札幌100マイル

札幌彫刻美術館日記-彫美家の日々

札幌宮の森にある小さな美術館の日常を学芸員がお伝えします。

『となりのひと』タグの付いた投稿

アートトークのお知らせ

こんにちは!
8月に入りましたがなんだか涼しい札幌です。

先日の「いちにちカフェ」は大盛況でした。
ご来場くださったみなさま、いろいろとご協力いただいたみなさま、
そしてuno dos tresのお三方、ありがとうございました!
当日の様子は「となりのひと」展Facebookページにて
ちょこちょこっとご紹介しております。


さて、本日も「となりのひと」展関連の話題です。
北海道芸術学会主催のアートトークにて、
本展出品作家の野又圭司さんと冨田哲司さんがお話しされます。
ちょっと異色の組み合わせで、面白いトークになると思います。
明日の夜は、ぜひ紀伊國屋へ!


北海道芸術学会 アートトーク vol.26
野又圭司×冨田哲司 「となりのひと」の話

北海道芸術学会では、広く芸術分野に携わる方を講師に招いて
アートトークを開催してきました。
今回は、本郷新記念札幌彫刻美術館で開催中の「となりのひと」展の
出品作家である野又圭司氏と冨田哲司氏をお招きします。
世代や手法は異なりつつも、共に社会性のある作品を手がけるお二人に、
本展のテーマである「人と人との距離」を端緒として、
それぞれの制作への姿勢や想いについて語っていただきます。 

【日時】2012年8月3日(金)18:30~20:00
【会場】紀伊國屋書店 札幌本店 インナーガーデン
札幌市中央区北5条西5丁目7番地 sapporo55ビル1F 
TEL 011-231-2131

【ゲスト】
●野又圭司(のまたけいじ)
1963年函館市生まれ、岩見沢市在住。1989年北海道大学文学部哲学科卒業。銅、石膏、木などを素材に、現代社会への批判的視点による精巧な立体作品を展開してきた。「となりのひと」展では、孤立死を題材に、セメントによる重厚な集合住宅を通して現代における孤独のありようを表現した。

●冨田哲司(とみたてつし)
1977年札幌市生まれ、札幌市在住。2001年札幌市立高等専門学校インダストリアル・デザイン専攻修了。写真、映像、立体など多様な手法により、社会批評的作品を制作。「となりのひと」展では、YKK5号のジッパーがついた衣服を人から借り受け、服同士をつないでいくプロジェクトを展開している。
Zip Us Up Art Project

【聞き手】
樋泉綾子(本郷新記念札幌彫刻美術館 学芸員)

★参加無料、予約不要


【お問い合わせ】
北海道芸術学会事務局 kiyohiko@let.hokudai.ac.jp(北村清彦)
または a.hiizumi@artpark.or.jp(本郷新記念札幌彫刻美術館 樋泉綾子)



「いちにちカフェ」のお知らせ

こんにちは!
札幌はビアガーデンの季節ですね。

本日は「となりのひと」展関連イベント、
いちにちカフェ」のお知らせです。

7月28日(土)は、uno dos tresの3人(菅原由香、久野志乃、小牧麗乃)
による小さなカフェが美術館のなかに登場します。
彼女たちはかつて札幌にあったブックカフェ「think garden」のメンバー。
「好きだった!」「よく通ってた!」という方も多いのでは?

「となりのひと」展をご覧になったあとは、
3人のつくりだす心地よい空間のなかで、
飲みものを楽しみながらぜひゆっくりお過ごしくださいね。

【メニュー】
コーヒー
アイスコーヒー
あじさいソーダ
シャンパン
ピザ

【営業時間】11:00~16:30

彼女たちが腕をふるって淹れてくれるコーヒーは
もちろんおすすめですが、「あじさいソーダ」も気になりますね。
美術館のお庭でシャンパンをしゅわしゅわさせながらほろ酔い、
というのもよいかも!






同日14時からは、「となりのひと」展出品作家の冨田哲司さんによる、
作品のためにジッパー付の服を提供してくれた方たちを対象にした
とりあえずみんなでつながってみよう会」もあって、楽しくなりそうです。
詳しくはリンク先をご覧ください。




それではそれでは、みなさまのご来館をお待ちしております!

