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2014年11月04日 の投稿一覧

浜本学泰が出来るまで⑧:「いよいよ憧れのファンドマネージャーに」

2003年11月、いよいよどうしても入りたかった独立系投資顧問会社に
「ファンドマネージャー」というタイトルで入社
させていただくことが出来ました。

fundmanager

これは異例中の異例なのです。

多くの運用会社は、入社の段階から

「アシスタント・アナリスト」
「アナリスト」
「アシスタント・ファンドマネージャー」
「ファンドマネージャー」
「シニア・ファンドマネージャー」
「チーフ・ファンドマネージャー」

という風に順番に成長していくわけですが、私は証券会社にはおりま
したが、定量分析の経験を除いては、営業しかしておりません。

リサーチをもとにした営業はさせていただいておりましたが、運用の
経験もないままに入社させていただいたのに、いきなり「ファンド
マネージャー」のタイトルをいただけたことは本当に光栄なことでした。

それと同時に、とても身の引き締まる思いに、体が縮み上がるような
思いでもありました。

どこでもそうですが、ある「タイトル」をもらったら、それなりの
働きが要求されます。

お給料もそれに見合ったお給料が支払われるからです。

米系証券会社の時も、29歳で「ヴァイスプレジデント」というタイトル
をいただいておりました。

これも、社内規定からすると異例の若い人間のタイトルでしたが、最大手
証券からのヘッドハントであることや、部門の立ち上げを任せるヘッドで
あったことから、過分なタイトルをいただいておりました。

今回も、「ファンドマネージャー」という過分なタイトルをいただいたこと
に対して、本当に感謝の気持ちと「夢が叶い、その第一歩を踏み出せる」と
いう大きな喜びに包まれておりました。

私が入社させていただいた独立系投資顧問会社は、2000年創業の若い会社
ではありましたが、当時で預かり運用資産2500億円、ファンドマネージャー
6名、トレーダー2名、その他バックオフィスや顧問の方々で総勢15名ほどの
会社でした。

運用会社というのは大きいところから、私たちのようなブティック型の少数
精鋭の会社までいろんな運用会社がありましたが、私たちは日本株式に特化し、
多くの会社がTOPIX(東証株価指数)に対して勝てるかどうかを競うのに対し
て、絶対リターン(預かったお金は増やして返すこと)をプラスにすることを
モットーにすることを目指す運用会社でした。

お客様からお預かりした大切なお金は必ず増やしてお返しすることを命題に
していた会社でした。

私以外の5人のファンドマネージャーは、皆さんいろんな投資顧問会社で
素晴らしい成績を上げたすごいファンドマネージャーさんたちだけでした。

その中でも私の師匠でもある社長は、日系証券会社のストラテジストを務め、
外資系投資顧問会社で運用部長を務め、伝説に残るパフォーマンスを残した
「伝説のファンドマネージャー」と呼ばれている人でした。

そんな中、私だけ、ど素人。

そんな環境の中、私のファンドマネージャー生活が始まるのでした。

さて、この先どうなっていくのか、今後に続く。。。。

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