双子の白クマ赤ちゃん通信 跡地
札幌市円山動物園で2008年12月9日に生まれた双子のホッキョクグマ「イコロ」と「キロル」の成長記録です。 双子の旅立ちと担当者の異動により、当ブログは更新を終了しました。 ご愛読ありがとうございました。
『ツインズ』タグの付いた投稿
スモウレスラー
Posted by hokkyoku on 2009年3月22日(日) 23:11
寝ても覚めてもPolar Bear。経営管理課の樋泉です。
今日は雨天のうえ、冷たい風が吹いていました。
天候のせいで昨日より格段にお客さまの足が遠のいたとはいえ、千石先生の講演会もあり、コンサートもあり、ツインズもいて、3月とは思えない賑やかな一日でした。
午後からララと双子の様子を見に行き、事務所へ戻る途中でレストハウスのトイレに立ち寄ると、髪がひどくボッサボサで血の気のない顔の女が鏡の中に・・・。
動物園て出るんですね。怖いわー。
私はホッキョクグマ撮影の際は、基本的に熊館の屋上に上ります。
俯瞰だとそんなにいい写真は撮れないのですが、動物を一番見やすいポジションはお客さまのためのもの。
屋上だったら誰の邪魔にもならないので、気楽なのです。
特にちびっこのお客さまにしっかり双子の姿を見てほしいと思っています。
ですから、髪を振り乱してカメラを構えた不気味な女が屋上にいても気にしないでください。
俯瞰で授乳を撮っても、なんだかよくわからん。
そう思っていると、一頭がこちらを見上げてきました。
なんかキモいのが見てる、と兄弟に耳打ちでもされたか、もう一頭も上を見上げます。
気になる?すまんね。
授乳のあとは昼寝だろうか、と思っていると、遊び始めました。
見合って見合って。
はっけよい。
行司は立ち去ってしまいました。
行司の母さんはいないけど、のこったのこった。
こうなるとどっちがどっちだかわかりません。こうなっていなくても、いまだはっきり見分けられないけども。
クリンチ。
一頭逃げる。もう一頭「まだまだ」とばかりに追う。
スモウレスリングはどうでもよくなったらしい。
雪の穴に入る遊びに移行。
こちらがよくはしゃぐ活発な子のようです。
とにかく頻繁にひっくり返るので汚れがち。(残雪はすっかり汚くなっています)
こっちが便宜上Pと呼ぶことにした方・・・だと思います。
仰向けになってひとりではしゃいでいる間にもう一頭が母乳を飲み始め、はたと気付いて鳴きながら駆け寄っていきました。
熊館から降りてお客さまの隙間から撮りました。
授乳の間、ツインズの体を舐めてあげているララ。
今日は手抜きです。お休みなさい。
円山ツインズ公開2日目
Posted by hokkyoku on 2009年3月21日(土) 18:57
アホの樋泉です。
私の自前のカメラのレンズ(バズーカ的な望遠レンズ)を見た飼育員さんが「アホだ・・・」とつぶやいたのです。
レンズのせいでカツカツです。
カッツカツやぞ!
さて、今日は3連休の真ん中で、昨日とは打って変わって気持ちの良い好天でしたから、動物園はたくさんのお客さまで賑わいました。
午前中はデスクワークに専念し、午後から熊館へ行ってみると、ホッキョクグマ展示場前には人垣ができていました。
ツインズ、大人気です。
動物園は、生物多様性の確保や、地球環境についてのメッセージの発信といった役割を担っています。
また、人々が癒される都会のオアシスを目指しています。
飼育下での繁殖が非常に難しく、野生下でも子グマの生存率が低くなっているとされるホッキョクグマの赤ちゃんは、そうした動物園の役割を象徴する存在といえます。
というわけで、ツインズと、それに象徴される動物園の役割・円山動物園の魅力を広く知らしめるため、私は写真撮影をしなくてはなりません。
写真は広報活動に不可欠なのです!
写真はお客さまがお土産に買われるポストカードなどになったりもするのです!
個体識別のためにも撮影の必要があるのです!
という言い訳のもと、私はホッキョクグマのもとへ日参しています。
13時ごろ、彼らはお昼寝中でした。
寄り添って眠っております。
寝顔。
しばらくして一頭が目覚めました。
一頭につられてみんなが起きだし、子供たちはレスリングを始めます。
楽しそうです。私も混ぜてほしいです。
が、たとえ赤ちゃんでもホッキョクグマはものすごくパワフル。
大人の男性でも彼らを捕まえたり、抱え上げたりすることは困難です。
私なんぞズタボロにされてしまいます。
まして彼らは人間には懐いていません。
その野性味がいいところ。
ちょっと顔立ちの違いが掴めてきた・・・気がします。