明日はナイトミュージアムです★

おはようございます!
今朝は雨でちょっと涼しい札幌です。

明日は、「カルチャーナイト2012」の参加企画として、
ナイトミュージアム」を実施します。

ふだんは17時で閉館の当館ですが、
明日は20時まで開館(入館は19時30分まで)。
さらに17時以降は割引料金でご入館いただけます。

18時30分からは、ギャラリートークを実施。
本館で開催中の「となりのひと」展と、
記念館の常設展示をご案内します。
こちらはとくに予約など必要ありませんので、
ふらっとお気軽にご参加ください。

美術館に行く前にちょっとごはん食べたいな、
帰りにゆっくりコーヒーでも...
そんなときは、「円山・宮の森散策マップ」をぜひご利用ください。
当館で配布しているほか、
リンク先からダウンロードもできますよ。





お仕事帰りでも間に合いますので、
ぜひお気軽にお立ち寄りくださいね。
お待ちしております!

明日はサンクスデー

こんばんは!

なんだか急に夏がやってきましたね。
当館の31回目のお誕生日である本日は、
ここでもお知らせしたバスツアー「石狩 初夏の旅」にでかけてまいりました。

太陽がさんさんと照りつけるなか、
参加者のみなさまと、ゲストの本郷弦さんと、
石狩浜の本郷新による開拓者慰霊碑「石狩-無辜の民」を訪れ、
モエレ沼公園の「海の噴水」など堪能してきましたよ。
大迫力でございました。


そして明日はサンクスデーです。
日頃当館に親しんでくださっているみなさまに感謝の気持ちを込めて、
明日は本館・記念館ともに無料でご入館いただけます!
ぜひこの機会にご来館ください。
はじめての方ももちろん大歓迎です!





本館では「となりのひと」展まだまだ開催中!
「となりのひと」展Facebookページ

おでかけの際は「円山・宮の森散策マップ」もご利用くださいませ!
 美術館周辺のおすすめ情報満載でございます。
「円山・宮の森散策マップ」Facebookページ

アーティストトークのお知らせ

こんにちは!

本日はあさって16日(土)に開催される
「となりのひと」展の関連イベント、
アーティストトークのお知らせです。

4名の出品作家に、「となりのひと」というテーマのもとで
出品いただいた今回の作品についてのお話をうかがいます。
今回お話いただく方々の作品についてちょっとご紹介。



鴻上宏子さんは、石膏を素材にした男女一対のレリーフ状の彫刻と
子どもの半身像を組み合わせ、
家族のイメージがぼんやりと浮かび上がる幻想的な世界を作りました。


小林麻美さんは、「窓」をモティーフにした新作の大きな絵画と、
電車のなかで出会った人の記憶を描いた小品を出品。
「見る」ことと「見られる」ことが画面のなかに同居する、
絵画の不思議に引き込まれる作品です。


冨田哲司さんは、YKK5号のジッパーのついた服を一般から募集して
つなげるプロジェクトを展開中。
ほんのささやかなきっかけで
他人同士がつながることのできる可能性を見せてくれます。
会期中も会場内にどんどん服は増殖中。
詳しくはこちら⇒Zip Up Us Art Project
★冨田さんのプロジェクトに参加される方は、本展の入場が無料になります。
受付でお申し出ください。




野又圭司さんは、社会的なテーマを扱うことの多い作家。
今回は「孤立死」を題材に、
展示室のなかにセメントによる重厚な集合住宅を出現させました。
壁一枚隔てた隣人に声が届かない孤独に、
背筋の冷える思いがします。


今回は以上の作家から直接お話を聞くことのできるよい機会!
ぜひお気軽にご参加ください。




アーティストトーク「となりのひとの話」

担当学芸員が聞き役をつとめながら、
「となりのひと」展出品作家4名が自作についてお話しします。

日 時:2012年6月16日(土)14:00~15:00(予約不要、要展覧会観覧券)

参加作家:鴻上宏子、小林麻美、冨田哲司、野又圭司



展覧会のFacebookページでも、
本展にまつわるいろいろを発信中。
Facebookユーザーでなくてもご覧いただけます。
ぜひのぞいてみてください。


こちらの写真は現在編集中の本展図録の校正刷り。
よい感じの本になりそうです!
7月1日発売予定。
窓口で予約も受付中です。


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