双子の白クマ赤ちゃん通信 跡地
札幌市円山動物園で2008年12月9日に生まれた双子のホッキョクグマ「イコロ」と「キロル」の成長記録です。 双子の旅立ちと担当者の異動により、当ブログは更新を終了しました。 ご愛読ありがとうございました。
by hokkyoku
雪の日
Posted by hokkyoku on 2009年11月4日(水) 21:36
昨日の午後のイコロです。
空から静かに降ってくる何かが気にかかる…
気にかかる…
こんな雪の日でも、厚い皮下脂肪のおかげでプールで楽しく過ごせるホッキョクグマ。
彼らを見ていると、「寒冷地で暮らしてるんだし、もう冬だし、私も脂肪蓄えてていいよねー」
という気持ちになってしまいます。
昔はガリガリだったのになあ。
どうしてこうなったのかなあ。
ここは通さん。
ここは通さん。
進路妨害すると母は引き返していったけれど、兄弟は悠然と通り過ぎて行きました。
母の飛び込み。
母を追って子も飛び込み。
母は大きいな。
立ち上がって何かを見ております。
ミーアキャットのようです。
キロルもイコロが気にかけている何かを見に来ました。
一家揃って気になる何かを鑑賞しております。
園内のメンテナンスの方でした。
対になったようなポーズをとるキロルとララ。
立ち話。(嘘)
井戸端会議。(嘘)
ご近所トラブルでレスリングに発展。(嘘)
イタタタ
さっちゃんも元気です。
さて、ハイイロカンガルーの子が母のお腹の袋からしばしば顔をのぞかせております。
昨日やっとカメラに収めることができました。
http://www.city.sapporo.jp/zoo/topics/topics2-242.html
プレスリリースと公式HP掲載時には写真が間に合わず、お客さまから写真をお借りしたのです。
カンガルーの赤ちゃんがこの世に生を受けてから直面する試練を知ったときは、ちょっと衝撃的でした。
ご存知の方は多いと思うのですが、有袋類は胎盤を持たず、赤ちゃんは超未熟児で生まれてきます。
そして赤ちゃんは育児嚢(お腹の袋)までの長い道のりを自力で這っていくのです。
母親は赤ちゃんのたどる道を舐めておいて、毛を整え、道しるべになるよう匂いをつけるんだそうです。
子宮でじゅうぶんに大きくなってから生まれ出た身としては、「胎盤持とうよ…」と思ってしまいます。
有袋類にもメリットはあるのですが。
正面より横顔のほうがキュート。