瀬はるかこと樋泉です。
あながち間違いではないですよ。綾瀬はるかに森三中・黒沢かずこを足して、綾瀬はるかを引いてしばらくコンポスト容器に入れておくと概ね私になります。ええ、あながち間違いではないです。

ブログがまだ「双子の成長記録」といえない状態で申し訳ありません。
本格的に双子の様子をお伝えできるようになるまであと数日お待ちください。
双子の公開日は各報道機関にお伝えするとともに、円山動物園公式HPおよび当ブログでもお知らせします。


私事で恐縮なのですが、昨日は映画「チェンジリング」を観て来ました。
ホワイトデーですから、もちろんデートです。


エア彼氏とね。
概ねエアギター的なものと考えていただければ結構です。

今回の「チェンジリング」、「ミスティック・リバー」や「ミリオンダラー・ベイビー」など、イーストウッド監督作品は好きです。「グラン・トリノ」も非常に楽しみです。
(クリント・イーストウッドが監督したなかで最も有名であろう硫黄島2部作は見逃してしまったのですが・・・)
上に挙げたどの作品も暗くて重くて、いたたまれなくなるのですが、完成度も高いですし、エンターテイメント性もあって私の好みど真ん中です。

「チェンジリング」の主演はアンジェリーナ・ジョリー。
アンジェリーナ・ジョリーというと、強くてセクシーなイメージがありますが、今回は違いました。
ものすごく悲壮な感じでとにかく・・・
やたら細かった!!


アンジーは置いといて、円山で細いといえばこの方、ララです。


この画像は河西飼育員が3月6日に熊館の中に入って撮影した動画をキャプチャしたものです。
(動画そのものはMaruyama Zoo Channelにアップ予定です)
熊館を昨年11月に閉鎖し、出産準備に入って以後、ララは何も食べずにいました。
野生のホッキョクグマのお母さんたちも同様です。
秋に脂肪を蓄えてから巣穴にこもり、赤ちゃんを産んで3ヶ月ほど経ち、その後巣穴を出て狩りに出るまでは何も口にしません。
趣味で野生のホッキョクグマの写真集をよく見るのですが、巣穴から出たばかりとおぼしき赤ちゃんを連れたホッキョクグマは大抵ララのように痩せています。
そりゃ、そうだ。


↑初夏のララ




↑秋のララ(ごはんの量を増やしたためにこの体型になるわけです。ホッキョクグマの胎児は妊娠後期でもとても小さいので、人間の妊婦さんのように見た目ではわかりません)


今回がララにとって初めての双子の育児ということもあって、河西飼育員は彼女の消耗をとても気に掛けていたようです。
(双子を産んだことはあるものの、ここまで育てられたのは初めてなのです)
熊館内に立ち入らず、給餌をしないことが繁殖成功の鍵ですから、ある程度子供が育つまで飼育員はカメラで見守るしかありません。
その心中は推して知るべし、です。

2月に入ってから飼育員の熊館への立ち入り・ララへの給餌を再開し、鶏肉・馬肉・ホッケ・オオナゴ・リンゴ・熊用ペレットなどを与えています。
最初の画像は給餌のときのものです。ララがくわえているのはオオナゴです。

今でも熊館への立ち入りがララへのストレスになる可能性があり、給餌は毎日行っているわけではありません。
ララがしっかり脂肪をつけられるようになるのは双子の赤ちゃんの公開後になると思います。

双子たち、あっさり外の展示場に出てくれるでしょうか。
ツヨシはララについてすぐに出てきましたが、ピリカは初めて見る外の世界が怖くてなかなか出てきませんでした。
そういえばライオンのゆうきとげんきも初めて外に出るまでは時間がかかりました。


ララの双子たちはどうでしょう。
一方が活発、もう一方がおとなしめな慎重派、そんな説もあります。
公開時、もしも赤ちゃんがなかなか外に出てこなくても、気長に待っていてくださいね。

