双子の白クマ赤ちゃん通信 跡地
札幌市円山動物園で2008年12月9日に生まれた双子のホッキョクグマ「イコロ」と「キロル」の成長記録です。 双子の旅立ちと担当者の異動により、当ブログは更新を終了しました。 ご愛読ありがとうございました。
2010年01月25日 の投稿一覧
母さんと回虫 閲覧注意
Posted by hokkyoku on 2010年1月25日(月) 22:30
こんばんは。
当ブログを始めてから、体重が一ヶ月におよそ600gずつ増えている樋泉です。
イコロとキロルの成長とシンクロしているのでしょうか。
子熊たちの成長の勢いには負けるけれども。
あ、どうでもよろしいですか・・・
申し訳ございません。
この頃更新を怠りがちだったので、時間と気力・体力に余裕のある本日、たくさん更新しております。
プール内からじゃれつくキロルをあしらうララ。
横っ面に張り手。
今度はイコロとララの絡みです。
頭をもみくちゃにして遊んであげております。
息子たち、嬉しそうだなあ。
以下、閲覧注意です。寄生虫の写真がございます。
苦手な方は見ないでくださいね。
私は興味深いものだと思うのですが。
不愉快でしたら申し訳ございません。
こちらはララの体内に居たクマ回虫です。
クマ回虫はクマの小腸に寄生するありふれた寄生虫です。
野生のクマの腸にはほぼ100%居ると聞いております。
栄養を奪い、組織を食い破るおそれありがあり、半年に一回ほど薬を与えて駆虫しているそうです。
そうするとこういったものがたくさん出てくるんですね。
条虫のように長いものと思っておりましたが、15cm程度です。
これを体内で飼ったら痩せられるかと獣医さんに聞いたところ、「無理」とのことでした。
雪に唄えば
Posted by hokkyoku on 2010年1月25日(月) 21:22
♪I'm singin' in the snow
本日は週休日。
ララとイコキロが一緒に過ごす姿を少しでも長く目に焼き付けておきたくて、動物園に赴きました。
降雪の中で見るホッキョクグマは良いものです。
出不精の私を休みにも関わらず職場に向かわせるだけの魅力があります。
今はイコロとキロルの識別が容易ですね。
上がキロル、下がイコロです。
堀に降りて盛んに遊ぶために汚れがちで、キリっとした目の子がキロル。
毛色がきれいで、柔和な目つきの子がイコロ。
最近、行動と顔立ちから受ける印象が釣り合っている気がします。
秋までは容姿から受ける印象と性格が逆だったように思うのですが、いかがでしょうか。
男前キロル。
天に向かって大口を開けるイコロ。雪は旨いか?
そういえば子供のころはこんなことをしたような気がします。
遊び道具になりそうな木の枝を発見したイコロ。
カラスに奪われ
奪い返します。
ポリタンクなどの玩具はことごとく下に落としてしまうので、小さな枝で我慢。
堀に行けない彼は少し退屈そうです。
数十分後、キロルが運んできてくれた浮きで遊んでおりました。
イコの口元可愛いなあ!
素晴らしき哉、浮きと兄弟。
堀は様々な玩具で溢れております。
スコップの破片を抱えてご満悦のキロル。
♪I'm dancin' and singin' in the snow
冬毛のジェイはとてもハンサムでございますね。
夏毛も良いですが、やはり冬毛でしょう。
もう霊長類の殿方は私には不要でございます、食肉類の殿方に見惚れているほうがずっと楽しゅうございます。
という負け惜しみをつぶやいてみる。
観戦者
Posted by hokkyoku on 2010年1月25日(月) 20:50
子熊の心身の成長に遊びは欠かせません。
取っ組み合って遊ぶ相手がいるこの子たちはとても幸福です。
今日も今日とてレスリング。
ちなみに左がイコロ、右がキロルです。
観戦者は人間だけではありません。
明らかにイコロとキロルを見ていますよね、ハシブトガラスたちも。
「オレはキロルが勝つ方に肉一切れを賭ける」
「わしはイコロにパンの耳ひとつ」
「私はイコロの勝利に巣材の毛ひとかたまり」
本熊たちはおかまいなし。
後ろで「行け、イコ」とか「やれキロ」とか言っております。
いや、言ってません。申し訳ありません。
後足で顔面を蹴り上げる技、通称ウルスス・マリティムススペシャル。
イコロの顔が潰れております。
イコロの逃走によりキロル勝利。
イコロとカラスが次の試合の八百長について相談中。
※このブログはフィクションです。実在の動物とは少々関係があります。