札幌100マイル

札幌彫刻美術館日記-彫美家の日々

札幌宮の森にある小さな美術館の日常を学芸員がお伝えします。

2011年04月 の投稿一覧

はじめまして!

はじめまして、こんにちは。
本郷新記念札幌彫刻美術館です。
略称は「彫美(ちょうび)」です。

こちらのブログでは、美術館の日々のできごと、展覧会のこと、
本郷新の作品のことなどなど、
少しずつご紹介していきたいと思います。

それではまず、本郷新のご紹介。
札幌生まれの本郷新(1905-1980)は、
戦後の日本を代表する彫刻家です。
具象表現を追求し、公共空間のためのモニュメンタルな
彫刻の制作に情熱を注ぎました。

本郷の作品は日本各地に設置されていますが、
札幌に暮らしている方にとっては、
大通公園の《泉の像》が親しみ深いのではないかと思います。





当館は、1981年6月、宮の森の閑静な住宅街のなかにオープンしました。
本郷新の彫刻・絵画など1,800点余りの作品を所蔵しています。

〈本館〉ではさまざまなテーマを設けて収蔵品を公開するほか、
「北の彫刻展」など現代の彫刻家たちを紹介する特別展を開催しています。

隣接する〈記念館〉は、本郷新が生前にアトリエ・ギャラリーとして建てたもの。
邸宅の雰囲気が残るスペースに、
本郷の代表作のほか、野外彫刻の石膏原型や制作の道具などを展示しています。
2階の窓からは山々や札幌の街並が見渡せます。

ご近所には北海道神宮や円山公園。
徒歩10分のところに札幌宮の森美術館もあります。
これから札幌は気持ちのよい季節を迎えます。
連休はお花見や動物園に行かれる方も多いのではないでしょうか。
円山、宮の森方面にお越しの際はぜひ彫美にもお立ち寄りください。
お待ちしております!


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