長いあいさつ

このたび、当園で2008年12月9日に生まれたホッキョクグマの双子の成長日記を綴ることになりました、経営管理課経営係の樋泉と申します。

このようなお役目を仰せ付かり、当方、いささか緊張しております。
皆様が心待ちにしてくださっているホッキョクグマの双子さんの情報を発信するブログを私などが書いて、本当にすみません・・・

ホッキョクグマをこよなく愛しており、薄給を仕事用のカメラとレンズに使ってしまったバカモノですから、当ブログを書くには適任であるのかもしれません。どうだか。

さて、肝心要のホッキョクグマの双子の赤ちゃんは元気に成長しており、今月下旬にお披露目の予定ではありますが、まだサーモグラフィカメラおよび赤外線カメラでしかその姿を見ておりません。
担当の河西飼育員だけは母熊ララへの給餌のために熊館への立ち入りを再開しましたが、子熊たちのカラー写真はまだご用意できません。
画像なしで記事アップも心苦しいのでこれをどうぞ・・・


子熊はどちらも2005年12月生のピリカです。
つたない技術でピリカが浮きまくりではございますが、母と双子の様子を想像する一助としていただければ幸甚の極みです。

さて、当ブログでは、双子の成長の様子をお知らせするとともに、野生のホッキョクグマの置かれている状況や、飼育下の繁殖の難しさなども記していきたいと思っております。

手前味噌ではございますが、いかにこの双子さんが尊く、注目すべき存在であるか、少し書かせてください。
ホッキョクグマがお好きな方ならご存知のことばかりかもしれませんが・・・
日本でホッキョクグマの繁殖に成功したのはたったの6施設、19頭(うちの双子さん含まず)に過ぎません。

・旭川市旭山動物園 繁殖回数4回 5頭 (日本で初めての繁殖です)

・釧路市動物園 繁殖回数3回 4頭

・札幌市円山動物園 繁殖回数3回 3頭 (双子が無事に育って4回 5頭)
※ツヨシ・ピリカ以前にも1985年、ポールとシロというペアの間にオスのポロが誕生しています。彼は南アフリカ・ヨハネスブルグ動物園へ転出しました。

・大阪市天王寺動物園 繁殖回数 4回 4頭

・別府ワンダーラクテンチ 繁殖回数 1回 2頭 (この子らがララと旭山のルル姉妹です)

・愛媛県とべ動物園 繁殖回数1回 1頭 (かの有名な人工哺育のピースちゃんです)

たったこれだけです。
これまで国内で生まれた子の数は150頭を越えるのですが、母熊が落ち着いて子供を育てられる環境を整えるのが難しく、大抵の場合は育児放棄により赤ちゃんが死んでしまうのです。
ララだって赤ちゃんを育てられなかったことが何度もありますが、21世紀を迎えてからというもの、国内で元気な子供をもうけてくれたのはデナリとララのペアだけなのです。
2003年のツヨシ、2005年のピリカ、そして今回の双子。
世界の動物園でも数頭しか赤ちゃんは成育しません。双子さんの同期(?)としてはデンマーク・オールボー動物園で1頭の赤ちゃんが元気に育っているようです。

IUCNが作成しているレッドリスト2006年版において、ホッキョクグマは絶滅危惧種(危急種)とされました。
それ以後、この美しくて勇猛な動物は地球温暖化の犠牲者のアイコンという形で注目を浴びることが多くなってしまいました。

双子さんにも環境悪化を訴えるメッセンジャーとしての役割を担っていただかなくてはなりません。
種を絶やさぬよう、これから先の繁殖をいつも視野に入れていかねばなりません。
ただただ可愛い、ということだけを語れたらどれほど良かったかわかりません。

深夜なので変なテンションになってきました。
次回からはこのカタくて気持ち悪い文章をどうにかします。
こんばんは、綾瀬はるかです、ちがうか!とか書けばよかったのでしょうか。
ふと思い出したのですが、先日、チェンバル語講座の人に似ている、と姉に言われました。
とにかく、今後とも宜しくお願い致します。

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